【2015年】インフルエンザの予防接種完全版!効果や接種時期・費用について徹底解説します!

インフルエンザの予防接種は一般的にはインフルエンザを予防してくれたり、重症化するのを予防してくれると言われています。しかし、中にはインフルエンザの予防接種は身体に悪いという意見もあります。今回はインフルエンザの予防接種の効果が本当はどうなのか?またいつ接種するのが良いのか、費用はどれぐらいかかるのかなどをまとめました。

インフルエンザの予防接種とは?

インフルエンザの予防接種を冬になると受けられる方が多いですが、そもそもなぜインフルエンザの予防接種を受ける必要があるのでしょうか?また、本来はどのような効果が期待できるのでしょうか?

ここではインフルエンザの予防接種の効果と内容について簡単にまとめていきます。

インフルエンザの予防接種ってそもそも何?

インフルエンザの予防接種とはワクチンでウイルスを身体に入れることです。「身体に入れることで病気になるんじゃないの?」と心配される方もいるかもしれませんが、身体に入れるウイルスは“不活化ワクチン”と言われ科学的に処理されたウイルスであるため、安全性は高くワクチンの接種でインフルエンザになることは基本的には無いと言われています。

ウイルスを身体に入れることで人の身体はウイルスに対抗しようとして免疫を作ります。免疫が作られることで次に実際のインフルエンザウイルスが入ってきても対抗してくれインフルエンザに罹りにくくなると言われています。

ワクチンとは?

インフルエンザ予防接種後の発熱

どんな人が受けるべきなの?

インフルエンザの予防接種は本来は免疫力の弱い高齢者や子供、基礎疾患を持っている方などハイリスク者と言われ感染すると重篤化するリスクのある方が受けるものです。しかし、米国ではこれらの方だけではなくこれらの方によく接する方も受けるように推奨されています。

例えば、医療関係者の方やハイリスク者の家族、介護者は積極的な予防接種が推奨されており周囲の人が感染を防ぐことでハイリスク者の方に移すことを防ごうという運動が展開されています。

ちなみに日本では以下の方が定期予防接種として、インフルエンザの予防接種を強く推奨されています。

①65歳以上の高齢者
②60~64歳で心臓、腎臓、呼吸器(肺など)に日常生活が極度に制限される程度の障害がある、もしくはHIVに感染しており免疫機能が低下して日常生活が不可能な場合

※②の場合は医師により定期接種が不適当と判断されることもあります。

定期接種に指定された場合は通常よりも予防接種の料金が格安で受けられます。実際の料金に関しては病院ごとに異なるので詳細は病院に確認してみると良いでしょう。

予防接種の対象となる人

2015年度のインフルエンザ予防接種を受ける時期は?

次に2015年のインフルエンザの予防接種を受ける時期についてまとめていきます。インフルエンザの予防接種は効果が出るまで2週間程度の期間を要すると言われています。このため、その年の流行の始まりに合わせて受けることが大切と言われています。

2015年の流行の始まりははっきりとは予測されていませんが恐らく平年通り11月~12月ごろに流行が始まり、ピークを迎えるのは2016年の1月~3月頃ではないかと言われています。

このため、流行前までに免疫を作りたいなら10月中旬~下旬頃に、ピークに合わせるなら11月上旬から12月前までに摂取を受けると良いと言われています。

ちなみにインフルエンザの予防接種は接種後2週間~4ヶ月程度効果が持続すると言われています。このため、早く打ち過ぎるとピークが終わる前に効果が切れてしまう可能性もあるので要注意です。

多くの医療機関は11月が予防接種の適性時期と定めています。特に予定が無い場合は大人はワクチンの持続期間などを考え、予防接種の適性時期である11月に受けておくのがベストと言えるでしょう。

インフルエンザ予防接種のベストな時期は? 効果はどのくらい持続する?

受験生はいつ予防接種を受ければいいの?

絶対インフルエンザに感染できないのはやはり受験生ではないでしょうか?特に親御さんとしても試験の時期にインフルエンザに感染することだけはなんとしても避けたいと思います。

受験生といえば、高校受験を控えた15歳、もしくは大学受験を控えた18歳前後の方が大半だと思います。15歳、もしくは18歳の方の場合は現在「予防接種を何回受けるのが効果的か?」という議論がされておりはっきりとした結論は出ていませんが、医師の判断により予防接種を2回受けた方が良いと言われるケースもあります。

また、ウイルスの変異が大きく見られた年や昨年予防接種を受けていない方は2回の予防接種を推奨されることもあります。

受験生の場合は11月中旬に1回目、12月中旬に2回目の予防接種を受け試験に備えるという方が多いようです。

以外に低い接種1回のみの効果

3.13歳以外は何回接種すればよいのでしょうか?

