胸焼けの症状から考えられる5つの病気とは!?原因や解消法もご紹介!

胸やけを感じている人はかなり多いのだそうです。「ちょっと胸がむかつく程度だから、まぁいっか」と放置している人、いませんか!?実は胸やけは病気のシグナルという場合もあるのだそうです。また、胸やけをほったらかしにしていると、胃がんになる恐れまで…!?手遅れになる前にぜひ知っておきたい、胸やけにまつわる知識を集めました。

胸焼けの症状と解消法が知りたい!

「胸やけ」って具体的にどんな症状のことを言うのでしょうか?胸やけの症状がよく分からないまま「ただの食べ過ぎかな」「胃腸が弱っているのかな」となんとなくそのまま過ごしている人もおられるかもしれませんね。

実は胸やけは大きな病気のサインであることも!そのまま放置していると、食道がんに進行する恐れもあるのだそうです!今回は胸やけの症状やその裏に潜んでいるかもしれない病気、今日からできる解消法や治療法を一挙ご紹介します。胸やけの正しい知識を身につけて、健康的な毎日を取り戻しましょう!

「胸やけ」について知ろう!

そもそも「胸やけ」ってどんなものか詳しく説明できますか?「胃痛」なら「胃が痛い」、「骨折」なら「骨が折れる」と言葉を聞いただけで大体の症状がイメージできますが、「胸がやける…?」ちょっと分かりにくいですよね。胸やけって一体どんな症状で、どんな人に起こりやすいのでしょう?胸やけに関する正しい知識を身につけましょう!

胸やけとは?

胸やけの症状とは、一体どんな感じなのでしょうか?一般的には、次のように感じることが多いそうです。

●胸の中心部分が焼けるように感じる
●酸っぱい水や胃液が口まで上がって来るように感じる
●胸がムカムカする

どうやら胃の上部に不快感を感じることが多いようですね。普段は特に問題無くても、お肉を食べた時や満腹時に胸がムカムカしたり、起床時に口の中が酸っぱいように感じるという方もおられるようです。胸がムカムカする、焼けるように熱く感じるという方は、胸やけの症状かもしれませんよ。

胸やけの原因は?

こうした胸やけの症状は、主に胃酸が食道に逆流することで起こると考えられています。通常私たちの胃は胃酸が食道に戻らないよう、胃と食道の継ぎ目がきゅっとくびれた形状をしていますが、何らかの原因でその機能がうまく働かず、食道へと胃酸が侵入してしまう事があるのだそうです。

胃酸が逆流する原因は、次のようなものが考えられます。

1)胃と食道のつなぎ目の緩み
2)胃酸の過剰分泌
3)胃の内圧が上昇することで、無理やり食道へ胃酸を逆流させてしまう。
4)食道の内圧が低下することで、逆流してきた胃酸を胃へと押し戻すことができない。
5)胃腸機能の低下
6)唾液の分泌が低下することで、胃酸が唾液で中和されず炎症を起こしやすくなる。

胃酸の逆流は「逆流性食道炎」という病気の主症状であることから、胸やけで受診した場合「逆流性食道炎」と診断されるのが一般的のようです。

しかし胃酸の逆流症状を訴える6~8割の方には胃液による食道の炎症等が見つからず、逆流性食道炎ではない「非びらん性胃食道逆流症」と診断されることも多いようです。この場合は胃酸の逆流だけでなく、その他にも様々な要因が考えられると言われています。

胸やけの原因は、主に胃と食道の健康状態と関係がありそうですね。では、胸やけと胃もたれには何か関連があるのでしょうか?

胸焼けと胃もたれの関連性

ちょっと食べ過ぎたな…というときに胃もたれを感じたことがある方は多いと思いますが、胸やけの症状を感じる方の中には胃もたれに悩まされている方も多いのだそうです。これは一体何故なのでしょうか?

