膣トレの効果って本当にあるの?

膣トレの効果って本当にあるの?

 

膣トレーニング(膣トレ)について、どの程度ご存じでしょうか。膣トレには、美容や健康に嬉しい効果もたくさんあり、美容・健康意識が高い一部の女性の間では、密かなブームになっています。そこで今回は、知らないままではもったいない、膣トレやその効果について、詳しくご紹介いたします。

■そもそも膣トレってなに?

膣トレーニングとは、膀胱・子宮・膀胱を支え尿道や腟が通る骨盤底筋群を鍛えるトレーニングのこと。骨盤底筋群が引き締まることで、膣内の圧が高まりゆるみが改善します。近年よく聞かれるようになったため、一時的なブームのようにも思われますが、実はその歴史は古く、日本では江戸時代に遊郭の芸者さんたちが始めたトレーニングが発祥なのだとか。

また、欧米では、膣トレは尿失禁治療法として開発された「ケーゲル体操」がもとになっており、この体操は1940年代にはすでに医学の教科書に記載されています。医学的には、骨盤底筋群トレーニングと言われることも多いです。いずれにせよ、何十年も前から行われていたことが分かりますね。

■膣トレの驚くべき効果

膣トレを行うことで、美容面・健康面・ラブタイムにおいて、様々な効果が期待できます。

(1)美容面で得られる効果

 

・下腹部が引き締まる

膣トレで鍛える骨盤底筋群は骨盤の底にある筋肉です。この筋肉は、お腹と背中を腹巻とのように支持する腹横筋と連動し協調して動きます。この2つの筋肉群は、姿勢を保持するインナーマッスルに分類され、腹式呼吸を意識しながら腟トレを行うことで、姿勢がキレイになり、下腹部がスリムになり、より魅力的な体型に近づけます。

 

・猫背の改善

前項と同様に、腹式呼吸を意識しながら腟トレを行うことで、姿勢が保持され、猫背の癖が矯正されます。

 

・ヒップが引き締まる

骨盤底筋は、太ももの筋肉・内転筋ともつながっています。内転筋がゆるむとお尻の筋肉もゆるんできますので、骨盤底筋を鍛えることで、ヒップアップ効果を狙えます。

(2)健康面で得られる効果

 

・尿漏れ・頻尿の改善

膣トレで鍛える骨盤底筋群は、膣だけではなく尿道も支えています。膣トレを行うことで骨盤底筋群の協調運動の機能が向上し、尿漏れや頻尿が改善されます。

 

・子宮脱の予防

子宮脱とは、子宮が膣から外にでてしまった状態のこと。骨盤底筋が衰えると起こりやすくなるので、膣トレで鍛えておくことで子宮脱の予防につながります。

 

・生理痛の緩和

生理痛は様々な原因で起こりますが、骨盤底筋群が固くしこり、動きが悪くなると、月経血の排出へも影響がでてきます。膣トレをすると、骨盤底筋群が、スムーズに動くようになるため月経血の排泄も順調になり、さらに骨盤内の血流もよくなるので、子宮や卵巣の環境が改善され、体温が上昇します。このことも生理痛や骨盤痛の緩和につながります。

(3)ラブタイムにもたらす効果

 

・自分の感度がアップ

膣トレをすることにより骨盤内の血液の巡りが良くなり、代謝がアップします。代謝が良いと濡れやすくなります。また、締まりが良くなることでペニスが、ジースポット(尿道と膣口付近にある性感帯)を効率よく刺激するようになるため、オーガズムに至りやすくなります。さらに骨盤底筋群の筋肉量が多いほど、オーガズムの強く、大きく、深いと言われています。

 

・彼の感度がアップ

膣トレは膣のゆるみを改善し、締まりをよくするトレーニングです。締まりがよくなると、フィット感がよくなりますので、彼に感じてもらいやすくなります。

■短時間でできる膣トレとは?!

膣トレは、尿をがまんずるような感じでキュッと腟と尿道を引き締め、骨盤底全体を持ち上げて、5秒くらい維持、そして力を緩めて、リラックスという動きを繰り返します。短時間で膣トレをマスターしたい場合、お風呂で、腟内に中指と人さし指を第2関節までいれて、小さなチョキを作ります。このチョキに、すこし力をいれておいて、腟を引締め、中指と人さし指が閉じるように練習しましょう。

また、道具を使用するのも1つの方法です。うまく引き締められないと、膣内に入れた道具が落ちてきてしまうので、すぐに気付くことができます。どこに力を入れればいいのかを理解できるでしょう。

 

膣トレには様々な効果があることがお分かりいただけたでしょうか。ぜひ効率よく膣トレを行って、美容も健康もラブタイムも、よりよいものにしていってくださいね。

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