2回接種するタイミングは?

ここで少し2回接種するタイミングについてまとめておきます。原則としては2回接種する場合はある程度間隔を空けて摂取する必要があります。

13歳以上の場合は接種間隔は1~4週間、13歳未満の場合は2~4週間の間隔を開けるほうが良いと言われています。また、予防接種の効果を高めるためには3~4週間の間隔を空けて摂取することがベストと言われています。

2回目の予防接種をいつ受けるかは1回目の予防接種を受けた際に医師と相談してみるのも良いでしょう。

4.インフルエンザワクチンを2回接種する場合の接種間隔は、4週間がもっともよいとされています。その理由を教えて下さい

乳幼児が予防接種を受ける時期は?

お子さんを「インフルエンザから守りたい!」という理由で予防接種を受けさせたい親御さんも多いと思います。幼児の場合、基本的に予防接種は2回行うことになります。原則としては、大人と同様に12月までに予防接種が終了しておくようにします。

ただし、1歳未満の乳児へのワクチンの効果はまだ照明されていません。このため、1歳以下の乳児にインフルエンザの予防接種を受けさせたい場合は一度医師に相談してみましょう。

医師によっては乳児に摂取するのではなく周囲にいる両親や兄弟、祖父母への接種を勧めることもあります。

1歳以下の乳児にはインフルエンザワクチン接種は必要ですか? ワクチン接種の効果的な接種時期はいつごろですか?

インフルエンザの予防接種って本当に効果があるの?

ここまでインフルエンザの予防接種を受けたほうが良い時期などについてまとめてきましたが、中にはインフルエンザの予防接種には効果がないという意見もあります。果たしてこの意見は本当なのでしょうか?

ここではインフルエンザの予防接種の効果の是非について検討してみます。

予防接種が効かない証明?

インフルエンザの予防接種が効果があるかどうかの議論が起こる原因の一つとして前橋レポートと呼ばれるものがあります。これはインフルエンザの集団予防接種に疑問を持った前橋市の医師会が中心になり行った調査です。

前橋レポートとは予防接種をしなかった市町村と予防接種をした市町村でインフルエンザの罹患者数を統計を取って比較した調査結果です。そして、予防接種を受けた地域の方が予防接種を受けていない地域に比べてインフルエンザの感染率が高いところがあったと発表しています。

このレポートは非常に多くのデータが取られており有効だと言われる反面、調査対象となった人が予防接種を受けた人と受けていない人にしっかり分類できておらず余り信ぴょう性が無いという意見もあります。今も前橋レポートの解釈がインフルエンザの予防接種の論争の火種になることがしばしばあります。

インフルエンザワクチン無効派陣営の教科書「前橋レポート」、間違いだらけの前橋レポートの解釈をしているワクチン反対派

予防接種に含まれている成分が子供に悪い?

一方でインフルエンザの予防接種に含まれている成分が身体に悪いという意見もあります。ワクチンに含まれている微量の水銀や動物の細胞、抗生物質や乳化剤は身体に悪影響を与えていると言われています。

また、子供の場合は特にこれらの成分の影響を受けやすいとも言われています。ワクチンが投与されることで許容量の数100倍を超える水銀が体内に入ると言われており、米国やイタリアではワクチンの接種と自閉症の因果関係が認められているそうです。

厚生労働省の解釈は?

ここまで述べてきたようにインフルエンザの予防接種に関しては否定的な意見も存在します。しかし、厚生労働省は完全に予防することはできないものの発症の予防効果を高め、重症化や死亡を予防する上では有効という見解を発表しています。

また、乳幼児のインフルエンザワクチンに関しては発病防止効果は20~50%程度と差があるものの効果があるときもあると述べています。

このことからインフルエンザワクチンは完璧とは言えないものの一定の効果はあるという見方が一般的です。しかし、インフルエンザワクチンに含まれている成分には様々な不安点を訴えられている方も大勢いらっしゃいます。

Q.20: 乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えて下さい。

妊婦さんも予防接種は受けていいの?

