蕁麻疹が出たときの対策って何をすればいいの?3つの予防法を紹介♪
蕁麻疹(じんましん)の対策はどうすればいいのか、蕁麻疹に悩んでいる人や、急に蕁麻疹が出た時は気になりますよね。ここでは、蕁麻疹の基礎知識、蕁麻疹が出た特の対処法、予防法について詳しくみていきましょう。
蕁麻疹の対策法について詳しく紹介
蕁麻疹は、一生のうち約20%の人が、一度は経験するといわれているそうです。私もたまに蕁麻疹が出るのですが、とにかくかゆくて嫌ですよね。
ここでは、蕁麻疹の基礎知識、蕁麻疹が出た特の対処法、予防法について詳しく紹介します。蕁麻疹に悩んでいる人や、自分や家族に急に蕁麻疹が出て困っている人など、ぜひ参考にしてください。
蕁麻疹ってどんな病気なの?
蕁麻疹とは何らかの刺激により、急に出現する皮膚の中の浮腫み(むくみ)です。免疫が弱いことや外で遊ぶため、大人よりも子供の方が誘発しやすいそうです。蕁麻疹の症状として、はかゆみを伴い腫れるのですが、跡形も無く消えてしまう特徴があります。ここでは、蕁麻疹の主な種類と原因を紹介しています。
蕁麻疹は急に出現する皮膚の中のむくみ
蕁麻疹とは、皮膚が何らかの刺激を受けて、急に出現する皮膚の中の浮腫みです。
真皮(皮膚の上から2層目の層)の中のマスト細胞という細胞から、主にヒスタミンやロイコトルエンなどの、神経伝達物質とよばれるものなどを放出して、かゆみを起こしたり、血管から体液をしみださせ皮膚を膨らませたり、神経を刺激してかゆみを生じたりする皮膚病です。
免疫が弱い子供の方が誘発しやすい
大人よりも子供のほうが免疫力が弱く、風邪などを引きやすく、風邪を引いた際に蕁麻疹が発症しやすいそうです。また、子供は半ズボン、半袖で自然の中で遊ぶ機会が多いため、草や虫に接触して蕁麻疹ができることがあります。お菓子の添加物などが原因で、蕁麻疹ができることもあります。
蕁麻疹の主な種類と原因
毎日のように繰り返し症状が現れる蕁麻疹のうち、発症して1ヶ月以内のものを急性蕁麻疹といいます。細菌やウイルス感染などが、原因となっている事が多いそうです。
毎日のように繰り返し症状が現れる蕁麻疹のうち、発症して1ヶ月以上経過したものを慢性蕁麻疹といい、原因が特定できない事が多いそうです。擦過や圧迫、寒冷、温熱、日光などといった、物理的刺激により起こるのが物理的蕁麻疹です。入浴や運動などで汗をかくと現れるのが、コリン性蕁麻疹です。
一つ一つの膨疹の大きさが、1~4mm程度と小さく、小児から若い成人に多いのが特徴です。食べ物や薬剤、昆虫などに含まれる、特定の物質に反応して起こるものをアレルギー性蕁麻疹といいます。
非ステロイド系消炎鎮痛剤、色素、造影剤、食物中のサリチル酸などで起こる、非アレルギー性の蕁麻疹をイントレランスといいます。口唇やまぶたが突然腫れ上がり、2,3日で消え、通常はかゆみがないものを血管性浮腫といいます。
かゆみを伴い腫れるが跡形無く消える
蕁麻疹の症状は、皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がります。これを膨疹(ぼうしん)といいます。通常かゆみを伴いますが、チクチクした感じや、焼けるような感じの場合もあります。
この膨疹は、数十分から数時間以内に消えるのが普通で、跡形無く消えてしまいます。中には、半日から1日くらい続くものもあるそうです。
蕁麻疹が出たときはどうすればいいの?
