足のイボ!重大な皮膚病の可能性も?!魚の目やタコとの見分け方とは?足に出来る原因3つと治療方法を詳細解説します!
足にできるものの中には痛みを伴い、歩くのが困難になるものもありますよね。足にできるものはなんでもイボだと思っていませんか?魚の目やタコはイボと違います。イボができる原因と治療法をご紹介します。
足のイボには正しい知識を‼︎
私たちが足いぼだまたは、いぼ足と思っているものの中には様々な皮膚病が含まれていることが多いのだそうです。皮膚が盛り上がっているものはイボと思い込んでいるところがあるようです。
足にできるイボには様々な種類と原因があると言われています。皮膚科医でも治療法や原因を模索しながら行っているそうです。中には悪性腫瘍のこともあるそうなので適切な診断を受けることは大切です。
多くの場合が1回の治療で完治することは難しく、繰り替えし治療を行うことで改善、完治していくと考えるのが良いそうです。
足にできるものには魚の目や子供に良くできる魚の目によく似た「ミルメシア」というものがあります。自己判断せずに専門医の診断を受けることが大切です。
イボは治りにくく再発も多い病気なのだそうです。あまり神経質にならずに医師に相談し治療していくのが良いようです。
足のイボと魚の目の違いとは?
魚の目とは?
魚の目は大人の足の裏にできる病変のことで、特徴的なのが中心に魚の目のような芯があることだそうです。歩行や圧迫により激しい痛みがあるのも特徴のひとつで、魚の目の専門用語は「鶏眼(けいがん)」と呼ぶそうです。
魚の目の特徴
・足の裏のできる直径5~7mmほどの皮膚病変。
・歩行や圧迫による痛み。
・一定の部位に異常な圧迫が加わることで起こる。
・中心部分が魚の目のような芯がある。
タコとは?
タコは専門用語では「ベンチ」と呼ばれています。魚の目と間違いやすですが中心に芯がないのが特徴です。
魚の目の特徴
・刺激を受けて固く盛り上がる。
・周辺の皮膚が黄色身がかる。
・足のうら以外の場所にもできる。
・通常は痛みがない
タコでも痛みを伴うものがあります。それは細菌感染を起こしているものです。糖尿病の人は重症化しやすいそうなので早めの受診が良いそうです。
イボとは?痛い?足イボは放置すると進行する?
イボとは皮膚の表面から小さく盛り上がったものを指すのだそうです。みなさんがイボと呼んでいるものにはいくつもの皮膚疾患が含まれていることがあるそうです。
普通イボと言われるものはウイルス感染しているイボで専門用語では「ウイルス性疣贅」と呼ばれているそうです。
ウイルス性のイボの種類
・ヒトーパピローマウイルス(HPV)は 人間の上皮に感染する小さなウイルス。
・尋常性疣贅 最も多く見られるウイルス性のイボで手足、顔面に多く体幹部には発症しません。
・ミルメシア 手のひら、足の裏に多く発症します。
尋常性疣贅は子供と若い年代の10%におこると言われているそうです。またその割合は10歳~39歳が70%を占め、ピークは12歳から16歳と言われています。
ウイルス性以外ものではミズイボと呼ばれる専門用語では「伝染性軟属腫」や中年イボと呼ばれる「スキンタッグ」や年寄りイボと呼ばれる「老人性疣贅」があるそうです。
皮膚科医ではウイルス性のイボを一般的にイボと呼んでいるそうです。その中でも多いのが子供の手足にできる尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)というイボがあるそうです。
魚の目とイボの見分け方とは?