胃は入ってきた食べ物を胃液である程度消化してから小腸へと送る働きをしていますが、ストレスなど何らかの要因で胃酸の分泌量が減ったり、胃の働きが弱まると食べ物がいつまでも胃に滞留して「胃もたれ」を感じるのだそうです。しかし胸やけは「胃酸の分泌過剰」が主な原因でしたよね。正反対と思われる胸やけと胃もたれですが、実は共通点があるようです。

それはズバリ、「ストレス」「食べ過ぎ」「早食い」「脂肪分の多い食事」が原因になることです。

この4つの要因は、どれも胸やけと胃もたれをもたらすことが分かっており、どうやら両方の症状は併発しやすいようです。胸やけと胃もたれを同時に感じる方が多いのも納得ですね。

胸焼けと妊婦の症状の関係

妊娠中に胸やけの症状を感じる方はとても多いと言われていますが、妊娠期間中は仕方のないことなのだそうです。妊娠中は胃の機能が低下する他、大きくなった子宮に胃が圧迫されて胃液が食道へと逆流しやすくなるため、どうしても胸やけを感じやすくなるのだそうです。

消化を良くするためにしっかりと噛む、1回の食事量を減らすなどで症状を軽くすることもできるそうですが、あまりにも胸やけの症状が強い場合は、かかりつけの婦人科や産婦人科で相談しましょう。赤ちゃんにも影響のないお薬を処方してもらえるようですよ。

妊娠中もおいしく食事をとって赤ちゃんに栄養を届けるためにも、つらいときは無理せず休み、薬の力にも頼って乗り切ってくださいね!

胸焼けと考えられる4つの症状

胸やけと言えば「胸がムカムカする」という症状がイメージしやすいかと思いますが、その他にも胸やけと考えられる症状があるのだそうです。1つだけではなく複数の症状が組み合わさることもあるため、症状が多い程「胸やけ」の可能性は高まるそうですよ。胸やけの症状とは、一体…?

1.酸っぱいものがこみ上げる

胸やけの症状として代表的なものに、「口の中に酸っぱいものが上がって来るような感じがする」というものがあるそうです。この症状を「呑酸(どんさん)」と言い、胃酸が口の中にまで逆流することによって口の中で感じる、酸味や苦みなどの不快感のことを言うのだそうです。

特に胃に食べ物が入った状態で横になったときに、胃酸や食べた内容物が逆流しやすいことが分かっているそうです。呑酸でお悩みの方は、就寝直前の飲食を控えたり、クッションや枕などを上手に使って頭が胃よりも高くなるようにして寝るのが良いそうですよ。

2.吐き気がある

「胸がムカムカする」という言葉からもイメージしやすいかと思いますが、胃酸や食べた物が食道へと逆流すると、吐き気をもよおすことが多いそうです。食道が炎症を起こしてムカムカするのはもちろん、呑酸がきっかけとなって嘔吐してしまう人もいるそうです。

一般的に吐き気だけでは何の病気か分かりませんが、吐き気と同時に呑酸や胸の痛みなどの症状も感じている場合は、逆流性食道炎の可能性が疑われます。

吐くほどではないが胸がむかつく程度の人から嘔吐してしまう人まで程度は人それぞれですが、吐き気がひどいと日常生活にも支障が出てくるため早急に改善したいですね。吐き気のつらい方は我慢せずに、医療機関を受診するようにしましょう。

3.常にお腹いっぱい!?腹部膨満感

胸やけの原因として良く知られる逆流性食道炎では、腹部膨満感を感じることも多いそうです。そもそも腹部膨満感とは胃腸が膨らんで圧迫されているように感じること。胸やけとは何の関係も無さそうですが、逆流性食道炎と腹部膨満感には共通する「原因」があるようです。

その原因とは、「食べ過ぎ&早食い」です。早食いの人は食事と一緒に沢山の空気を体内へと取り込みやすく、胃に空気が溜まったり腸内でガスが発生しやすくなるのだそうです。また、食べ過ぎや飲みすぎも胃が膨らんで膨満感へとつながります。

逆流性食道炎になりやすい人は、とにかく「食べるのが早い・量が多い」と指摘されることが多いそうです。そうして日々胃腸を酷使することで消化機能が低下し、腹部膨満感を感じやすい体になるのだそう。腹八分目・ゆっくり食べることは健康にとって非常に大切なんですね。

