丹毒って何?誰でもなるって本当?丹毒を起こす菌と3つの鑑別疾患について
丹毒という疾患について知っている人はどのくらいいるでしょうか。丹毒の原因菌と同じ疾患には蜂窩織炎などがありますが、これらはどのように違うのでしょう。丹毒について、丹毒の病態や丹毒の原因菌、そして蜂窩織炎などの鑑別疾患をまとめました。
同じ原因菌から!?丹毒や蜂窩織炎で慌てないために
丹毒という言葉を聞いたことがある人はどのくらいいるでしょうか。ひょっとしたら、丹毒よりも蜂窩織炎という疾患の方が知っているという人も多いかもしれません。これらの疾患は腫れがひどくなる場合もあり、実際に目にすると慌てる人も少なくないでしょう。
丹毒と蜂窩織炎は同じ原因菌によって引き起こされます。この丹毒や蜂窩織炎を起こす菌とはどのようなものなのでしょうか。丹毒について、その病態や原因菌、そして蜂窩織炎をはじめとした鑑別疾患を紹介していきます。
丹毒の原因や症状について知りたい!
私たちが日常生活をしている中で、細菌やウィルスとの接触は常に起こっておりこれを完全に防ぐことは不可能とされています。皮膚はこれらの細菌やウィルスなどから身体を守るためのバリアのはたらきをしており、皮膚の防御機能が正常にはたらいていれば皮膚から感染を引き起こすことはほとんどないと言われています。
しかし疲労やストレスなどで抵抗力や免疫力が低下しているところに、何らかの理由で細菌やウィルスが増える状態になると感染を引き起こします。皮膚の場合は擦ったり切れたりといった傷がある場合や、炎症を起こしている場合などが考えられます。このような場合に起こる、皮膚細菌感染症の一つである丹毒についてみていきましょう。
発熱などの全身症状を伴って突然発症する
丹毒の症状は発熱や悪寒、頭痛などの風邪に似た全身症状を伴って突然顔面や下肢に発症するとされています。境界が明瞭で、光沢性のある赤い腫れが急速に拡がるようです。場合によっては出血したり、水疱になることもあるとされています。
皮膚細菌感染症は傷などから感染すると上述しましたが、丹毒では侵入経路がはっきりわからないということもあるようです。患部には皮膚が熱く感じたり燃えているように感じる灼熱感を伴い、触れると強い痛みがあるとされています。患部の近くにあるリンパ節が腫れて痛むようになり、顔であれば片側性から両側性に拡がっていくようです。
原因は連鎖球菌やブドウ球菌
丹毒を引き起こす原因菌は、化膿連鎖球菌だと言われています。似たような疾患に蜂窩織炎がありますが、こちらは黄色ブドウ球菌による感染症であるといった違いがあります。ただ、症状が似通っていることから、見た目での判別は困難なようです。
丹毒は真皮レベルの比較的浅い部分で起こり、蜂窩織炎は真皮から皮下組織といった丹毒よりも深層の組織で起こると言った特徴があります。また手や足の指先に感染が起こったものはひょう疽、表皮に感染が起こったものは伝染性膿痂疹と言い、いわゆるとびひと呼ばれるもののことです。
丹毒 | 池袋 皮膚科|お待たせしない 池袋駅前クリニック|池袋 1分
見出し「丹毒の原因」から参照
うつることはない
丹毒は人から人への感染は起こらないとされています。上述したように丹毒は連鎖球菌やブドウ球菌が原因ですが、これらの菌はありふれた菌で人の身体にももともと存在する常在菌のため、厳密に言えば感染経路としての人から人へのケースを考えることには意味がないとも言えます。人から人への感染を考えるとすれば、丹毒の症状を起こしている人の患部や傷口に触れた手で自分の皮膚を掻いて傷つけることなどです。
