鼻にイボが出来てしまった!その正体は何?うつるの?漢方など3つの治療法と自宅で出来る驚きの対処法をご紹介します!
鼻にできものが出来てしまって、これはニキビなのかな?と感じる人は多いかと思います。ですが、出来物=ニキビというのは間違っているのです。ニキビ意外にもイボなどの場合もありえるのです。では、イボが出来てしまったのはどうしてなのか、また治療方法はどのようなものがあるのかまとめてみました。
鼻に出来たイボの正体とは!?
女性ならば、顔にできものができてしまうと気になってしまうことはありますよね。ニキビなのか、それとも他のできものなのかと思う人がほとんどではないでしょか。よく、手や身体にイボができてしまったということは耳にしますよね。ですが、鼻や顔にもイボができるのはご存知でしたか?
ニキビだと思っていたできものが実はイボだったということがあるのです。ニキビだと思って放置してしまうと大変なことになりかねます。今日はその鼻にできたニキビについて紹介したいと思います。
鼻のできものの正体は「扁平イボ」
扁平イボとニキビの見分け方
顔にできものができると「あ、ニキビが出来てしまった...」と感じる人が多いはずです。ですが、顔に出来るできものはニキビだけではありません!
実は、「扁平イボ」といういぼは、とてもニキビに似ているためニキビと間違えやすいのです。ニキビが出来たと思ってニキビ治療をしていても扁平いぼは治りません。では、ニキビと扁平イボの見分け方はなんなのでしょうか?
・ニキビ...形は丸いできものができます。そして、はじめは白いできものができて、そのできものが炎症を起こすことによって赤いできものに変わります。
・扁平イボ...形は楕円形や線状になっていることが多いです。そして、色は肌に近い色をしています。この扁平イボを放置することによって1年後にはメラニン色素が沈着してしまって、シミの原因になります。
この、形と色の違いがあるので、その特徴が見分ける方法です。もしも、扁平イボだなと感じた場合には病院へ受診し治療を行いましょう!
原因はヒトパピローマウイルス
扁平イボの原因は「ヒトパピローマウイルス」というウイルスが原因でイボができているといわれています。このウイルスが傷口に入り込んで、感染することによって肌にイボができます。
このウイルスは100種類以上もの数とあります。そして、イボの種類は様々で、出来る部位や、年齢、症状によって分けられています。ですが、顔や鼻にできやすいイボというのは扁平イボがほとんどだといわれています。
そして、このヒトパピローマウイルスというのは接触感染をすることによって、イボができます。なので、イボを触った手で他のところを触ったり他の人がイボに触れることによって菌はうつるのです。
若い女性に出来やすい
顔に出来るイボは「青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)」と呼ばれるものがほとんどです。このイボはやや出っ張っていて、大きさは米粒よりも少し小さいくらいの大きさのものです。なので、ニキビに間違えやすいのです。
そして、この扁平イボは20歳前後の女性に多く見られるもので、中年以降の発症はほとんどないといわれています。このイボは1~2週間で自然になくなってしまうこともあるいぼですが、先ほども言ったように何年も放置することによってメラニンが沈着してしまい、シミの原因になります。
なので、放置をすることはやめた方が良いとされています。ひどいときには、どんどん増殖してしまうため、見つけたらすぐに病院に受診するようにしてください。
早めに病院へ
顔にできものができたら、ニキビだろうと放置してしまう人が多いですよね。そして、イボだろうなと感じていたとしても、なかなか病院へ受診しない人が多いのです。私が皮膚科で勤めていた頃、よく何年もいぼを放置していた人が受診することが多かったのです。
それは、きっとそのうち治るだろう...と考えている人が多く、放置した結果イボが増えてしまったケースがほとんどです。イボの数が増えることによって、治療をするのが大変になってきてしまいます。
なので、先ほども言った通り放置をしてしまうことはやめたほうが良いでしょう。イボを見つけたら、早めに皮膚科に受診して治療を受けるようにしてください。
病院で行われる治療法
薬のみでは治りにくい
病院へ受診すれば、薬が処方されて薬を使用すれば治るだろう!と考えている人がほとんどでしょう。ですが、ウイルスに対して直接効果のある薬というのは、今のところ「インフルエンザウイルス」と「ヘルペスウイルス」「サイトメガウイルス」のみなのです。
なので、ヒトパピローマウイルスに対して直接効果のある飲み薬、塗り薬というものは今のところ存在はしていません。ですが、皮膚科に受診すると薬が処方されることがあります。