4.食道が焼けるように熱い

胸やけを起こしていると、胸の下部周辺に焼けつくような不快感を感じることがあるそうです。これは食道へと逆流してきた胃酸で食道が荒れてしまっているのが原因と考えられますが、人によっては胸の上部から喉付近まで痛みが広がることもあり、非常につらい症状のようです。

食道が炎症を起こして痛みを感じる場合、その他の病気の引き金になる可能性もあるため、ガマンするのは得策とは言えません。速やかに医師の診察を受けて、適切な治療にとりかかりましょう。早期に治療を開始することで、重症化を防ぎすぐに健康な日常を取り戻せるかもしれませんよ。

胸焼けに伴う3つの症状

一般的に「胸やけ」を感じている人は、胸以外にも何かしらの不快感を感じている人が多いそうです。そうした症状は胃酸の逆流によるものだけでなく、胸やけを起こしやすい生活習慣から来るものや、その他の病気の可能性もあるそうです。あなたの胸やけ、本当に放っておいて大丈夫ですか?3つの症状をご紹介します。

1.腹痛

胸やけと同時に腹痛を感じる方は、胃の機能が低下しているだけの場合もありますが、逆流性食道炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気が隠れていることもあるそうです。一時的なものなら問題ないかもしれませんが、腹痛が何日も続くようなら医師の診察を受けることをおすすめします。

「胸がムカムカするなぁ…」「なんだか胃も痛いなぁ」という方は、まずは病院を受診しましょう!もし腹痛が大きな病気のサインなのであれば、早期治療が必要です。単なる思い過ごしだったらラッキーと考えて、まずは恥ずかしがらずに医療機関を受診しましょう。

2.胃もたれ

胃もたれと胸やけを同時に感じる方も多いようですが、この場合はまず逆流性食道炎が疑われるそうです。

先ほど逆流性食道炎と胃もたれの共通の原因として、「ストレス・食べ過ぎ・早食い・脂肪分の多い食事」を挙げましたが、その他にも加齢や喫煙、アルコールや香辛料の多い食事なども胃もたれの原因となり、こうした胃に負担となる生活を続けることで、胸やけや胃もたれを引き起こすと考えられています。

生活習慣が原因の場合は日々の生活を正すことで改善する可能性がありますが、胃潰瘍や慢性胃炎などその他の病気の可能性もあるそうです。体からの危険のシグナルかもしれませんので、胃もたれが長期にわたっている場合や症状が重い場合は、必ず医師の診察を受けましょう。

3.胸の痛み

胸やけの症状でお悩みの方には、みぞおちから胸の下あたりが締め付けられるように感じたり、焼けつくような痛みを感じることも多いそうです。これは胃酸が食道へと逆流することによる逆流性食道炎やストレスから来ているという可能性もありますが、狭心症や心筋梗塞といった心臓疾患によるものとも考えられるそうです。

呑酸が苦しい、胸がムカムカするといった方は逆流性食道炎かもしれませんが、素人判断は危険です。もし心臓に不安のある方は心臓疾患の恐れもありますので、胸の痛みを感じたらすぐに医療機関を受診することをおすすめします。

注意!胸やけの症状が出る5つの病気

これまで単に「胸やけ」の症状をご紹介していきましたが、胸やけが病気のシグナルという場合もあるようです。一般的な逆流性食道炎はもちろんのこと、その他にも考えられる病気は沢山!放置しておくと、胃がんにつながるケースまであるそうです。当てはまる症状がないか、しっかりチェックしていきましょう。

1.逆流性食道炎

胸やけの症状が出た場合、一番に疑われるのが「逆流性食道炎」だそうです。逆流性食道炎は名前のとおり、胃酸が逆流して食道に炎症を起こしている病気で、胸やけが発生するメカニズムと同じだと考えられるためです。

逆流性食道炎の主な症状は次のとおりです。

・呑酸(胃酸が口の中まで上がってくる)やげっぷ
・胸の痛み
・胃もたれ
・のどの違和感
・咳や気管支炎
・耳の痛み

胃もたれは胃の機能低下によるものかもしれませんが、その他の症状は全て逆流した胃酸が原因だと考えられるようです。医師の診察を受ければ生活習慣改善のアドバイスや薬の処方をしてもらえますし、それでも治らない場合は手術で治療するという方法もあるそうです。「もしかして…?」と思う方は、悩まずすぐに医療機関を受診しましょう。

