かゆい!足首にぶつぶつが出来ちゃった…考えられる7つの疾患とは?

足首にぶつぶつができてしまった場合、痒みがあるのとないので症状が変わってくるようです。痒みが激しい場合には何も手に付かないほど気になってしまうかもしれません。こちらでは、ぶつぶつが出た場合に考えられる皮膚炎や症状をお伝えしていきます。

足首のぶつぶつはどんな意味があるの?

足首に突然ぶつぶつが出てくると、何が原因なのか気になって心配になってしまうかもしれません。自然と治るのを待っておさまればいいですが、痒くて掻いてしまうと、どんどん広がったり悪化する可能性もあるので注意が必要です。足首にぶつぶつが出てしまった場合に考えられる病気などについてお伝えしていきます。

まず、身体に出るぶつぶつの種類について

まずは足首だけでなく、身体にぶつぶつが出る症状にはどんな湿疹があるのかを調べてみました。

手湿疹

手湿疹は主婦湿疹とも呼ばれている湿疹で、水仕事をする人に多く、ぶつぶつが手の指先から始まり手のひらに広がることもあります。手の皮脂や角質は外からの刺激を守っていますが、水仕事や紙をたくさん扱う仕事などで皮脂や角質が無くなってくると、皮膚のバリア機能が下がり、洗剤やシャンプーなど少しの刺激でも湿疹が出てしまう場合があります。

手湿疹には皮膚が乾燥してひび割れる場合と、小さなぶつぶつや水ぶくれが出来る場合があり、放置するとどんどん広がってしまうこともあるので、薬を塗ったり水仕事の時はゴム手袋を使うなどの対応が必要になりそうです。

接触性湿疹

接触性湿疹はかぶれとも言われていて、何か原因のある物質に触れると痒みが出たり、水疱や紅斑、丘疹などの湿疹が出てしまう症状です。原因となる物質は、油や石鹸、化粧品や金属など様々で、山に行った時にうるしに触れてしまった場合なども起こります。肌が露出している服で外出すると有害物質に触れやすいため、足首に触れていまいぶつぶつが出る可能性もあります。

脂漏性湿疹

皮脂分泌が多い部分の肌が赤くなり、カサカサしたり痒みのある湿疹が出るのが脂漏性湿疹(皮膚炎)です。原因と考えられるのが皮脂や汗の過剰な分泌とマラセチアというカビの一種です。マラセチアは常在菌なので誰にでもいる菌ですが、皮脂や汗の分泌が多くなるとそれをエサにして増殖してしまい、肌に湿疹ができる原因となります。

皮脂の多い顔や頭皮、脇や背中などにできやすいため、足首には出来にくそうですが、可能性がゼロとは言い切れません。赤くなり痒みがあって皮膚が剥がれ落ちるようであれば、脂漏性湿疹が疑われます。

汗疱(かんぽう)

手のひらや指の横、足裏などに水泡ができるのが汗疱です。手足に汗をかきやすい人に出やすい症状で、汗などが外に出れず痒みや炎症を起こすと考えられます。最初は小さな水疱ができ、赤くなったり白くなった後に水疱が破れてジクジクしたり、皮がむけてぶつぶつができたりします。水虫と間違われやすいですが、水虫菌の有無の検査によって見分けることができます。

マラセチア毛包炎

背中や胸、二の腕にニキビのようなぶつぶつが出来る場合は、マラセチア毛包炎の可能性があります。赤いぶつぶつで表面が滑らかなのが特徴で、痒みはありません。皮膚の常在菌で脂漏性湿疹の原因にもなるマラセチアが多くなることで炎症が起きると言われていて、汗をかく時期に見られることが多いと言われています。

足首のぶつぶつが多い病気(痒みあり)

それでは、足首にぶつぶつの出る可能性のある病気などについて、まずは痒みのある場合からお伝えしていきます。

水虫

水虫は白癬菌というカビの一種が手足などの皮膚の角質層に住み着いている状態で、指の間にできてジクジクする趾間(しかん)型、指の付け根などに水泡ができる小水疱型、かかとの角質層が硬くなりカサカサする角質増殖型とがあります。