またとびひがうつると勘違いしている人もいるようですが、とびひの場合も同様で人から人へは直接患部を触って掻かない限り起こりにくいとされています。本人の中で拡がってしまうのは患部を触った手であちこち掻くためです。見た目の問題などから子どもでは接触を避けるように言われるケースも多いようですが、本来はプールなども問題ないようです。
診断は視診によるところが大きい
丹毒自体の診断は、その特徴的な発疹の外見から比較的容易とされています。感染部位の診察により真皮レベルで起こっている丹毒なのか、それより深いところで起こっている蜂窩織炎なのかを慎重に判断するようです。
視診以外には診断の補助として血液検査で炎症所見の増大がみられるかどうかや、膿などから培養して原因となっている細菌を検出することで確定診断に至るようです。血液検査では丹毒で変化の出やすい項目があり、鑑別診断に有用とされています。臨床的な頻度としては丹毒の方が蜂窩織炎よりも多いようです。
鑑別疾患
上述してきたように丹毒を起こすのは連鎖球菌やブドウ球菌ですが、これらの常在菌が原因となって起こる皮膚感染症には他にも様々なものがあります。丹毒やその他の疾患についてもう一度整理すると、手や足の指先にできるものはひょう疽、表皮に起こるものはいわゆるとびひ呼ばれる伝染性膿痂疹、真皮レベルに起こるものが丹毒、真皮から皮下組織に起こるものが蜂窩織炎です。
蜂窩織炎が重症化してさらに深度が深くなると筋膜などにも感染が及んでしまい、これを壊死性筋膜炎と言います。壊死性筋膜炎はときに命を落とすこともある疾患です。またその他の溶連菌感染症との鑑別や、皮膚の疾患としては帯状疱疹との鑑別も重要とされています。蜂窩織炎や溶連菌の感染症、帯状疱疹について詳しくは後述します。
薬や入院は必要?丹毒の治療について
丹毒は細菌による感染症なので、抗生物質が有効です。通常はペニシリン系の抗菌薬を内服したり、注射したりします。適切に治療が進めば、1週間ほどで表面の皮膚が剥がれてきて治るとされています。
正しい治療が行われていない場合には敗血症や髄膜炎、腎炎などを起こして重篤な状態になることもあるようです。丹毒の治療について、薬や入院治療が必要な場合をみていきましょう。
抗生剤の服薬が第一
丹毒の治療としては上記のように服薬がメインで、抗生物質が主に処方されます。連鎖球菌やブドウ球菌に対してペニシリン系抗菌薬という薬が多いようです。再発予防や腎炎の合併が懸念されるため症状の改善がみられても服薬開始から10日ほど経過するまでは服用を続けるように処方時に指示されます。
内服薬としての抗生物質の投与期間は10日ほどですが、症状に応じて内服だけでなく注射や点滴の場合もあるようです。また、足の真菌感染症が、丹毒の原因となっているケースがあるそうです。足の真菌感染症とは、簡単にいえば水虫のことです。そのような場合は、水虫の治療も合わせて行われることが検討されます。
入院
丹毒でも発熱を伴って症状が重症な場合や、血液検査などで異常を示す数値が高い場合、もしくは抗生物質による治療での改善がみられなければ入院適応とすることが多いとされています。ペニシリン系の抗生物質が有効でない場合には、セフェム系という抗生物質が投与されるようです。
感染の深度が深い壊死性筋膜炎では病巣掻爬(びょうそうそうは)といって病巣を掻き出したり、デブリードメントといって感染や壊死を起こした組織の切除などの手術を行う必要があるとされています。