魚の目とイボの見分け方は魚の目には中心部分に固い芯があることだそうです。一定の場所に繰り返して圧迫され刺激がかかると、角質が芯のように固くなって楔状に食い込んで行くそうです。これが魚の目のように見える魚の目です。
一方、イボは「ヒト乳頭腫ウイルス」と言うウイルスが皮膚に感染してできるそうです。私たちの皮膚は主に3つの層からできているそうです。表面にある表皮、真皮、皮下組織だそうです。
表皮だけでも細胞が何層にも重なってできていて、免疫の働きとともに外界からの有害刺激やウイルスや細菌感染などから守っているそうです。
通常はイボのウイルスも健康な皮膚には感染できないと考えられているそうなのですが、小さな傷などが原因で皮膚に入り込み、基底層(1番深い層)にある細胞に感染しイボができると考えられているそうです。
魚の目との大きな違いは、イボは強く圧迫されていなくてもでき、足以外にも指や顔にも発生しやすいと言われているそうです。
外傷を受けやすい手足やアトピー性皮膚炎の子供は特に引っ掻くことの多い肘や膝窩(しっか)ひざの後ろ側のくぼんだ部分)にイボができ易いのはこう言った理由からだそうです。
子どもがかかりやすいって本当?
子供がかかりやすい理由には手足に傷を受けやすいことや、アトピー性皮膚炎の子供は引っ掻くことが多いという理由があるそうで、特に肘やひざの裏にイボができ易いのはこの理由からだそうです。
皮膚や粘膜に小さい傷ができウイルスが侵入したり、感染から守る免疫力が低下しているとイボができ易くなります。免疫力が低下するような病気やアトピー性皮膚炎などで機能が低下している場合は特に注意が必要だそうです。
イボの中にミズイボと呼ばれるイボがあります。ミズイボは伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれ、イボと同様に子供に多いく見られるそうです。
両方ともウイルス感染でできるイボですが、イボはヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によるイボ。ミズイボは伝染性軟属腫ウイルスと言う別のウイルスでできるイボだそうです。
ミズイボの特徴はツルツルして光沢のあるのが特徴で、大きさは直径5mm未満くらいの小さなものだそうです。てっぺんが少しくぼんでいるのも特徴だそうです。
できる場所もイボは手のひらや足の裏の手足にできることが多いそうですが、ミズイボは身体にできることが多いそうです。ミズイボはウイルスの接触感染で移るそうです。
足のイボができる原因とは
傷口からのウィルス感染
私たちの身体の皮膚は3つの層からできているというお話をしましたが、それぞれがまた何層にもなってウイルスや細菌感染などから守っているそうです。
イボのウイルスも健康な皮膚には感染できないと考えられているそうですが、傷などがあるとそこからウイルスが皮膚に入り込んで基底層の中にある基底細胞に感染してイボをつくると考えられているそうです。
感染した基底細胞は細胞分裂が活発になることで増え続けるそうで、私たちが目にするイボはこうしてできた感染細胞の塊なのだそうです。
イボができるための要素として傷を通してウイルス(HPV)が皮膚や粘膜に入り込み基底細胞に到達する必要があると言えます。
免疫の低下
私たちが健康な状態のときにイボができなくても、免疫力が低下しているときなどにはイボができやすかったり、悪化したり治りにくくなることがあるそうです。
免疫力が低下するような病気にかかっている時や、皮膚のバリア機能が低下するアトピー性皮膚炎などはできやすい傾向にあるようです。
乾燥
イボの中でも表皮親和性のミズイボは肌が乾燥しているところに出来やすく、乾燥によるかゆみで掻き壊してミズイボが増えてしまうことがあるそうです。かゆみがでる原因はモラスクム反応という湿疹性の変化を伴うからだそです。
ミズイボそのものは自覚症状は通常ないそうでがモラスクム反応によるかゆみが出た場合は、ミズイボを取らないとかゆみ続くそうです。
足のイボの治療法とは?
液体窒素は痛い?