インフルエンザの予防接種を行う際に妊婦さんも受けて良いのか疑問に感じられている方も多いと思います。実は妊娠中もインフルエンザの予防接種は受けても大丈夫と言われています。

インフルエンザの予防接種に使われるワクチンは不活化ワクチンと呼ばれるものです。不活化ワクチンとは死んだウイルスを使用して作られるものです。このため、毒性は少なく妊婦さんや胎児への影響も少ないとされており、むしろ重症化予防のために妊婦さんの予防接種に関しては推奨されている方もいらっしゃいます。

妊婦さんがインフルエンザワクチンを接種した方が良い理由とは?

なぜ妊婦は予防接種を受けた方が良いの?

妊婦さんに予防接種が勧められる理由はもし感染して重症化した際にタミフルやリレンザなどの治療薬が原則として使えない可能性があるためです。これらの薬は副作用がある為、母体への影響を心配する声もあります。

一部ではタミフルやリレンザを使用しても大丈夫という見解もあるそうですが、実際にはまだ統一した見解が無く余程のケースでない限りは使用を控える医師の方も多いです。

妊婦さんがインフルエンザワクチンを接種した方が良い理由とは?

ワクチンに含まれている成分は大丈夫なの?

インフルエンザワクチンの有効性、毒性が議論される際によく話題に上がるテーマに水銀があります。インフルエンザワクチンには水銀が使用されており、この水銀は特に子供に対しては強い影響があるという見解があります。

母体や胎児に対しては影響は無いという意見もありますが、お腹の赤ちゃんが心配という方は水銀が使用されていないタイプもあるそうなので、予防接種を受ける予定のクリニックで一度確認してみると良いでしょう。

妊娠中にインフルエンザの予防接種をしても大丈夫?

妊娠初期に受けても大丈夫なの?

妊娠をされている方で予防接種を受ける際の注意点として妊娠初期があります。妊婦の方は予防接種を受ける時期は2015年の時点では特に制限をされておらず妊娠初期でも予防接種を受けても構わないという意見もあります。しかし、自然流産を起こすことも多い時期のため避けたほうが良いのではないかと言われる方も出てきています。

また、妊娠初期で予防接種を受けるのが怖いという方は家族や身近にいる方が代わりに予防接種を受けて予防をすることで自宅にウイルスを持ち込まないように注意しましょう。

自然流産するリスクは怖いけど、予防接種を受けておきたいという方は一度主治医に相談してみましょう。

妊娠中にインフルエンザの予防接種をしても大丈夫?

赤ちゃんの予防接種はいつから可能なの?

妊婦さんの予防接種についてまとめましたが、赤ちゃんの予防接種に関しても再度まとめておきます。

まず、赤ちゃんの予防接種ですが、厚生労働省は確実ではないものの一定の効果があるという見解を発表しています。しかし、その一方で水銀が子供にもたらす有毒性が指摘されていたり、そもそも1歳未満の乳幼児に関しては確実に効果があるかも分からないという理由から予防接種を断っている病院もあります。

厚生労働省でも指摘しているように乳幼児に関しては予防接種を無闇に受けさせるのではなく、よく接触する両親や兄弟、祖父母などが摂取して赤ちゃんにうつさないような環境を整えることが大切かもしれません。

Q.20: 乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えて下さい。

1歳以下の乳児にはインフルエンザワクチン接種は必要ですか? ワクチン接種の効果的な接種時期はいつごろですか?

インフルエンザの予防接種費用について

次にインフルエンザの予防接種費用についてまとめます。インフルエンザの予防接種費用ですが、病院によって違いがあるため相場がいくらなのかが気になるという方も多いと思います。

そこでここではインフルエンザの予防接種費用の相場などについてまとめていきたいと思います。

そもそもなぜ値段が地域により異なるの?

一般的な相場の前にそもそもなぜ地域により値段が異なるのかについてまとめていきたいと思います。

医療費には保険診療と自費診療があるのですが、インフルエンザの予防接種は基本的には自費診療と言われるものです。自費診療とは公費の負担がなく基本的には全額患者が支払う必要があるものです。

(ただし、高齢者など定期接種が勧められている方に関しては一部公費での負担が行われます。)

自費診療の料金に関しては実は病院側が自由に定められるというルールがあります。その年に使用しているワクチンの種類にもよりますが、インフルエンザの予防接種のワクチンの仕入れ値は1本2100円程度かかると言われています。

