ほくろが大きくなるのは大丈夫?病気の可能性は?原因と対処法を徹底解説!
ほくろが突然できて、徐々に大きくなっている場合は注意が必要です。ひょっとしたら、病気である可能性もあります。今回はほくろが大きくなっている場合の情報をご紹介します。病気ではないのか?なぜ大きくなるのか?どうしたらいいのか?などなど情報満載です。
何でほくろが大きくなるの?
ほくろが突然できて、そのほくろが徐々に大きくなっている場合ってありますよね。ひょっとしたら、そのほくろは悪性腫瘍などの病気である可能性もあります。今回は悪性腫瘍と単なるほくろの見分け方を説明していきます。そして、それがほくろだったとしても気になる人は小さくしたり、消去したいのではないでしょうか。その方法も解説します。ほくろが最近できた人は必見ですよ。
ほくろの定義は?大きさや色や形は?
メラニン色素を含む細胞である
ほくろとは一体何なんでしょうか。ほくろとは皮膚にメラノサイトと言われるメラニン色素を含む細胞が含まれることによって黒くなっている母斑のことです。メラノサイトはほくろではない部分にも含まれているのですが、周りの皮膚より高い密度でメラノサイトが集まっているために黒く見えるのです。
医学的にはメラノサイトが一層のものをほくろと定義しています。また、二層以上のものは「色素性母斑」とか「母斑細胞性母斑」と言います。
良性だが次第に大きくなることも
ほくろは特に悪性の腫瘍でなくても、徐々に大きくなっていくことはあります。良性でも徐々に大きくなって盛り上がってくる色素性母斑は目立つので気にはなりますが、直径5mm~7mm以下の大きさのものまでなら良性の可能性が高いと言えます。
しかし、それ以上に大きくなるものであれば、悪性の可能性も高くなってきますので、病院に行った方が良いでしょう。
黒褐色や薄茶色であることが多い
ほくろの特徴は、やはり黒褐色や薄茶色がほとんどでしょう。ほくろ=黒色とイメージする人がほとんどではないでしょうか。しかし、実際はほくろの中には肌色で盛り上がって来るほくろもあります。黒くないと何だかイボのように見えますが、実際はほくろなので、そう言ったほくろがあることも覚えておきましょう。
何で大きくなっていくの?注意が必要な場合とは
腫瘍細胞の増殖が原因
ほくろは言い換えれば良性の腫瘍ですが、母斑細胞が増殖することで大きくなることがあります。しかし、前述のように大きくなってきたら危険と言うわけではなく、ほとんどの場合はある一定の大きさ(7mmを超えなければ)であれば、問題はないと言われています。
大きくなる原因は様々です。いくつか原因を後述いたしますので、気になるようであれば、大きくならないようにそれらの原因を取り除くように心がけましょう。
紫外線を浴びすぎたり触りすぎが原因
前述のようにほくろは細胞がメラニン色素を含むことによって黒くなることを言いますが、ほくろは紫外線を過剰に浴びたり、外部からの刺激によって、巨大化したり、色が濃くなったりすると言われています。もし、ほくろを大きくしたくない場合は、外に出掛ける時は紫外線対策は必須でしょう。
また、大きいほくろが気になると言って、常に触っていると更に大きくなってしまいますので、気にしないことが肝要です。
口の周辺は刺激に対応するために大きくなる
口の周辺、特に唇は自分の歯で噛んだりして刺激をよく受けますし、そもそも皮膚自体が非常に薄く弱いため紫外線にも弱いので、ほくろができやすい個所と言われています。なので、ある程度は大きくなってしまうかもしれませんが、ほとんどの場合はそのうち消えるようなシミのようなものなので、問題はありません。
半年で急速に大きくなった場合は注意が必要
半年の間に急にほくろが大きくなってきたら、それはメラノーマ(悪性黒色腫)である可能性があります。特に30歳以降に急速にほくろが大きくなった場合は注意が必要です。特にほくろ自体が盛り上がっている場合にはメラノーマの可能性が高まります。即病院に行った方が良いでしょう。
背中にもできることも多いです。その場合はできたこと自体に気づかない可能性もありますので、家族に背中をたまには見てもらうとよいでしょう。
表面に出血やただれがある場合も要注意
ほくろの表面に出血やただれがあって、痛みやかゆみを伴う場合は悪性腫瘍を疑った方が良いかもしれません。もちろんいじりすぎて出血してしまったという場合もあるでしょうが、悪性腫瘍でないにしても一度病院に行って診察を受けた方が良いでしょう。
色が滲んだようになり形もいびつ
ほくろの形が黒や茶色ではなく、変色していて、左右非対称のものや色がにじんだようなものはメラノーマの可能性も高まってきます。また、ほくろの周りに衛星化と言って、小さな斑点がいくつも存在するものもメラノーマの可能性が高いと言えます。よく観察してみましょう。
足の裏は悪性黒色腫がよくできる部分
足の裏も、悪性黒色腫がよくできる場所だと言われています。足の裏に急速に大きくなったほくろがある場合は注意が必要です。足の裏は案外自分で見ることがない場所ですので、たまには見ると良いかもしれません。
以前は足の裏にできたほくろがメラノーマかどうか確認するために、切除して確認していたのですが、現在は切除せずに確認できるようなので、早めの受診をおすすめします。
大きくなっていく良性のほくろへの対処法は?小さくできる?