これらの手術をしない場合でも全身管理の上で抗生物質の種類を変えて投与されたりといった治療が行われ、入院期間は1週間から症状の重さに合わせて長くなるようです。壊死性筋膜炎はショック状態や肝臓・腎臓不全などの多臓器不全を起こすことがあるとされる命を落とす危険性の高い疾患であり、早期の治療介入により壊死性筋膜炎を起こさないことが重要とされています。
習慣性丹毒に気を付ける
丹毒は抗生剤の服用などでしっかり治る疾患と言われていますが、抗生剤の服用を途中で止めてしまった場合などで治療が不完全な場合には再発することがあるので、予防のためにも処方された分はしっかりと最後まで服用することが重要とされています。
抗生剤によって原因菌をちきんと排除できれば良いですが、中途半端だと抗生剤に対する耐性菌を生むことにもつながります。このような原因から丹毒を繰り返す場合を習慣性丹毒と言います。
またがん治療のためにリンパ節郭清や放射線照射などを行うことによってリンパの流れが滞るリンパうっ滞が誘因となり、同一部位に繰り返し丹毒を発症する場合もあるようです。このような治療が原因で、がん治療の副作用として習慣性丹毒があるということは覚えておくと良いかもしれません。
この他には静脈の血流の戻りが悪い静脈還流不全や糖尿病、水虫である足白癬などが原因のこともあるとされています。習慣性丹毒ではリンパのうっ滞を改善する方法として、顔面や下肢にマスクやストッキングを使用する方法も用いられるようです。
丹毒との違いは?蜂窩織炎について
蜂窩織炎は丹毒と同じ連鎖球菌やブドウ球菌による皮膚感染症であると上述してきました。それもあってかドクターや研究者の間では丹毒を蜂窩織炎の一つとして扱うという意見や方針もあるようです。
蜂窩織炎の場合は真皮から皮下組織に起こることが丹毒との違いとされていますが、他に丹毒との違いにはどのようなものがあるのでしょうか。蜂窩織炎について、丹毒との違いを中心にみていきましょう。
原因は同じでも症状の出方に少し違いがある
蜂窩織炎の好発部位は主に下肢とされ、すねやふくらはぎなどの下腿や足の甲などに多いとされています。丹毒同様に顔や首などに出る場合もあります。丹毒に比べて深い組織である真皮から皮下組織の間に起こっているので、境界は不明瞭になることが多いようです。
腫れや熱感・痛みのあとに皮膚がぶよぶよして膿を出すことがあり、膿や皮膚組織が流れ出て潰瘍を形成することがあるようです。リンパ管炎を伴うことでリンパ管に沿って痛みのあるスジ状の発赤が起こることもあるとされています。
治療は丹毒同様に重症化させないこと
蜂窩織炎の治療も丹毒同様に重症化させないことが重要で、内服で効果がなければ早期に入院治療が必要と言われているようです。丹毒よりも深いところで起こっているので壊死性筋膜炎にもなりやすく、菌血症などにも注意が必要とされています。下肢であれば挙上して休ませることも重要なようです。
蜂窩織炎だけでなく、ひょう疽も壊死を起こすことがあるので注意が必要です。水虫や糖尿病などが感染の原因になりやすいことや、指先は組織が薄いので感染が深くなることによる壊死に気をつけなければならないとされています。水虫や糖尿病などの疾患がある人はそちらの基礎疾患の治療も重要とされています。
どんな特徴?溶連菌の感染症について
丹毒や蜂窩織炎は溶連菌によるものだと上述しましたが、とびひと同様に溶連菌への感染で多いのは咽頭炎や扁桃腺炎などです。一般的に溶連菌の感染症という場合はこの咽頭炎や扁桃腺炎を指すとも言われています。以前は猩紅熱と言われ重篤化することもあったようです。
