すっきりキレイ足になる為に!足のぼこぼこを解消する3つの方法とは

足を出す服装がしたいのに、足のぼこぼこが気になる…。もしかしたら下肢静脈瘤かもしれません。その原因や、予防法。セルライトについてなど、なぜ起こるかや対策のしかたを詳しくご紹介します。

足の血管がぼこぼこになる下肢静脈瘤とは?

足の血管がぼこぼこ出ている…。そうなっていると、足を出すのためらってしまいますよね。その足のぼこぼこの原因は、もしかしたら下肢静脈瘤かもしれません。なぜなるのか?予防には?など、下肢静脈瘤の気になる疑問にお答えします。

下肢静脈瘤とは?

まずは、ぼこぼこの原因、下肢静脈瘤についてご説明します。なぜ起こるのか、症状はどういうものなのかなど、くわしい情報を見ていきましょう!

静脈には逆流防止弁が?血流のメカニズム

静脈には、立ち仕事などでも血が下側に滞らないように、逆流防止の弁が付いています。この弁と筋肉のポンプ作用で、血液は心臓へ戻っていきます。

ところが、筋肉の低下や立ちっぱなしなどで、たえず足の静脈に血液がたまっている状態になると、弁に負担がかかりすぎて壊れてしまうことがあります。こうなると、どんどん足に血液が滞り、膨れてしまう下肢静脈瘤が起こってしまうそうです。

だるさやむくみが特徴

静脈瘤ができる状態は、血液が正常にめぐっていないため、だるさやむくみが症状としてあらわれることがあります。そのほかにかゆみ、寝ているときにつってしまうこともあるそうです。

症状がひどくなると、静脈が炎症を起こしたり、傷や潰瘍ができてなかなか治らない、皮膚が茶色くなってしまうこともあるということです。血管が青く膨れて見えたり、ところどころ赤くなっているなどの症状もあるため、目立つことが気になる方も多いようです。

何科を受診すればいいの?

下肢静脈瘤かもしれないと思ったら、ひどくなる前に医療機関を受診することをおすすめします。静脈瘤は、血管が原因のため、専門になるのは血管外科になります。血管外科を持っている病院は少ないので、外科や心臓血管外科でも見てもらうことができます。

下肢静脈瘤4つの原因

下肢静脈瘤は、接客業や美容師、妊娠後などにできやすいそうです。どんな仕事内容の人にできやすいのか、そのほかの原因などについてご紹介します。

立ち仕事

動くことが少ない、立ったままの仕事の人には静脈瘤が起こりやすいそうです。足の静脈は、立ちっぱなしでも筋肉のポンプ作用で、心臓に血液が戻っていきます。けれど、立ち仕事で負担がかかりすぎると、静脈がふくれて、その結果静脈の弁がどんどん壊れてしまいます。このことから、立ったまま仕事をしている接客業や美容師の方には、静脈瘤が多いそうです。

長時間の座り作業

オフィスで働いているなど、歩いたりすることが少なく、長時間同じ姿勢で座っていることが多い方にも、下肢静脈瘤ができやすいといわれています。

妊娠・出産

もともと、女性は血管が男性よりも柔らかいために、下肢静脈瘤を起こしやすいといわれています。また、妊娠末期になると下大静脈が圧迫され静脈圧が上がることや、血液の量が妊娠前より40~45%増加します。こういった妊娠時の変化により、妊娠の回数が増えると下肢静脈瘤になる方も増える傾向にあるそうです。

脂肪やコレステロール

太っている方は、それ自体が下肢静脈瘤の直接的な原因になるわけではないそうです。下肢静脈瘤に影響を与えるものとして、脂肪やコレステロールがあります。脂肪やコレステロールが高くなることで、血液の粘度が上がると、静脈の血液が滞り、結果として静脈の弁に負担がかかってしまいます。

他に考えられる足のぼこぼこの原因

足がボコボコしているけれど、血管が青く見えたり、浮き出ている感じではない…?というかたは、他の原因の可能性があります。そのほかに考えられる原因についてご紹介します。

セルライト

太ももやお尻の下に現れる、オレンジの皮のようなぼこぼこのことをセルライトと言います。セルライトは、血流が悪い状態が続いたときに皮下脂肪の細胞が膨れてしまい、それが老廃物とくっついてしまうことで起こります。セルライトは、自然に取れないのでマッサージなどの対処が必要です。

かゆみの症状による影響

じんましんなどのかゆみを伴う病気では、皮膚がボコボコと盛り上がる膨隆疹が起こることがあります。かゆみの原因は、ストレスやアレルギー、寒冷刺激など様々です。かゆみを伴うぼこぼこが出たときには、早めに、病院を受診して対処するようにしましょう。

下肢静脈瘤の予防法

立ち仕事や座ったままが多い、妊娠して足がだるいなどが気になる方は、下肢静脈瘤の予防をすることをおすすめします。簡単にできる方法ですので、ぜひ試してみてくださいね!

適度に足を動かす

立ったまま、座ったままが多いことが下肢静脈瘤の原因の一つです。ただ、仕事をしないというわけにはいきませんよね。仕事でそういう体勢が多い方は、休憩など短時間で良いので足を動かすようにしましょう。

立っているときに、時々つま先立ちをする、座ったまま足をゆすってみるなど、短時間でできる運動をすることも大切です。毎日の生活に、ちょっぴり足を動かす習慣を取り入れましょう!

マッサージをする

こまめなふくらはぎのマッサージもおすすめです。方法としては、足の指先から上に向かって優しいタッチで手のひらを使ってマッサージしていきます。入浴時や寝る前など、数回行うのが効果的です。ただし、下肢静脈瘤の症状が悪化して、炎症や潰瘍がある方は医師にマッサージしても大丈夫か確認してから行うようにしましょう。

ストレッチをする

運動も下肢静脈瘤の予防に効果があるといわれています。特にふくらはぎを鍛えると、筋肉のポンプ作用アップが望めるそうです。また、血流をよくすることが大切なので、ストレッチなども良いでしょう。

弾性ストッキングをはく

下肢の静脈に血液が滞ってしまわないように、弾性ストッキングをはく方法も良いといわれています。市販の着圧ストッキングや靴下でも予防には良いそうです。すでに下肢静脈瘤がある方については、医療機関で自分のサイズに合った圧力が強い弾性ストッキングを処方してもらいましょう。

下肢静脈瘤は毎日の予防が大切!

下肢静脈瘤を起こすと、足のぼこぼこのほかにも、足がつったりだるくなるなど不快な症状が…。女性はもともと起こしやすいので、立ち仕事や座っていることが多い、妊婦さんなど下肢静脈瘤を起こしやすい人は、日ごろからの予防が大切です。ぜひ、今回の記事を参考に毎日のケアをしてくださいね!

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