足にできたウイルス性のイボは-196℃の液体窒素を使用した冷凍凝固療法という治療法が用いられます。
イボのところだけ凍傷させ、かさぶたにして取り除く方法です。
-196℃の液体窒素を染み込ませた綿棒をイボに当て凍結させ、皮膚表面の異常組織を壊死させるそうです。痛みは若干ありますが一瞬です。
液体窒素の染み込んだ綿棒をイボに押し当てる回数や強さは、医師による経験が影響するそうです。2日後ぐらいにイボの下に水ぶくれができるのが理想だそうです。
5日ぐらいすると水ぶくれがかさぶたになるので、皮膚の新生を待ち無理に剥がさないほうが痛くないようです。8日後ぐらいにはかさぶたも取れてイボがなくなるそうです。イボが残ってしまうようであれば冷凍凝固療法を繰り返します。
切除手術
イボの治療でメスで手術することは通常ではないそうです。その理由はイボはウイルス性のため、メスで切除してもウイルスが傷に残っている場合は再発するからだそうです。
それでも足裏にあるイボで一か所しかなく古く固くなっていて、液体窒素の治療ではなかなか治らない場合は手術を行ったほうが良い場合もあるそうです。その場合は保険が適用されるそうです。
所要時間は大きさにもよりますが30分程度だそうです。糸で縫合した場合は1週間後に抜糸します。
レーザー治療
炭酸ガスを使用してイボを蒸発させる治療法です。出血はほとんどなくイボ以外の皮膚を傷つける心配がないそうです。
術後1週間ほどでかさぶたになり自然にかさぶたは取れるそうなので、3か月~6か月ほどで皮膚の表面が平らになり傷跡も目立たなくなるそうです。
金額は1つのイボが5㎜以下で1個につき5,000円ぐらいのところが多いようです。信頼できる医師の受診と術前に詳しく確認することが大切です。
足イボに効く薬ってあるの?注射治療?
液体窒素による冷凍凝固術の治療で効果がない場合、免疫賦活剤を使用した注射治療があります。ブレオマイシンという薬とインターフェロンという薬を局所注射によって治療します。
ブレオマイシンは抗癌剤で足の裏や爪の周辺のイボに使用されるそうです。副作用として爪が変形することがあるそうです。この治療は自費診療となっていて1個のイボに対して5,000円ぐらいだそうです。
インターフェロンはイボの周辺に局所的に注射して、周囲からイボの増殖を抑える治療法です。1個のイボに対して10,000円ほどだそうです。
湿潤療法
湿潤療法は手術などでイボを取り除いた後に、自然治癒応力を生かして治療する方法です。傷を乾かさずに治す方法で回復が早く、痛みがないのが特徴です。重度の火傷治療にも使われています。
術後、湿潤療法にて6週間ぐらい経過するときれいに上皮ができるそうです。ウイルス性のイボは再発しやすいので内服薬を併用することもあるそうです。
ハトムギ茶を塗る
イボにハトムギを塗ったり、イボにはハトムギを飲むとよいとよく言われていいるようですが、それはハトムギに含まれるヨクイニンという成分にあるようです。
しかし、ヨクイニンがイボに効果があるという医学的裏付けはないそうです。ハトムギ茶やハトムギの成分が入った商品に「イボに効く」と書かれているものの多くが「尋常性疣贅」のイボ、つまりウイルス性のイボではないそうです。
加齢による老人性のイボを指していることが多いのだそうです。ヨクイニンもイボに効果があるというのも本当のところは不明なのだそうです。
ハトムギ茶やハトムギから抽出された成分にはビタミンB群が含まれてい、皮膚の再生や成長に重要な働きをするそうです。ハトムギを常用して肌がきれいで老人性のイボやシミがないのも当然と言えるそうです。
まとめ
イボと一言で言っても原因も症状も違うようです。医療機関では一般的にウイルス性のものをイボと呼んで医療です。
イボは再発しやすく治りにくいようですが医師の適切な治療を根気強く、続けていくことが大切なようです。子供などは掻きむしったり子供同士の接触などでも移ることがあるようなので注意が必要なようです。
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