「ヨクイニン」という飲み薬が処方されることでしょう。この薬はイボの予防として使用されている薬です。ヨクイニンはハトムギを原料とした薬で市販でも手に入れることは可能な薬です。
ですが、先ほども言ったとおり、治療薬として使用するよりは予防薬として使用するようにしてください。まれに、ヨクイニンを飲んでイボが治ったという人もいるようですが、基本的にヨクイニンだけではいぼが治ることはないです。
レーザー除去
扁平イボは炭酸ガスレーザーによって治療をすることができます。この方法は丘疹を炭酸ガスレーザーによって蒸散させる事が目的で行われています。
この治療法では、ほぼ確実にイボを改善することができるとされています。ですが、瘢痕を残してしまう恐れがあるとされているため治療に踏み入れない人もなかにはいるようです。そして、保険が適用されないこともあるので、その場合には値段がとても高くなってしまうので検討する人も多いです。
液体窒素治療
この液体窒素治療は液体窒素による凍結療法になります。イボに液体窒素を含ませた綿棒をあてることによって凍結と融解を繰り返してイボを除去する方法です。この方法がほとんどの皮膚科では主流になっているのではないでしょうか。
ですが、この方法はかなりの痛みを感じる治療方法になります。そのうえ、一度では治ることがほとんどないので、何度も何度も皮膚科に通わなくてはいけません。なので、最近ではこの治療方法を実践しない病院が増えてきたようです。
私も皮膚科に勤めているときに、液体窒素を指に出来たイボに当てたことがありました。イボに綿棒を押し当てるのですが、本当に痛みが強く処置が終わってもジンジン痛みが取れませんでした。
やってみる価値あり!自宅で出来る解決法
患部を酢に浸ける
一見、いぼに酢を浸ける?!とびっくりする人が多いかと思います。酢でも、イボには「木酢液」というものが効果があるといわれているのです。「木酢液」というものは一体どのようなものなのか...と思う人がほとんどだと思います。私もこの酢は聞いたことがありませんでした。
木酢液というのは、木材を木炭にするために炭焼きをするときに出てくる液体です。酢酸などのの木材由来の有機酸やアルコール類が含まれていています。木の良い香りがすることから、入浴剤や消臭剤としても利用されていることがある酢です。
木酢液は昔から民間療法に使用されていました。酢酸が含まれていて、弱酸性を示していて、アルコールが含まれているので高い殺菌効果が期待されているのです。その結果、いぼのウイルスに効くのではないかと言われていて、イボの治療に使われています。
ですが、ここがポイントなのですが、どんな木酢液でも良いわけではありません。品質が低いものですと、発ガン性物質などの不純物が多く混じっている場合があるので購入する際には、クチコミや原料を確認して肌に使用しても大丈夫なものを選ぶようにしましょう。
鼻イボを予防する方法
手を清潔に
ウイルス性のイボが鼻にできてしまう原因として一番多いとされているのは、手で鼻を触ってしまっているということです。手は色々なものに触ることが多く、汚れやすいです。その際に菌やウイルスが繁殖しやすいので、その手で傷口に触れてしまうとウイルスが侵入してしまいイボができてしまいます。
なので、イボを防ぐには外出先から帰ってきたら必ず手洗い、常に手を清潔に保つ事が重要となります。そして、イボができて気になるからといって何度もイボに触れたりするとウイルスが広がってしまい、イボが増えたり、症状の悪化に繋がるので触らないようにしましょう。
免疫力をあげる
ヒトパピローマウイルスが傷口に侵入することによって、イボができるとされていますが、実は体が健康な状態であればイボが発生しないこともあるのです。ですが、疲労の蓄積や過度のストレス、生活習慣の乱れなどで免疫力が低下している時にヒトパピローマウイルスが侵入することによって体がウイルスに負けてしまいイボが発生するようです。
免疫力が低下してしまう原因には、加齢や遺伝などもあるのですが多くは睡眠不足やバランスの悪い食事や、偏食、運動不足、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が大きく関係してくるのです。なので、免疫力を上げるということはとても大切なことで生活習慣を見直すことから始めるようにしたら良いでしょう。
まとめ:早期の受診をオススメします
鼻にイボができてしまうと気になって触ってしまう気持ちはとてもわかります。ですが、触ってしまうことによって他の場所にイボがうつってしまう可能性もありますし、余計に治りづらくなってしまいます。
イボを発見したら、放置をしたりむやみやたらに触ってしまうと返って症状が悪化してしまうのですぐにでも皮膚科に受診をするようにしましょう。そして、早めの治療を開始するようにしましょう。
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