ぶつぶつが出るのは小水疱型の水虫かもしれません。小さな水泡ができて痒みがでて赤くなったり、水泡が破れて患部が乾燥し、皮がむけていく場合があります。家族で水虫にかかった方がいると、バスマットなどでもうつる場合があるので注意が必要です。

蕁麻疹

蕁麻疹は、痒みのある赤く盛り上がったぶつぶつが出る症状で、チクチクしたりする場合もあります。数時間から1日ほどで治まりますが、一旦消えても、夕方に現れて翌日の午前中くらいに消え、また夕方に出るというように繰り返し出る場合があります。

サバ、アジなどの青魚や甲殻類など食べ物が原因になる場合と、ウイルスや薬剤、ストレスなど様々な原因で起こる可能性があります。特定の食べ物で出る場合は原因が分かりますが、何ヶ月も繰り返すような場合は原因の特定が難しい症状です。

皮脂欠乏性湿疹

皮膚を保護している脂が減ることで皮膚の水分が少なくなってしまい、肌が乾燥して湿疹が出てしまうのが皮脂性欠乏性湿疹です。

乾燥しやすい秋から冬に起こることが多いですが、身体の洗いすぎなどの生活習慣が原因で起こる可能性もあるります。軽い症状の場合は保湿するなどで改善されますが、症状が進み赤く湿疹になった場合にはステロイドの塗り薬などが必要になることがあるようです。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はアレルギー体質の人に、痒い湿疹が慢性的に出てしまう症状です。顔や腕、脚などの関節付近など様々な身体の部分に、急に痒みのある赤いぶつぶつやジクジクしたぶつぶつがでてきて皮が破れたりしてしまいます。

子供の頃平気でも大人になってから発症する場合もありますので、痒みが出て皮膚の患部が広がってくるようでしたら皮膚科へ行くようにしてください。軟膏やクリームのステロイド外用薬などの薬を使ったり、皮膚を清潔にするよう注意して回復を目指します。

うっ血性皮膚炎

ふくらはぎの血流障害が起き、かゆみのある茶褐色の斑点などが出るのがうっ血性皮膚炎です。血管から漏れ出たヘモジデリンというたんぱく質が皮下に蓄積して褐色などの色素沈着が起こります。かゆみのため掻いてしまうと表面が湿疹になり、かさぶたになって紅斑となります。原因は遺伝や長時間の立ち仕事、肥満などで、重症化すると潰瘍になることもあるので注意が必要です。

足首のぶつぶつが多い病気(痒みなし)

ぶつぶつが出ても、痒みのない場合があるようです。痒みがなかった場合にどのような原因が考えられるかを調べてみました。

単純性紫斑

下腿の皮膚の表面に、しこりがない出血斑が点々と出てくるのが単純性紫斑です。あわのような小さいものから米粒大まで点状の出血斑が多く広がり、色素沈着になる場合もあります。原因は不明ですが、毛細血管が関わっている可能性があるようです。春や秋に多くみられ、疲れている時や生理中になることがあるので、なってしまった場合にはなるべく安静が必要になります。

アレルギー性紫斑病

アレルギー性紫斑病は、3歳から10歳くらいの子供に多い病気ですが、まれに大人もかかることがあるようです。出血斑(紫斑)やむくみ、腹痛などが起こり、扁桃炎を起こしている場合もあると言われています。

赤いぶつぶつを押してみて、色が消えれば湿疹ですが、色が消えなければ出血斑と考えられます。お子さんがかかってしまった方などがブログなどで対処法を載せていることがあり、参考にしている方もいるようです。

ぶつぶつが出たらなるべく皮膚科へ

ぶつぶつは、つい様子を見てしまうかもしれませんが、かくと患部が広がって治りにくくなってしまうかもしれません。出血斑のような点々も血管に何か起こっているかもしれませんので、できれば皮膚科へ行くようにしてください。

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