A群β溶血性連鎖球菌にもタイプがあり、そのタイプが日本には4~5種類ほどあることからこの数の分だけ感染する可能性があると言われています。つまり4~5回は溶連菌の感染症になってもおかしくないということです。では溶連菌の感染症について詳しくみていきましょう。
小学生までの小児に多い
溶連菌への感染症は小学生くらいまでの小児に多く発生すると言われ、赤ちゃんには少ないと言われています。赤ちゃんに少ないというのは、1~3歳くらいまでは症状がはっきりしないことも多いようで、感染しても症状の出ない不顕性感染も合わせて実態がよくわかっていないということのようです。
丹毒のところで人から人への感染はしないと述べましたが、咽頭炎や扁桃腺炎を起こす溶連菌は人から人へうつるとされています。症状のある子どもが使った食器などは他の子が触れないようにするなど、接触を避けると良いでしょう。手洗いやうがいなどの予防が重要です。
溶連菌自体はそれほど強い菌ではないとされているので、免疫が落ちていなければ発症しないことも多いようです。逆に言えば大人でも疲労やストレスなどで免疫が低下している場合は発症することがあるので気を付けましょう。
喉の痛みやイチゴ舌などの特徴的な症状
溶連菌感染症の特徴的な症状としてイチゴ舌という症状があり、発病後2~4日程度は舌がイチゴのようにブツブツになっているのを見てとることができるようです。また咽頭炎や扁桃腺炎が起こり喉の痛みや赤く腫れるなどの症状が出るとされています。のどの痛みが特徴的ですが、風邪などのように咳や鼻水が出ることは少ないようです。
全身症状としては発熱が挙げられ、他には顔から全身に痒みを伴う湿疹が多数みられることもあるようです。こうした湿疹やのどの痛み、イチゴ舌などが治まったあとに皮膚が剥がれて自然に治っていくという経過をたどるとされています。潜伏期間は2~3日で症状が治まるまでに1週間ほどかかるので、この間が他の人に感染しやすい期間と言うことができ注意が必要です。
急性腎炎などの合併症に注意
溶連菌では感染後2~4週経ってから急性腎炎を起こすことがあるとされています。腎炎の影響でむくみが出たり尿の出が悪くなったり、血尿やタンパク尿が出ることがあるようです。急性腎炎を見逃さないためには初診時と2~4週後に尿検査をすることが必要とされています。
血圧の上昇がみられることもあり入院が必要なようですが、安静と食事制限で治癒するとされています。腎炎の慢性化にも注意が必要と言われています。その他には中耳炎やリンパ節炎が起こることがあり、最近ではほとんどないようですがリウマチ熱の合併もあったようです。
合併症としてはアレルギー性紫斑病という疾患にも注意が必要とされ、主に下肢に出血性の紫斑ができたり腹痛や関節痛が起こるとされています。急性腎炎とアレルギー性紫斑病とが合併すると慢性化しやすいと言われています。
治療は抗生剤
咽頭炎や扁桃腺炎を起こす溶連菌感染症も基本は抗生剤の服薬治療がメインになります。丹毒や蜂窩織炎と同様にペニシリン系の抗生物質を10日~2週間ほど服薬します。多くは10日間の服薬期間とされるようです。溶連菌自体は抗生物質の服薬後1日程度でほぼ除菌できるとされていますが、服薬を途中で止めると急性腎炎やアレルギー性紫斑病など上記の合併症を起こしやすいとされているようです。
またペニシリンに対する耐性をもった溶連菌が増えてきているとも言われているようで、他の種類の抗生物質が処方されることもあるようです。合併症の予防のため、加えて抗生物質の耐性菌をつくらないためにも処方された抗生物質は最後まで飲み切りましょう。
似ている疾患のひとつ帯状疱疹とは?