なるべく紫外線には当たらないようにする
ほくろは良性であっても大きくなるのは嫌な人が多いのではないでしょうか。大きくしないためにはどのような対策をすれば良いのか紹介したいと思います。まずは前述したように紫外線を浴びるとほくろは大きくなることがあるので、なるべく日差しの強い日には外に出ないなど気を付ける必要があります。
どうしても外に出ないといけない場合には紫外線対策のクリームを塗って出掛けるようにしてください。メラノーマの心配は30歳未満の方はほとんどありませんが、紫外線対策は早くやるのに越したことはないので、10代、20代からやっておいた方が良いかもしれません。
気になってもいじったりして刺激を与えない
前述のように気になってほくろを必要以上にいじりすぎると大きくなることがあります。大きいほくろほど気になるのはわかりますが、いじるともっと大きくなって、更にいじってしまいますので、悪循環です。いじっても何の意味もないどころか大きくなってしまい、良い事は何もありません。気にしないようにしましょう。
皮膚科で除去も可能
皮膚科や美容外科などでレーザーでほくろを除去することも可能です。保険が適用になれば数千円程度で除去が可能ですが、美容目的では保険の適用はないので、実費になります。治療に際しての費用は各病院によって異なりますので、いくつかの病院で相談すると良いかもしれません。
レーザー治療は焼いてほくろを除去するという方法になりますので、傷跡が残る可能性はあるようです。もし、取るにしても顔など目立つ箇所はよほど気になる場合以外は取らない方が良い場合もあるでしょう。そのあたりは十分医師と相談してやるようにしてください。
もぐさや除去クリームを使って自分で除去もできる
もぐさを使って自分でほくろを取ることも可能です。もぐさとはヨモギの葉っぱの裏にある繊毛を精製したものです。主にお灸に使うもので、要はほくろの上でお灸をして焼いて除去してしまうという方法です。前述のレーザーで焼くのと原理はほぼ同じですが、自分でやるで費用は非常に安くすみます。慣れるとかなり上手にほくろを除去できることが多いようです。
また、ほくろを除去するクリームも多く販売しているので、そちらを塗って除去することもできます。ただし、クリームの多くが輸入品なので、少し信用していいのかどうかが判断に迷うところかもしれません。こちらは手軽ですが、結構高いクリームが多いです。
赤ちゃんのほくろはいつからできるの?大きくはなるの?
早くても生後1か月くらいからになります
赤ちゃんにほくろは基本的にはありません。早くても生後1か月くらいからと言われています。しかし、先天的に小さな点状のあざのようなものが存在することがありますが、良性である可能性が高いです。しかし、大きなほくろができている場合は問題がある可能性があります。皮膚がんになる可能性が高いので、即病院で診察を受けましょう。
成長すると体の大きさに比例して大きくなる
赤ちゃんの頃にできたほくろは大きくなるにつれて、ほくろも同時に大きくなっていきます。体のサイズが大きくなるので、それと同じくしてほくろも大きくなるので、そのこと自体に問題はありません。サイズ的には大きくなったかもしれませんが、比率が同じなので、見た目は変わらないはずです。その場合は問題ない可能性が高いと言えるでしょう。
大きくなりすぎたほくろには注意をしましょう!
いかがでしたでしょうか。ほくろは少しくらいなら大きくなっても問題なさそうですが、あまりにも大きくなるようであれば、一度病院で診察を受けた方が良いでしょう。また、問題ないほくろだとしても皮膚科などで除去することも可能です。もし、あまりに気になるようであれば考えてみても良いかもしれませんね。
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