股にぶつぶつができたときの対処法は？3つの市販薬と原因について

股にぶつぶつ、かぶれて痒い！どうしよう

股にぶつぶつが出来る人は、何度だって繰り返しできてしまうのではないでしょうか？それはしっかり原因をしって、対策をとっていないからともいえます。

今回はそんな股にできてしまったぶつぶつの原因について解説し、対処法をご紹介していきたいと思います。

股がぶつぶつになる原因

股に出来るぶつぶつ、なんとなくの原因は分かっているけれど、いくつかの原因が重なり合っていたり、今考えていることが原因じゃないことも！そこでどうして股にぶつぶつができるのが思い当るふしを参考にしてもらい、詳しく見ていきましょう。

汗をたくさんかく人は

特に夏に股にぶつぶつができやすい人。高温で多湿な日本の気候の中で、大量の汗をかくことによって汗の管が詰まってしまうことがあります。すると、肌表面に汗を出すことが出来ずに、小さな水疱が出来てしまいます。いわゆる「あせも」といわれる状態です。

初期のあせもですと、痒さをあまり感じることなく風通しを良くしておけば3～4日で消えるといわれています。これがひどくなると、赤みを帯びて、たくさんでき痒くなります。痒いので搔きむしっていると、そこにばい菌が入り込み「汗疹性膿痂疹」と診断を受けてしまうこともあります。

汗による肌トラブル！あせも・股ずれの痛み・痒みを治したい♡皮膚科 | タカナシクリニック新宿

フケの様なぶつぶつが出る人は

脂っぽいフケのようなかさぶたのような赤いぶつぶつが出来ていたら、それは「脂漏性皮膚炎」といわれるものかもしれません。左右に対象にはできず、痒みを感じても軽度であることが多いとされています。子供でも特に新生児や乳児に多いとされ、乳児にできるものを「乳児脂漏性湿疹」といいます。高齢者にも多いです。

これは皮脂の中にある中性脂肪が雑菌のなかでもとくに真菌といわれるカビ（おもに癜風菌の「マラセチア」が多いです）が、そのカビよって脂肪が分解されることによって刺激となり炎症を起こすとされています。

この症状で悩んでいる方は皮膚科に行き、検査で真菌類の存在を確認してもらい、外用抗真菌薬をつかうと1～2週間で改善することが多いといわれています。

脂漏性皮膚炎 | 皮膚科 | 五本木クリニック

下着などが擦れて蒸れやすい人は

いわゆる「股ずれ」という状態です。太っていて股が擦れたり、女性で合っていない下着を着用し摩擦が起きたりすることで生じてしまいます。

もちろん、太っていない人でも、妊婦さんやデスクワークなどで長時間座っていて、お尻や太ももに汗をかきやすい環境にあったり、もともと汗かきであったりする人なども、注意が必要といわれています。部活やジムなどをしていて、大量に汗をかく人だと内ももだけでなく、陰部にもぶつぶつが出来てしまうこともあるそうです。

これは、汗で湿ったままになった皮膚が下着や服と擦れることが原因で起こる肌の湿疹トラブルになります。

汗による肌トラブル！あせも・股ずれの痛み・痒みを治したい♡皮膚科 | タカナシクリニック新宿

肌に合わない物をつけていたら

上記の理由が特に当てはまらないという方は、私たちの身の回りには実は私たちの肌に合っていないものがたくさんあり、それと触れることでぶつぶつが出来ているのかもしれません。それが股に触れるものであれば、股にぶつぶつが出来てしまうのです。

その一例として、

・化粧品＆ヘアケア製品…スキンケア類・香水・石けんなど
・衣類…下着類・ストッキング・おむつなど
・アクセサリー類…ニッケル・コバルト・銅・銀・プラチナ・金など
・洗剤＆化学薬品…洗剤・消臭剤・防虫剤・接着剤など
・植物…うるし・プリムラ・ギンナン・アロエ・水仙・菊・ヨモギなど

です。もし思い当るふしがあれば、そのものの使用を一時的にやめてみて、ぶつぶつが改善するか確認してみましょう。

かぶれ（接触性皮膚炎） 症状・疾患ナビ | タケダ健康サイト

肌のぶつぶつの対処法って？

ではこれらのぶつぶつにはどのように対処したらいいでしょうか？対処法についてご紹介しましょう。

股間を清潔に保ちましょう

もちろん、汗が原因となってぶつぶつが出来ている場合は、清潔に保つことが大切です。しかし、たくさん汗をかいていても、なかなかシャワーなどを浴びて着替えることって難しいからぶつぶつが出来ているともいえます。

汗をかいたままの皮膚は、もともと弱酸性だった人の皮膚をアルカリ性に傾けてしまうため、肌の抵抗力が弱まっているといわれています。そのため、すぐに汗を流せない方は、タオルを濡らして全身をふいたり、ウエットティッシュを携帯し、こまめに汗を拭きとりましょう。

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肌を保湿し乾燥から防ぐ

暑い季節は、汗をたくさんかくのでベタベタして保湿など必要ないように思えますが、汗をたくさんかく季節だからこそ、紫外線で日焼けしたりエアコンで乾燥しやすい季節ともいえるのです。乾燥している肌は汗腺が詰まりやすく、ぶつぶつができやすいのです。皮膚を洗い流し、清潔にした後は、スキンローションやクリームをつけて乾燥させないように気をつけましょう。

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通気性の良い下着にかえましょう

蒸れやすい下着を着用している人は、綿など汗の吸収がよく速乾性のある素材にした方がいいでしょう。どうしてもナイロン製のものだと、蒸れて雑菌が繁殖しやすいのです。

股ずれを生じている人は、反対にストッキングやレギンスなどを着用し、肌と肌が擦れないようにすることが大切です。あとは耳が痛くなるかもしれませんが、これを機にダイエットも一緒にしてみるとよいかもしれません。

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かゆみ止めを使いましょう

原因が大体わかっている場合は、市販のかゆみ止めを使うという方法もあります。わざわざ病院に行くほどでもないこともあります。かゆみ止めについては後ほどご紹介しますね。

酷い場合は受診することが大切

上記の対処法を色々やってみてもよくならない、悪化しているといった場合は他の原因や病気であることも考えられます。一度皮膚科に相談して専門家の意見を聞くことをおススメします。

股のぶつぶつに効く市販薬って？

股のぶつぶつに効果があるという市販薬についてご紹介します。

小林製薬「フェミニーナ軟膏S」

デリケートな部分の痒みにおススメのCMでもおなじみのフェミニーナ軟膏Sです。局所麻酔薬と抗ヒスタミン剤の作用により、すばやく痒みや炎症を抑えてくれる効果があるとされています。

ユースキン製薬「ユースキンラフレ」

第3類医薬品となっています。ステロイドは配合されていないかゆみ止めになります。また乳液上のクリームであるため、のびがよく薄くつけることができるため、お肌に負担が出来るだけかからないものになっています。

ロート製薬「メンソレータムフレディ」

股のぶつぶつでもこちらは病名が限定されており「膣カンジダの再発治療薬」となっています。

こちらは第一類医薬品となっています。過去にカンジダと医師の診断・治療を受けた方だけが購入することが出来る薬剤です。ネットで購入するにも薬剤師の説明と同意が必要となるため、心配な方は実際にドラッグストアなどで直接薬剤師に聞いてから購入されるとよいでしょう。

原因が分かれば早速対処を

股にできたぶつぶつに悩んでいませんか？この記事を読んで思い当るふしがあった方は早速対処をしましょう。早期の股のぶつぶつであったら、良くなることも早いので、すぐに行動を起こすことをおススメします。