丹毒や蜂窩織炎の皮膚症状に似ている疾患として、帯状疱疹が挙げられます。ドクターが診ればすぐにわかるとされていますが、私たちには判別がつかないこともあるようです。そんな帯状疱疹についてみていきましょう。
帯状疱疹とは水痘・帯状疱疹ウィルスというウィルスに感染した後に起こるもので、初感染時には水痘になります。水痘とは水ぼうそうのことですね。この水痘・帯状疱疹ウィルスは水ぼうそうが治った後も神経の付け根に残って潜んでいて、免疫力が落ちたときに再び悪さをして症状を引き起こすウィルスです。
潜んでいた神経の領域に特徴的な痛みを出したり、水泡などの皮疹ができます。一般的には帯状疱疹も水ぼうそうと同じで一度発症すればその後再発はしないとされていますが、最近では何度も再発する場合や帯状疱疹後神経痛と言って皮疹がなくなっても痛みだけが長期間残るといった状態になりやすい場合が多いようです。水痘・帯状疱疹ウィルスはヘルペスウィルスの一種です。
痛みの程度には個人差がある
帯状疱疹の痛みはとても強い場合だと動けなくなることもあると言われていますが、その症状の出方には個人差があります。初期症状としては、皮膚にチクチクとした痛みが出る場合や触れたときになんとなく感覚が鈍かったり衣服との擦れに過敏になったりする場合などがあるようです。この初期症状にも個人差があるとされています。
痛みがなくかゆみだけで始まる場合もあれば、広範囲の強い痛みのこともあるようです。通常は痛みに後発して皮膚に水疱などの皮疹ができます。まったく痛みを伴わない場合や逆に痛みだけで皮疹が出ない場合もあり、皮疹が出ない場合は診断が難しいと言われています。
顔に症状がある場合は合併症に注意
痛みや皮疹などは通常は身体の片側に起こり、一度に2つ以上の部位で起こることは少ないようです。注意が必要なのは顔面に症状が出た場合で、角膜炎や結膜炎などの眼の症状や耳鳴り・難聴などの耳の症状、顔面神経麻痺といった症状を合併する場合はラムゼイ・ハント症候群と呼ばれる病態です。ラムゼイハント症候群は後遺症が残る可能性のある疾患とされています。
ラムゼイ・ハント症候群の後遺症としては、眼や耳の障害として視力の問題や難聴などが起こる可能性があるとされています。また顔面神経の障害として麻痺や異常運動などが後遺症として残る可能性があるようです。ラムゼイ・ハント症候群かどうかの判断も重要なので、顔に症状が出た場合は早期に受診しましょう。
帯状疱疹としてうつることはない
帯状疱疹は、帯状疱疹として他の人にうつることはないとされています。原因菌は上述のように水痘・帯状疱疹ウィルスですが、通常は一度かかれば免疫ができているので感染しても発症することはないようです。ただし初感染は水ぼうそうだと述べたように、水ぼうそうにかかっていない人や子どもが近くにいる場合はうつることがあります。
この場合は水ぼうそうを発症します。つまり水ぼうそうや帯状疱疹は水ぼうそうとしてうつることはありますが、帯状疱疹としてうつることはないということです。水ぼうそうになった後は自身の免疫との兼ね合いになりますので感染は関係ないということですね。
服薬は早い方が良い
帯状疱疹は上記のように症状の出方に個人差がありますが、発症後はウィルスの増殖が起こっているのでこれを抑える必要があります。水痘・帯状疱疹ウィルスに対しての抗ウィルス薬や痛み止めの薬などが処方されますが、抗ウィルス薬を早期に服用することでウィルスの増殖を防ぎ、症状を軽く抑えることができます。
ウィルスの増殖を抑えて症状を軽くすることは帯状疱疹後神経痛が起こる可能性を低くしてくれます。また痛みが強い場合は我慢せずに痛み止めを飲むことで神経の損傷を防ぎ、これも帯状疱疹後神経痛が起こる可能性を低くしてくれます。症状自体を軽くすることはもちろん、後々まで苦しむことがないように早めに治したいものですね。
早めの受診で重篤化を防ぐことが重要
丹毒についてその病態や治療方法、そして鑑別疾患として蜂窩織炎や溶連菌、帯状疱疹をみてきましたがいかがでしたか?丹毒や蜂窩織炎など深さや場所の違いについて理解してもらえたかと思います。
溶連菌への皮膚感染症は壊死性筋膜炎を起こすと命に関わることや、帯状疱疹は症状が強く出て後遺症が残ると原疾患の症状だけでなくその後も苦しみが続くことになります。疾患の特徴を理解して知識としてもっておくことで、対処が遅れないようにすることができます。皮膚の症状について紹介してきたものに当てはまる場合は早めに医療機関を受診して治療を始めるようにしましょう。
このまとめのキュレーター
カテゴリ一覧