蕁麻疹のかゆみは氷で冷やすことである程度抑えられますが、冷やしすぎは禁物です。ゆったりした服を着たり、下着などを緩くして、摩擦や圧迫などの刺激を取り除きましょう。食物アレルギーやコリン性蕁麻疹の場合、安静にしましょう。
処方薬や市販薬の抗ヒスタミン薬を内服しましょう。ひどい症状の時は病院で受診すると、注射を打つなどの処置をしてもらえます。
1.冷やすとかゆみがおさまる
蕁麻疹は強いかゆみを伴いますが、氷で冷やすことで、ある程度抑えられるそうです。冷やし過ぎは禁物です。冷感刺激により、蕁麻疹ができる人は冷やさないようにしましょう。
2.摩擦や圧迫などの刺激を取り除く
皮膚のこすりすぎや皮膚が長時間刺激を受け続けると、蕁麻疹が起きやすくなるので、木綿などの生地が柔らかく、ゆったりした洋服を着るようにしましょう。また、なるべく下着やストッキングなどで皮膚を圧迫しないようにし、下着を替えたりゴムを弱くしたりしましょう。
3.アレルギーが拡がらないように安静にする
体を動かすと、食物アレルギーの症状が体全体に拡がってしまいます。食物アレルギーが原因と思われる場合、安静にしましょう。汗が原因と考えられる場合は、激しい運動などを止め、発汗を促す刺激物などを食べるのを止めましょう。
長時間の入浴は血行をよくして、かゆみを増してしまうことがあり、汗をかいてしまうこともあるので、シャワー程度にしましょう。
4.抗ヒスタミン薬で治療する
外用薬は有効でなく、抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤を含む)の内服が有効です。病院で処方してもらった薬がある場合は、服用すると治まります。抗ヒスタミンの市販薬で、蕁麻疹にも有効なものは、ザジテン、アレジオン、エバステル、アレグラ、アレロックなどがあります。
日本で市販されている主な経口かゆみ止め(抗ヒスタミンとアレルギーの薬)
日本で市販されている主な経口かゆみ止め(抗ヒスタミンとアレルギーの薬)
5.ひどい症状の時は病院へ
蕁麻疹が長く続いたり、かゆみが強い場合などは、すぐに病院を受診しましょう。治療には一般的に、抗ヒスタミンの内服薬が用いられますが、ひどい症状の場合は、抗ヒスタミンの注射などが行われます。
蕁麻疹の予防法は何をすればいいの?
蕁麻疹の予防法としては、原因の食品は除去して、バランスの良い食生活を送ること、ストレスを溜めないようにし、十分な睡眠をとり、体調を崩さないようにすること、原因物質をさけることです。
1.原因の食品は除去!バランスの良い食生活
アレルギー性蕁麻疹の場合は、原因の食品を除去しましょう。そのうえで、バランスの良い食事を摂り、甘いものや油っこいもの取りり過ぎないようにしましょう。刺激のある食べ物も避けましょう。
2.十分な睡眠をとり、体調を整える
精神的ストレスは、蕁麻疹を悪化させる要因の一つです。ストレスを溜めないようにし、趣味など自分なりの方法で上手に発散しましょう。十分に睡眠をとり過労にならないようにしましょう。そして、風邪や、体調を崩さないように心がけましょう。体調が悪いと、どのタイプの蕁麻疹も起こりやすいそうです。
3.原因物質や刺激物質を避ける
治療の第一は、原因や悪化因子を取り除いたり、避けるようにする事です。自分の蕁麻疹の原因がわかっている場合には、日頃から原因物質を避けるようにしましょう。食品ならば除去し、コリン性ならばなるべく汗をかかないようにし、冷感や温感、日光刺激なども避けるように工夫しましょう。
蕁麻疹の悪化因子を避ける予防をしよう
蕁麻疹の対策としては、かゆみは氷で冷やす、摩擦や圧迫などの刺激を取り除く、安静にする、処方薬や市販薬の抗ヒスタミン薬を内服し、ひどい症状の時は病院で受診することです。
また、自分の蕁麻疹の原因がわかっている場合は、原因や悪化因子を避けて、バランスの良い食生活を送り、ストレスを溜めず、十分睡眠をとり予防しましょう。
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