このため、人件費などと合わせて考えると1回の予防接種の相場は約4000円程度はかかるという見方が立てられています。

病院が予防接種の料金を安くする理由

では、なぜ予防接種の料金を安くする必要があるのでしょうか?その理由はワクチンの性質と病院が抱える事情にあります。

まず、インフルエンザワクチンですが、1本につき1.1ccが含まれていますが、一人の予防接種に使う量は約0.5cc、つまり1本のワクチンは二人分なのです。そして、インフルエンザワクチンは一度開封してしまうとその日の内に使いきらなければならないと定められています。

その日の内にもう一人が来てくれれば良いのですが、値段が高いなどの理由で来てくれる人が少ないと廃棄する量が増えてしまい病院にとってはその分、赤字となってしまう可能性が高まります。

ワクチンが安い病院があるもう一つの理由として病院側が抱える事情があります。病院の中には1000円など赤字覚悟でインフルエンザの接種料金を安くして予防接種を行うところがあります。これは、実際には赤字なのですがより多くの方に「ワクチン接種を機会にうちの病院に来てもらおう」という病院側の集客戦略の一つとして指摘されています。

実際にはワクチンはいくらで提供しないといけないということは決められていないのですが、一部の医療機関が安く提供している影響もあり、どうしても相場で提供している医療機関が高く見られてしまうという現状があるそうです。

逃げられない在庫ロスと接種費用、患者集めのためにあえて赤字で摂取する医療機関も

主要都市の接種費用はいくらぐらい?

ここまで、インフルエンザの予防接種費用が病院や都市別に異なる理由についてまとめてきました。実際には接種費用は多くの資金が必要なのですが、その費用は広告費と割りきって安く提供している医療機関も中には存在します。

とはいえ、地域によって接種費用は概ね同じ程度で定められています。そこで、ここでは主要都市の接種費用の相場と相場の調べ方についてまとめていきたいと思います。

■東京

東京では病院により差はありますがおおよそ3500円前後で予防接種を行ってくれるところが多いです。安いところでは3000円以下の価格で接種できるところもありますが、4000円以上の価格でないと予防接種ができない病院やクリニックもあります。

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つばさクリニックのインフルエンザ予防接種は2つの料金体系

■大阪

大阪は東京に比べると3000円以下で受けられるクリニックや病院が多く予防接種の相場としては3000円前後の価格だと考えられます。

インフルエンザワクチン接種について

予防接種及び自費検査

■名古屋

名古屋も東京同様に相場は3500円前後のところが多いです。安い病院やクリニックを探せば2000円代で予防接種をしてくれるところもあります。しかし、反対に予防接種の料金が高いところも多く病院やクリニックにより料金に開きがある印象です。

2015年度のインフルエンザ予防接種について vol.6 ~予防接種の回数・料金~

医院よりお知らせ

■他の地域の相場の調べ方は?

他の地域の相場の調べ方についてお伝えしておきます。一番良い方法としては「(あなたの住んでいる地域) インフルエンザ 予防接種」などでインターネットで検索していくつかの病院のHPを確認してみてください。インフルエンザの予防接種の時期になると多くの病院のホームページではトップページに料金を記載してくれています。

2015年の料金の全国相場などを発表してくれているサイトもありますが実際は地域によりかなり差もあるので一度調べてみるのがベストでしょう。

インフルエンザ予防接種に副作用はあるの?

最後にインフルエンザの予防接種の副作用についてです。インフルエンザの予防接種を受けると様々な副作用が出る時があります。具体的には以下のような副作用が起きることがあります。

・発熱
・頭痛
・下痢
・めまい
・腫れ など

これらの副作用がなぜ起きるのかについて見ていきたいと思います。

発熱や下痢、頭痛、めまいはなぜ起きるの?

インフルエンザの予防接種後に発熱などの症状を訴えられる方がたまにいらっしゃいます。これはインフルエンザの予防接種の副作用でインフルエンザに感染してしまったと感じられる方も多いですがその可能性は非常に低いです。

発熱を例になぜ様々な副作用がワクチンの接種で起こるのかについて考えてみます。

インフルエンザの予防接種に使われるのは基本的には不活化ワクチンと呼ばれるものです。不活化ワクチンとは通常のワクチンと異なり注射するウイルスを科学的に処理してあるため、予防接種を受けたからといってインフルエンザに感染する可能性はほぼ無いと言われています。

とはいえ、実際には全体の5~10%程度の方はインフルエンザの予防接種を受けた後に発熱などの症状が出ることがあると言われています。

その理由として考えられるものは2つあります。一つは人の自然な現象として発熱している場合です。いくら不活化ワクチンとはいえ、人にとって異物であることは間違いないです。そして、不活化ワクチンが注射されると人の体は「なんだか普段無いものが入ってきた!追いだそう!」として体温を上げて異物を倒そうとします。

