膝が黒い原因とは?病気の可能性があるの?自宅でできるものなど3つのケア方法と紫外線対策など5つの予防法を解説します!
膝が黒いと、ショートパンツやミニスカートを穿いた時に目立ってしまいますよね。他の人がきれいな膝をしていると、うらやましくなってしまいます。そこで今回は、膝が黒くなる原因や膝が黒くなった時のケア方法、黒ずみを予防する方法、膝が黒くなった時には何科に行くべきかについて紹介していきます。
膝が黒くなる原因は?
膝が黒くなる原因には様々ありますが、古い角質が溜まることによって膝が黒くなると言われています。角質は肌細胞の新陳代謝によって入れ替わることで、体を外部から守って美肌を保つ役割をしています。
しかし、様々な原因で肌細胞の新陳代謝が悪くなり、古い角質がそのまま肌の表面に蓄積し固くなってしまいます。特に膝は古い角質を溜め込みやすい部分になるので、黒くなりやすいと言われています。それでは次から、古い角質を溜めやすい原因を紹介していきましょう。
1. 乾燥による潤い不足で膝が黒くなる
肌の新陳代謝を良くするには、潤いがないと上手くいきません。膝は、頭や顔などと比べても、皮脂腺や汗腺が少ないため、もともと乾燥しやすいと言われており、肌の新陳代謝もあまり良くありません。その結果、古い角質が溜まりやすくなり、蓄積して膝が黒くなる原因となるのです。
2. 摩擦で刺激され膝が黒くなる
膝は摩擦による刺激で、肌の内側にメラニン色素をたくさん生み出し、新陳代謝が良くないため、メラニン色素が排出されず、色素沈着を起こして黒ずみができると言われています。
生活している以上、摩擦は起きるものです。例えば、体を洗う時に膝をナイロンタオルなどでゴシゴシ洗う、よく膝立ちをする、正座をする、スキニージーンズのような素材が固くピッタリとしたボトムを着用するなど、何気ない行動による摩擦が原因で、膝を黒くしてしまうと言われているのです。
3. 紫外線の影響で膝が黒くなる
人間の肌は紫外線の刺激を受けても、肌の内側にメラニン色素をたくさん生み出したり、肌表面の角質を厚くするため古い角質を蓄積すると言われています。
特に膝は、紫外線の刺激に弱いと言われています。太陽からの直射や地面からの照り返しにより、紫外線からの影響を大きく受け、メラニン色素を作りやすくなり、色素沈着を起こしやすいと言われています。
また、紫外線は膝の水分も奪い、乾燥させてしまうので、肌の新陳代謝の低下を促してしまい、膝の黒ずみの原因になると言われているのです。
4. 加齢による新陳代謝の低下で膝が黒くなる
角質は肌細胞の新陳代謝によって美肌を保つ役割をしていると言いましたが、年齢とともにその役割が衰えてしまい、肌の新陳代謝の周期が乱れ、古い角質を蓄積しやすくなると言われています。
また、膝は1日に何度も曲げ伸ばしを繰り返す場所のため、肌が少し緩んだ状態になるうえに、加齢や運動不足により、膝にシワやたるみがあると影ができて黒く見える場合があります。
年齢を重ねると、顔などと一緒で、膝にもシワが多くなり、影ができやすくなってしまいます。そして、太ももや足全体の筋肉不足も、皮膚全体にハリが無くなり、脂肪がたるんで下がってくるので影になりやすく、膝が黒く見える原因になると言われているのです。
5. 日頃の手入れが不十分で膝が黒くなる
膝は皮脂腺や汗腺が少ないため乾燥しやすいと言いましたが、日頃の手入れが不十分だと肌の状態が悪化し、膝が黒くなってしまいます。
お風呂に入る時に膝が黒ずんでいると、汚れだと思ってゴシゴシ磨いたりしていませんか?ゴシゴシ磨くと、摩擦により肌が色素沈着を起こし、膝が黒くなってしまいます。
そして、そのまま手入れをせず放っておくと、古い角質が溜まっていく一方なので、膝の手入れをしっかりして黒ずみを防ぐ必要があります。
膝が黒くなった時のケア方法・3パターン
1. 自宅でできる黒ずみケア
自宅で膝の黒ずみをとる方法としてよく言われているのは、ピーリングを使う方法です。ピーリングで優しく古い角質を取り除くことにより、肌の新陳代謝を助けることになります。古い角質を取り除いたら、そのまま放っておかず、顔のお手入れと同じように、化粧水とクリームで保湿しましょう。
ピーリングは膝や肘用で市販されているピーリングジェルなどもありますし、食用の重曹を使ってピーリングを作る方法もあります。
重曹を使う場合は、重曹大さじ1杯に対して水を小さじ1杯程度加えて重曹ペーストを作ります。そして、黒ずみが気になる部分に重曹ペーストを塗り、指の腹で優しくマッサージをします。この時、強くこすってしまうと、摩擦により古い角質を蓄積させてしまうので、注意が必要です。
まんべんなく膝をマッサージをしたら洗い流し、タオルで優しく水分を拭き取ります。そして、化粧水と保湿クリームで膝を保護するようにしましょう。膝の角質が厚くて固いと感じる場合には、尿素配合の保湿クリームを使用することで、古い角質を溶かして保湿クリームを浸透させ、より潤いやすくなります。
黒ずみのケアはすぐに効果は出ず、ケアを続けることによって、徐々に黒ずみが目立たなくなると言われています。しかし、ピーリングでこするケアを毎日行うと、膝に負担がかかってしまうため、1週間に1~2回だけするようにして、保湿は毎日行うようにしましょう。
2. エステサロンで黒ずみケア
膝の黒ずみを治すには、エステサロンに行くことによって解決することもあります。エステサロンではピーリングにより、古くて厚くなった角質を取り除くケアを行います。