2.十二指腸潰瘍

私たちの体は消化器官が胃酸などによって溶かされないよう、通常粘膜や粘液などによって守られています。しかしストレスや遺伝、生活習慣の乱れなどによって体内バランスが崩れると、防御反応が弱くなって消化器官が溶かされてしまうことがあるようです。

これが胃で発生した場合を胃潰瘍、十二指腸で発生した場合を十二指腸潰瘍と呼んでいますが、十二指腸潰瘍になると胸やけの症状が発生することが分かっています。

十二指腸潰瘍の主な症状は次の通りです。

・みぞおち周辺が痛む
・げっぷ
・不快感
・吐き気や嘔吐
・背中の痛み
・まれに吐血や下血(おしりから出血すること)

十二指腸潰瘍の痛みは空腹時や夜間に現れることが多く、就寝前などにみぞおち付近に強い痛みを感じる場合は十二指腸潰瘍の可能性があるかもしれません。病院で十二指腸潰瘍と診断されれば投薬治療や、生活習慣による原因をつきとめ適格なアドバイスを受けることができるそうです。

当てはまる症状が多い方は、ぜひ医師による診察を受けることをおすすめします。

3.胃炎

胃粘膜が炎症を起こした状態の「胃炎」には急性胃炎と慢性胃炎の2種類あるのですが、どちらも胸やけに近い症状からはっきりとした胸やけの症状が現れることがあるそうです。

◆急性胃炎の主な症状
・胃が腫れる
・胃がただれる
・胃からの出血
・みぞおち周辺の痛み
・腹部膨満感(胃もたれ)
・吐き気や嘔吐
・下血(おしりからの出血)

◆慢性胃炎の主な症状
・胃もたれ
・不快感
・食欲不振
・胸やけ
・腹部膨満感(胃もたれ)
・げっぷ

急性胃炎の場合はウイルスや細菌感染、ストレスやアルコールの過剰摂取が、慢性胃炎の場合はピロリ菌が主な原因と言われています。病院では内視鏡を使って胃粘膜を診察しますが、炎症で粘膜が萎縮してしまっている萎縮性胃炎の場合、慢性化すると胃がんになりやすいことが分かっており、放置は大変危険だと言えます。

急性胃炎の場合、薬の服用や生活習慣の改善などの治療を行います。慢性胃炎の場合は主に内服薬での治療となり、ピロリ菌を除去する治療も取られるそうです。症状の悪化を防いで健康的な日常を取り戻すためにも、早期治療に取り組み完治を目指しましょう!

4.胃潰瘍

胃酸や胃の消化液によって胃が傷つき、潰瘍が出来た状態を胃潰瘍と言いますが、この病気もまた胸やけの症状が現れやすい病気と言われています。

◆胃潰瘍の主な症状
・空腹時の胃の痛み
・口臭
・呑酸
・胸やけ
・吐き気や嘔吐
・吐血や下血(おしりからの出血)
・背中の痛み

普段は自分自身の消化液から身を守っている胃ですが、ストレスや消炎鎮痛剤(胃が荒れやすく胃薬と一緒に処方されることが多い)、食生活や喫煙などによって体内のバランスがくずれると、胃酸から胃を守っている粘液の分泌が減少して胃が荒れてしまうのだそうです。

また女性よりも男性が、ピロリ菌に感染していない人よりしている人の方が3倍近く胃潰瘍にかかりやすいという研究データもあります。ピロリ菌は胃潰瘍だけでなく胃がんの原因とも言われており、見つけ次第すぐに除菌することをおすすめします。

病院では胃カメラで胃の状態をチェックし、症状に合わせた薬や生活習慣の改善で治療を行うのが一般的です。胸やけの症状や胃痛を感じた場合は自己判断せず、すぐに医師の診察を受けて下さいね。

