顔に水泡ができる5つの病気!ヘルペスがもっとも多いってホント?

顔に水泡ができる原因には、何があるのでしょう?考えられる病気として、もっとも多いものに"ヘルペス"があります。そのヘルペスの特徴や症状、効果的な治療法と、使われる薬も紹介します!また、ヘルペスの他にも、原因とされる様々な病気も、まとめてお伝えしていきます。ぜひ参考にしてくださいね。

顔に水泡ができたらどうすればいいの?

顔に水泡ができてしまった場合に、考えられる病気はなんでしょう?最も多い原因として考えられるのは、「ヘルペス」だといわれています。特に、ヘルペスについて発症するメカニズムや原因、治療法などを詳しくまとめてお伝えしていきます。

顔に水泡ができる5つの病気

顔に水泡ができる病気には、何があるのでしょう?まずは、主な病気を紹介していきます。

「ヘルペス」顔全体に発症することも

唇や唇の周りに多く見られるヘルペスは、顔全体に発症することがあります。透明の小さい水泡状のできものができて、皮膚に違和感を感じた後、水泡が現れます。そして、水泡が潰れてただれを起こした後に、かさぶたとなり、治癒していくのが通常です。

「手足口病」子供に多く夏に流行する

口の中や手足などに水泡ができる病気で、ウイルス感染が原因です。子供が発症することが多く、特に夏に流行するといわれています。

感染経路は、主にせきやくしゃみなどで飛び散る"飛沫感染"、患部に触れることで感染する"接触感染"、便の中のウイルスが口に入って感染する"糞口感染"によるものです。そのため、幼児同士が接触することが多い、保育施設や幼稚園で集団感染することもあるといわれています。

「とびひ」幼少児に多い皮膚の細菌感染症

とびひは、細菌による皮膚の感染症で、幼少児に多い病気です。水泡ができて破れ、赤むけとなり、中から出た膿がつぎつぎと広がり、他の子供にも飛び火して感染させることから「とびひ」と呼ばれています。

特に、夏に流行する傾向があり、擦り傷や、湿疹をひっかいた傷、虫刺されなどに細菌が感染して発症する場合が多いといわれています。

「接触性皮膚炎」アレルギーによるものも

接触性皮膚炎は、"かぶれ"のことをいいます。アレルギーを起こす原因物質に、一つでも触れることで起こる「アレルギー性接触皮膚炎」と、アレルギーとは無関係に、原因物質に触れることで誰にでも起こりえる「接触性皮膚炎」があります。

原因は、化粧品、金属、植物、薬剤など様々ですが、アレルギーの場合は、その原因物質に触れることを続けていると、いつまでも治らない上に、症状がひどくなると水泡や水いぼができてきます。

「帯状疱疹」子供のころの水ぼうそうが原因

帯状疱疹は、子供のころになった"水ぼうそう"と同じウイルスが神経に残っていて、体調が悪くなると、そのウイルスが活動的になり、神経に沿ってできる赤い発疹です。初期では赤い発疹ですが、その後1〜2日で水ぶくれとなります。

皮膚に発疹ができる前から痛みが現れることが多いといわれ、その痛みは耐えられないほどの強い痛みの人もいれば、我慢できる程度の軽い痛みを感じる人もいるそうです。何れにしても、早期に薬で治療することが大切になります。

ヘルペスとはどういうもの?

それでは、ヘルペスとはどういうものか、詳しくみていきましょう。

感染・再発しやすい特徴がある

実は、ヘルペスと一言でいっても、ヘルペスウイルスには8種類あります。そのうちの主なヘルペスウイルスは、唇や顔、口内、角膜に発症する「単純ヘルペスウイルス1型」。性器、臀部に発症する「単純ヘルペスウイルス2型」。水ぼうそうや、帯状疱疹による「水痘・帯状疱疹ウイルス」があります。

このことから、顔に発症するヘルペスは、主に「単純ヘルペスウイルス1型」となります。ヘルペスウイルスに一度感染すると、風邪などによる発熱、疲労、ストレス、生理、紫外線を長時間浴びる、ステロイド薬の使用などが原因で、身体の抵抗力が弱まるとくりかえし再発します。

発症の原因は乳児や幼児のころの初感染

ヘルペスに初めて感染するのは、乳児や幼児のころです。乳幼児の時期に、口内炎を伴った風邪の症状として、初感染する場合が多いといわれています。その後は、神経の中に一生潜み続けます。そして、身体の抵抗力が弱まった時に、再発することが多く見られるようです。

ヘルペスでみられる3つの症状

ヘルペスが発症すると、どのような症状がでるのでしょう。症状の経過を紹介していきます。

皮膚にぴりぴりと違和感を感じ始める

ヘルペスは紫外線が多い夏場や、風邪をひきやすい時期に発症することが多いといわれています。ヘルペスが発症する"きざし"の症状は、まず"ぴりぴり"感や、"ちくちく"とした感じの痛みや、"むずむず"としたかゆみ、ほてりといった違和感を生じます。

半日ほどで赤く腫れてくる

皮膚にぴりぴりとした違和感が現れて、その後、半日以内に赤く腫れてきます。赤く腫れてくる時期には、ウイルスの増殖が活発になっているので、患部に触れないようにしましょう。また、この時期に治療を始めると、その後の症状が軽くすむといわれています。

2〜3日後に水ぶくれができる

その後2〜3日すると、赤く腫れた患部の上に水ぶくれができますが、水泡の中にはウイルスが多く存在しています。この水泡は潰しても痛くないのですが、ニキビのように潰すことは避けて、他の部分に感染させないように注意しましょう。やがて水ぶくれは破れて、かさぶたができると治っていきます。

ヘルペスの治療法と用いられる薬について

ヘルペスを上手に早く治すには、どうしたら?その治療法と用いられる薬についてお伝えしていきます。

早い時期の治療が効果的です

何度も再発を繰り返している方は、"きざし"が現れはじめると、再発の予感を感じることができるのではないでしょうか。この早い時期に治療をすると、その分治りが早くなるそう。

また、ヘルペスの治し方として大切なのは、自分の判断で市販品の薬などを使用することを避けて、皮膚科など病院を受診するようにしましょう。

「抗ヘルペスウイルス薬」で増殖を抑える

治療に用いられる薬は、ウイルスが増えるのを抑える作用のある「抗ヘルペスウイルス薬」を使うことが効果的です。軟膏の他に錠剤もあり、手軽に治療できるといわれています。しかし、この薬はウイルスを殺したり、神経に潜んでいるウイルスには効果はありません。

「抗ヘルペスウイルス薬」は、あくまでも症状が出ている時の、ウイルスの増殖を抑える薬なので、症状の初期段階や、症状が出ているタイミングで使用することに適しています。

早期の治療と再発させない体作りを大切に

ヘルペスが発症している時は、患部に触れることは避け、他の部分に感染させないように注意することと、自分以外の周りの人に移さないように、気を配ることも大切です。そして、"きざし"を感じたら早期に治療するようにしましょう。

また、ヘルペスは精神的、肉体的なストレスや風邪などが原因で、抵抗力が落ちているときに再発しやすいようなので、日頃からストレスを溜めないように、食生活にも気を配り、体の内からと外からのケアを心がけましょう。

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