この現象が注射後に起きる発熱の正体となっていることがあります。つまり、注射後の発熱は異常なことではなく人の身体が本来持っている自然な防御機能と言えます。

もう一つの可能性は風邪など別の病気にかかっている可能性です。インフルエンザの予防接種を受ける時期は風邪なども流行しやすいシーズンです。このため、インフルエンザの予防接種の時期に偶然風邪などに罹り熱を出してしまうというパターンもあるそうです。

頭痛や下痢、めまいに関しても発熱と同じような状態であると言われています。発熱や頭痛、下痢は全身性の副作用と言われており、発熱の際と同様に起こる可能性があります。これらの症状はウイルスを身体から追いだそうとする自然な反応から来ているのである程度は仕方ないそうです。

また、これらの症状は通常はひどくても2~3日で無くなるためと言われています。頭痛がひどい場合は頭痛を抑える薬を飲んで対応しても良いそうなので余り気にしないようにしましょう。

インフルエンザ予防接種後の発熱

新型インフルエンザ予防接種後の症状について

腫れは範囲に注意!

インフルエンザの予防接種の後に注射した部位が腫れるという方もいらっしゃいます。これに関しては通常はそれほど気にする必要は無いと言われています。というのも注射した後に腫れるのはインフルエンザウイルスに対抗する抗体が作られている自然な現象です。

注射した部位で不活化ウイルスと身体が戦っている証でむしろ悪い反応というよりは身体が正常に反応してくれていると考えてよいでしょう。

ただし、範囲が注射した箇所からどんどん広がっていく場合には注意が必要と言われています。特に肘を超えて手の先に向かっていっている場合や腕を超えて体の方まで腫れが見られる場合は要注意です。

これは、身体が過剰に反応しすぎている可能性があり一種のアレルギーのような状態を起こしている可能性があります。身体が過剰に反応しすぎている場合はアレルギーを抑える抗アレルギー薬を処方してもらう必要があります。

放っておくと危険な状態になる可能性もあるため一人で判断せず少しでも腫れがおかしいなと感じれば受診した病院にすぐに相談してみるようにしましょう。

インフルエンザ予防接種と副反応について

インフルエンザ予防接種後に運動はしてもいいの?

少し副作用とは異なりますがインフルエンザの予防接種後の運動についてもまとめておきます。一般的には予防接種後に激しい運動を行うことは余りよくないと言われています。激しい運動自体が体調に変化をきたしやすいため接種後24時間以内は余り好ましくないというのが理由だそうです。

また、運動と同様に飲酒も接種後24時間以内は控えるべきと言われています。ちなみに入浴に関しては以前は不可とされていましたが、最近は予防接種をしてから1時間以上経過すればOKと言われています。ただし、予防接種を受けた箇所を強くこすらないように注意が必要です。

予防接種後に、飲酒や激しい運動をしても大丈夫ですか? 予防接種の当日に入浴しても大丈夫ですか?

卵アレルギーの人は注意が必要なの?

最後に卵アレルギーの方がインフルエンザの予防接種を受ける際の注意点についてまとめておきます。インフルエンザの予防接種と卵アレルギーに関しては実は関係があると言われています。ワクチンを作る工程で鶏卵を使用しているため、インフルエンザワクチンの中には微妙に卵の成分が含まれています。

この影響で予防接種をした際に卵アレルギーが出てしまう方がいらっしゃいます。とはいえ、卵アレルギーを持たれている方全てが予防接種ができないわけではありません。卵アレルギーに関してはアナフィラキシーと呼ばれる重篤な症状(呼吸困難や意識の喪失、血圧の低下など)が起きなければ予防接種を受けても大丈夫と言われています。

また、卵アレルギーが重度な方の場合でも皮内反応と言い、皮膚の中に少量のワクチンを入れてアレルギー反応が本当に起こらないか確認しながら予防接種を行う方法もあります。

卵アレルギーがあって予防接種を受けるのが心配という方は一度医師の診察を受けてみて予防接種を受けても大丈夫なのかを相談してみましょう。

インフルエンザの予防接種に関する体験談・感想

ますくんさん(会社員・50~54歳・男性)

持病のぜんそくがあるため、毎年必ず受けています。なぜかインフルエンザにはかかってしまいます。

syoutatokyoさん(会社員・40~44歳・女性)