5.心臓疾患

胸やけの症状が出る心臓疾患もあり、特にご高齢や心臓の弱い方は注意が必要です。胸の痛みに代表される心臓疾患は「心筋梗塞」と「狭心症」と言われており、どちらも胸の中心からみぞおちの辺りに痛みを感じるようです。

◆狭心症の痛み
・締め付けられるような痛み
・焼けつくような痛み
・押されるような痛み
・痛みの度合はガマンできる程度
・痛みの長さは通常5~10分。

◆心筋梗塞の痛み
・胸をえぐられるような痛み
・熱い火箸を胸に突っ込まれたような強烈な痛み
・顔面蒼白、呼吸困難、吐き気を伴うこともある

心筋梗塞の場合は強烈な痛みなのですぐに病院へ行くことになるかと思いますが、狭心症の症状を単なる胸やけと思って放置していると、突然死や心筋梗塞を招く危険もあるそうです。心臓疾患は食生活や生活習慣の乱れによって引き起こされやすいことも分かっており、医師による的確なアドバイスや治療を受けてすぐにでも改善したいですね。

上記のような症状がある場合は、すぐに医師の診察を受けて治療を始めましょう。放置せず適切な治療を受けることで、また元気に過ごせるようになるかもしれませんよ。

胸焼けの治し方と解消法をご紹介!

胸やけに隠された病気、恐ろしいですね。医師による診察を受けるのはもちろんですが、胸やけは食生活や生活習慣が原因となっていることが多く、普段から胸やけを起こさないよう気を付けて生活することで、症状の改善が見込めると言われています。

胸やけ効果的と言われる方法を4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

1.手のひらのツボを押す

まずはいつでもどこでもできる、ツボ押しからやってみましょう!胸やけに効果的な手のひらのツボを2つご紹介します。

◆内関(ないかん)
手首の真ん中から腕に向かって3~4センチの場所にあります。このツボは吐き気を抑える効果が高く、酔い止めやつわりなどにも効果的とされていますが、なんと食道の炎症を抑えてくれる効果もあるそうです!

左右同時に押すことで更に効果アップするそうですので、少々難しいですが両手で一気に押してみましょう。内関には食道と胃のつなぎ目にある食道括約筋の機能を維持する働きもあり、胃酸の逆流を防ぐことができるそうです。ぜひ毎日押してみましょう!

◆胃腸点(いちょうてん)
手のひらの中央と手首の、ちょうど真ん中にあります。主に消化器系の不調に効果的とされ、腹痛や胸やけ、下痢などの症状を緩和してくれるそうです。食欲抑制の効果もあるため、大食いで胃もたれが発生している方にもおすすめです。

親指でギュッギュッと、押すようにもみましょう。気づいた時にこまめに押すことで効果も高まりますよ。

手のひらのツボなら電車に乗っているときやテレビを観ながらなど、いつでも押すことができてとっても取り入れやすいですね!胸やけを感じているときはもちろん、胸やけの予防としてもぜひおすすめします。

2.胸やけ解消効果のある食べ物を摂取!

胸やけを起こしているときは、胃酸の逆流を招きやすい高脂肪食や酸味・刺激の強い食品はNGと言われています。お腹にやさしく、消化を助けることで胸やけ改善効果が期待できるとされている食品は次のとおりです。

(穀物)パン、おかゆ、うどん
(肉・魚・大豆)白身魚、赤身の魚、鶏肉、脂肪が少ない牛・豚、豆腐、高野豆腐、やわらかい煮豆
(野菜)やわらかく煮た野菜全般
(果物)バナナ、白桃、缶詰
(飲み物)牛乳、番茶、ミルクセーキ

尚、油たっぷりの料理は胃に負担をかけやすいため、調理する際は「蒸す、煮る、茹でる」を心がけましょう。胸やけの症状が出ているときは、少しでも胃の負担を和らげてあげることが大切です。暴飲暴食は避け、お腹にやさしい食生活を心がけましょうね。

3.薬を服用する

胸やけは胃酸の食道への逆流が主な原因とされているため、逆流性食道炎で処方される薬が症状の緩和には効果的と考えられています。逆流性食道炎で処方される薬とは一体どんなものなのでしょうか?

