足がかぶれる原因には意外な病気が潜んでいる?その対処法をご紹介

足がムズムズしてかゆい…。そんな経験、みなさんにもありませんか?実はそこには、意外な病気が潜んでいるケースもあるのです。今回は足がかぶれる原因や、そんな時どうしたらいいかなどをご説明したく思います。参考にしてみてくださいね。

足がかぶれると痒みを伴うこともある

日頃から使うことの多い足ですが、かぶれると痒みを増すケースがあります。これは肌が何かしらの刺激に負けた時に起こることが多く、時には他の不調も招いてしまうこともあります。

足がかぶれる原因には、色々なことが知られています。もともとの肌質や、意外な病気で引き起こされることだってあるのです。今回はそんな状況に陥ってしまいお困りの方に向け、対処法をお伝えします。正しい治療を行って、気分を爽快にさせていきましょうね。

足のかぶれの原因となる病気とは?

足がかぶれてしまった場合、何の病気が原因として考えられるのでしょうか?疑われる病気として、汗疱(かんぽう)、足白癬(あしはくせん)、蕁麻疹(じんましん)などが存在するようです。ここでは、その3つの症状に焦点を当ててご説明したく思います。

水ぶくれができる汗疱(かんぽう)

汗疱は足だけででなく、手にもにできてしまう「皮膚の中に汗が詰まってできる皮膚の炎症」とされています。いわゆる「あせも」とされており、異汗性湿疹(いかんせいしっしん)とも呼ばれています。

水疱(すいほう:体に出来る水状の突起)ができたり、皮が剥けやすくなって強い痒み感じるケースがあるそうです。靴下を履いていると水疱がつぶれやすくなる原因にもなりかねません。汗疱にかかったら、あまり皮膚に刺激を与えないようにした方がよさそうですね。

夏場によく見られる足白癬(あしはくせん)

白癬(はくせん)とは、皮膚に糸状のカビが出来ることで発生する感染症です。皮膚科受診患者のうち、10人に1人は見られる病気のようです。特に夏になるとその患者数は増加傾向にあり、一説には日本人の4人に1人はかかると考えられています。かゆみの他、腫れ、水ぶくれなどの不快な症状を引き起こすようですね。

寒い時期に発症しやすい蕁麻疹(じんましん)

肌に赤みやぶつぶつができる事で知られる蕁麻疹ですが、実は足にも発症することが知られています。外見の目立った特徴以外に、強い痒みを伴うケースがあるそうです。

先ほどの白癬とは違い、寒い冬の時期に発症するケースが多い事で知られています。足以外の部位、気道内に蕁麻疹によるできものが発生した場合、重篤に至るケースがあるそうです。最悪、呼吸困難による死亡があるそうなので、注意が必要な病気と言えるでしょう。

足のかぶれにつながる皮膚炎とは?

ところで、足がかゆくなる原因には、病気の他に人が持っている体質が関係していることがあるそうです。皮膚炎はその最もたる例で、いわゆるアトピーもこれに含まれます。体質によって起こる皮膚炎には色々な種類がありますが、ここでは4つ、参考までに皆様にご紹介します。

皮脂欠乏性皮膚炎(ひしけつぼうしょうひふえん)

皮脂欠乏性皮膚炎は、読んで字のごとく皮膚の脂(あぶら)が少なくなり、外からの刺激に対して肌が弱くなってしまう事が原因で起こるとされています。すねの前、太もも、腰まわりなどにできやすく、背中などの手が届きにくい場所にも発症するそうです。

この炎症にかかると肌が乾燥し、湿疹が起こるそうです。年配層に見られることが多く、乾燥しやすい冬の時期は症状が悪化しやすいとされています。

体質によって起こりやすいアトピー性皮膚炎

生まれ持った体質によって引き起こされやすい炎症が、アトピー性皮膚炎と考えられています。角質層の機能低下による肌の問題や、免疫機能の異常(アレルギー)による事が原因とされています。

体質そのものを変えない限りは治りにくいとされていて、なかなか厄介な炎症のように感じます。今はいい治療薬が出ているので、気になる方は信頼できる皮膚科を訪ねてみましょう。

発疹もできる接触皮膚炎(せっしょくひふえん)

足のかゆみには、接触性皮膚炎も原因の一つとして挙げられます。誰にでも起こりうる症状とされており、発疹や腫れ、水疱ができるケースもあります。アレルギー物質等に触れることでこの皮膚炎になるそうですが、程度には個人差があるようです。

血流トラブルで生じる鬱血性皮膚炎(うっけつせいひふえん)

最後に、ふくらはぎの血流に何らかのトラブルが起こることで発症する、鬱血性皮膚炎を紹介します。足首を含む膝下3分の1に生じる皮膚炎で、患者としては中年の女性が多いそうです。自然治癒はあまりなく、そのまま放置することによって治療が難しくなるそうです。

遺伝の他、出産などで体質が変わってもなりやすいとされています。また、太っている方によく見られるそうです。うっ滞性皮膚炎とも呼ばれています。

足のかぶれができたらどうしたらいいの?

こうした足のかぶれができてしまった場合、どういう対処法が効果的なのでしょうか?最後にご紹介して終わりたいと思います。

できるだけ、触らない

足のかぶれには、水疱(すいほう)を伴うものが存在します。水疱とは、体にできる水ぶくれの状態を指しています。肌がデリケートになっていますので、むやみに触ることは厳禁のようです。潰れてしまうと痛みにつながりますから、おかしな症状が見られたらすぐに病院へ行きましょう。

原因物質を肌に触れさせないようにする

足のかぶれが治らない場合、原因物質を取り除く必要があります。先ほどご説明した通り、アレルギーによって引き起こされていたら、それを除去する事が回復への一番の近道となります。

原因物質は日頃私たちが使っている化粧品に含まれているケースがあります。香料や色素成分が原因となることもあるそうです。他にもニッケルやコバルトといった、ネックレスや時計に何気なく使われている物質が引き金となっている事もあるそうです。たとえ足に使わなくとも、かぶれは顔や手から全身に広がる場合があります。気をつけましょう。

保湿もかぶれには効果的

アトピーなどの場合、乾燥により症状が悪化することがあります。肌のバリア機能が落ちた状態になってますので、自分でワセリンなどを塗って必要以上に水分が逃げないことを目標にしていきましょう。

他にも、乳液や保湿効果の高いクリームを塗ることも効果があるそうですね。自分の肌質と相談しながら、いいものを見極めていきましょう。

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ステロイド薬を病院で処方してもらう

病院で処方されるステロイド薬には、皮膚の炎症を抑える効果が期待できるそうです。ステロイドは70年以上も使用されてきた処方薬とされています。効能が強いため、医師の話しをしっかりと聞いて使うことが大切です。

他にも、今は医学の進歩によって様々なタイプの薬が出されています。他の塗り薬が気になる人は、クリニックで積極的に相談してみる事をおすすめします。

足のかぶれは体からのSOSかもしれない

足のかぶれの症状や原因、そして対処法をご紹介させていただきました。皆様のお役に立てたでしょうか?かぶれが起こる原因となる病気や皮膚の炎症は、体が今、調子が悪いという事を伝えているサインになります。

その時の状態に合わせたケアをしていく事で、より早く、肌ダメージを少なくする事だってできます。正しい情報を医師に確認しながら、有効な治療を進めてくださいね!

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