長男が小学生ということで私、妻、長男(小学校3年生)の3人とも毎年予防接種を受けていますが、残念ながら昨年は私と長男が昨年インフルエンザに掛り予防接種を受けていたため軽傷で済んだのですが、他人への感染防止の観点から1週間自宅待機を強いられました。今年はいろいろなインフルエンザに聞くワクチンによる予防背接種ワクチンで予防できるということで、インフルエンザに掛らないことを信じて予防接種を家族全員受けたいと考えています。

プレセアさん(専業主婦・35~39歳・女性)

同居していた家族が全員(祖母、弟、自身)が予防接種を受けていましたが、弟は、2年連続でインフルエンザにかかるという事態になりました。職場でインフルエンザが流行っていたとのことですが、予防になるのかどうが少し疑問に思ってしまいました。逆に幸にして、祖母と自身もうつらなかったのは予防接種のおかげなのかと思っています。ただ、私は毎予防接種を受けるたびに注射した周りに手の平程度の赤身を帯びてしまうのと、微熱になってしまうので今後お医者様と相談して接種しようと思っています。

じゃすさん(会社員・40~44歳・男性)

インフルエンザの予防接種は、毎年、私以外の家族は接種しています。私は、専業なので、ほかの家族に比べると、人と接触する機会が少ないかな、と思い。子供は毎年2回必ず。予約を入れて接種しています。一瞬で終わるのですが、予防接種に連れて行くのは、毎年バトルです。12月に入ると、混雑し始めるので、10月中ごろになると1回目をうちます。夫は、仕事場や電車の中でうつる可能性大なので、いちばんに受けてもらっています。子供の同級生の中には、予防接種しないという派もいます。

yy子さん(OL・30~34歳・男性)

幼稚園に通う子供が二人いるので、毎年インフルエンザの予防接種は受けています。今まで子供がかかるとかわいそうと思い、毎年打ってきましたが一昨年は子供たちは体調が万全ではなかったこともあり、2回接種のうち1回しか打つことができませんでした。そしたらインフルエンザにかかってしまい重傷ではなかったものの苦しい日々を過ごしてしまいました。大人は一回接種で良いので一回打っていたので移りませんでした。やはり少しは効果はあるのかなと言う気がします。ただ、インフルエンザワクチンはあまり体には良くないものだと言う方もたくさんいらっしゃって、体にむやみにワクチンを打つのはよろしくないという情報を得てからは本当に打って良い物かと悩んでいます。

まとめ

以上がインフルエンザの予防接種に関してです。インフルエンザの予防接種に関しては受けると副作用のリスクがあることやワクチンに含まれている成分の有毒性が指摘されていることも最近出てきています。

しかし、確実にインフルエンザを予防する効果は無いにしてもある程度インフルエンザの発症を予防して感染しても重症化することを防ぐ上では非常に有効とも一般的には言われています。また、インフルエンザの予防接種を受けることは決して強制ではありませんので、受けるか受けないかは個人の自由です。

一昔前は病院に行けば医師の言うことに従うという慣習がありましたが、最近では病院でも個人の意志を尊重するところが多く医療職者は適切な情報を提供してそれを元に個人で判断するという習慣に変わってきつつあります。

インフルエンザの予防接種に関してもこれと同じことが言えるのかもしれません。インフルエンザの予防接種は予防をするための効果もあるが、副作用や含まれている成分が今後身体に悪い影響をもたらす可能性もゼロではありません。

このことを頭に置いて予防接種を受けるべきかどうかをしっかりと個人で判断する必要があるでしょう。「予防効果がある」、「重症化を防ぐ」という良い側面や「身体に悪い」、「将来的に健康を乱す」という悪い側面のどちらかだけを見るのではなくその両面をしっかりと見て予防接種を受けるかを判断するべきでしょう。

また、一人で判断できない場合こそ専門家の意見を聞くのも一つの手でしょう。インフルエンザの予防接種は鶏卵の成分なども含まれており人によっては予防接種を受けることで重篤な副作用が現れるリスクもあります。

「自分が本当に受けても大丈夫か心配・・・」というときこそ専門家に頼り正しい判断を行うようにしましょう。インフルエンザの予防接種だけではなく、健康を作るのはあなた自身が正しい知識を得て判断していくことも非常に大切です。

そして、判断する際に上手く専門家の意見を取り入れ正しい判断をできるようにしていきましょう。

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