・胃酸の分泌を抑える薬…食道へ逆流する胃酸の量を減らす

・粘膜保護材…胃や食道の粘膜を保護する

・胃酸を中和する薬…胃酸を薄めることによって、刺激を減らす

・消化管の機能を良くする薬…食道や胃のぜん動運動を活発にさせ、逆流した胃酸を胃へ押し戻す

これらの効能がある市販薬も存在しますが、一時的に症状を和らげるだけで起きてしまった炎症を治める力はないそうです。また、胸やけの原因となっているのが逆流性食道炎だけとは限りません。その他にも重大な病気の可能性もありますので、市販薬に頼らず医師による診察を受けるのが一番でしょう。

4.生活習慣を見直す

胸やけの主な原因である「胃酸の逆流」を引き起こすのには生活習慣が大きく影響していると考えられており、病院でも生活習慣に関するアドバイスを受けることが多いようです。胃酸の逆流が主症状の逆流性食道炎における、生活習慣の改善ポイントをご紹介します。

1)アルコール、高脂肪食、高たんぱく、香辛料、コーヒーや緑茶などカフェインを多く含む飲み物を避ける

2)ゆっくりと食べる

3)腹八分目を心がける

4)ベルトや帯などでお腹を締め付けすぎない

5)肥満や便秘を避ける

6)就寝時は枕やクッションなどで胃よりも頭が高くなるようにする

7)就寝前の飲食は避ける

8)前かがみの姿勢を避け、なるべく腰を伸ばす

9)ストレスを溜めないよう心がける

10)禁煙する

規則正しい生活習慣、腹八分目など健康的な生活を心がけることが、最大の予防になるようですね。また、ストレスは体に様々な影響を及ぼすと言われています。現代社会はストレスが溜まりやすい環境だと言われていますが、好きな事をする、ぼーっとする時間をつくるなど、できるだけストレスを発散させるような時間がとれると良いですね。

染みついた生活習慣を変えることは、思っている以上に難しいかもしれません。しかし努力することで健康な体に近づき、より快適に毎日が過ごせるようになるかもしれません。胸やけだけでなく、その他の病気の予防にも生活習慣の改善はとても効果的だと考えられています。ぜひがんばってみましょう!

胸焼けの症状が出たら何科を受診すべき?

さて、胸やけの症状や考えられる病気をご紹介しましたが、胸やけって一体何科に行けば良いのでしょうか?正しい診療科を知って、適切な治療を受けましょう!

内科・胃腸科・消化器科に行こう

胸やけを感じたら、まずはお近くの「内科」「胃腸科」「消化器科」に行きましょう。これらの診療科で薬の処方や、その他の病気が潜んでいないか診断を受けることができるようです。もし他の病院や診療科に移った方が良いと診断されれば、紹介状を書いてもらうこともできますよ。

尚、妊娠の可能性がある方は必ずその旨を診察時に伝えましょう。また、すでに妊娠していてかかりつけの産婦人科がある場合は、そちらを受診することをおすすめします。

胸やけの症状が出たら自分の健康を過信せず、ぜひお近くの病院で診察してもらってくださいね!

たかが胸やけと侮ることなかれ!医師の診察を受けましょう!

いかがでしたか?私も2年前に逆流性食道炎になったことがあります。その時は胃もたれ、胸の焼けるような痛さ、呑酸もあったのですが、呼吸が苦しく「ヒューヒュー」と音を立てることがあったので、長い間発作の出ていなかった小児喘息がぶり返したのかと思いました。

診察の結果、呼吸が苦しいのはストレスからくる「過呼吸」、その他の症状は「逆流性食道炎」と分かり、処方してもらった薬を飲むことであっという間に完治しました。この時、「素人の自己判断って全然あてにならないなぁ」と思ったものです。

胸やけも一時的なものですぐに快方に向かえば良いですが、もし胃潰瘍や心疾患などその他の病気だったら…と考えると恐ろしいですよね!医者はプロです。プロの診察を受けて正しい治療を行うことが、健康な体を取り戻す一番の近道かもしれません。「たかが胸やけ」と軽く考えず、ぜひ病院で診察してもらってくださいね。

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