市販されているピーリングジェルでも効果はありますが、エステサロンでの施術で使用するピーリングは、市販のものより効果があると言われています。エステサロンでは、薬剤の配合や薬剤の塗布する時間など、自分の肌に合うようにケアしてくれます。
ピーリングした後は、美白パックや保湿パックを行ってくれます。クリームやシートなど、美白や保湿をする方法はエステサロンによって様々あり、美白効果や保湿効果のある成分を配合しているパックで肌に潤いを与えてくれます。
エステサロンには、膝の黒ずみ専用のコースを用意しているところは滅多になく、足の美白ケアや角質除去のコースを利用して、膝の黒ずみのケアを行います。
また、エステサロンで施術を行うと、自分でケアするときのポイントや分からないことなどの相談もできて、効果的なケアの方法も具体的に教えてくれるというメリットがあります。
エステサロンでの施術は、どうしても費用や回数が必要になります。しかし、悩みが深刻な場合は、エステサロンでプロの力を借りても良いのではないでしょうか。膝の黒ずみを治したくてエステサロンで施術を行う時には、担当の方に膝の黒ずみを治したい旨を伝え、自分に合ったコースを選びましょう。
3. 病院で黒ずみケア
膝の黒ずみは病院を受診して治す方法もあります。病院を受診することにより、膝が黒くなる原因をしっかりと把握し、医師が的確な治療や薬の処方をしてくれます。ひどい場合には、薬剤を使用してピーリングを行い、角質を取り除くこともあると言われています。
自分のケアに自信がない、毎日細かいケアをやるのは難しいという方も多いですよね。そんな悩みを持った時には、病院を受診することで、ケアについてのアドバイスがもらえて、膝の黒ずみの悩みの解決につながるでしょう。
しかし、病院を受診するだけでは膝の黒ずみが良くなるわけではありません。病院を受診した後は医師の指示通りのケアをしっかり行うことで、自然に膝の黒ずみが治るはずです。根気よくケアを続けましょう。
膝の黒ずみを予防する方法・5パターン
1. 膝にも紫外線対策をする
膝が黒くなるのを防ぐには、膝にも紫外線対策を行いましょう。顔に日焼け止めやファンデーションを塗って日焼け対策することは多いですが、それと同じように足にも日焼け対策することで、紫外線カットにつながります。スプレータイプの日焼け止めを使用すると、楽に対策できて便利です。
2. 膝に刺激を与える行動は慎む
膝に刺激を与える行動は、膝の黒ずみにつながるため、あまりしないほうが良いです。日本人は、畳の文化があるため、膝をつく場面は意外と多いですよね。また、仕事上で立ち膝をしたり、四つん這いになったりと膝をつくことが多い人もいますし、無意識に膝をついて作業をする人もいると思います。
また、スキニージーンズやレギンスなどのピタッとした服装も、着脱の際に摩擦が生じるため、膝の黒ずみの原因になってしまいます。できるだけ摩擦の生じやすい服装をしないほうが良いと言えます。
しかし、これらの行動を止めることは難しいことですよね。そこで、膝をよくつく人は、膝全体をカバーする膝サポーターをして、膝への刺激を避けるようにしましょう。また、刺激を与える前にボディークリームを塗っておくと、膝サポーターでなくても保護ができ、潤いも増すので効果的と言われています。
そして、膝に刺激を与える行動をした後は、膝サポーターやボディークリームで保護していたとしても、毎日膝の保湿をするようにしましょうね。
3. 適度に運動して汗をかく
適度な運動で汗をかくと、体全体の血行が良くなり、肌の新陳代謝が上昇します。膝は汗をかきにくいですが、体全体の血行が良くなれば、老廃物が体外に排出され、膝の角質が入れ替わりやすくなるため、黒ずみができにくくなると言われています。ウォーキングやジョギングなどの軽めの運動で適度に汗をかきましょう。
4. 膝は優しく洗う
体を洗う時、ナイロンタオルを使って、ゴシゴシと洗う人が多いのではないでしょうか。膝は、ゴシゴシ洗ってしまうと、膝に刺激を与えてしまい、黒ずみの原因になると言われています。膝を洗う時は、泡で優しく洗うか、絹などの自然素材のタオルを使用して洗うようにしましょう。
5. 膝はしっかり保湿する
膝はしっかりと保湿することが大事です。他のケアはできているのに、保湿だけ忘れていたとなってしまうと、膝が乾燥してしまい、他のケアが台無しです。角質のお手入れは、ピーリング後にしっかり保湿することで1セットです。膝は毎日必ず保湿をして、黒ずみの予防を心がけましょう。
膝が黒くなった時には何科に行くべき?
皮膚科や美容皮膚科へ行きましょう!
膝の黒ずみは病気ではないですが、皮膚のトラブルなので皮膚科や美容皮膚科で相談できます。皮膚科では、膝が黒くなる原因の診察や薬の処方をしてくれるので、膝の黒ずみがひどく、自分でケアしても治らない時に行くと、改善するべきことなどのアドバイスもしてくれます。
しかし、膝の黒ずみは自力でケアする必要があるので、まず自力でケアをしてみて、膝の黒ずみがケアしても治らない場合や重度の膝の黒ずみの場合には、皮膚科や美容皮膚科を受診すると良いでしょう。
まとめ
今回は膝が黒くなる原因や膝が黒くなった時のケア方法、膝の黒ずみを予防する方法などを紹介しました。多くの人が悩む膝の黒ずみですが、原因やケア方法など、自分の生活で何が膝を黒くする原因だったのか、ケアは何が足りなかったのか分かったのではないでしょうか。
膝の黒ずみは、生活スタイルを気を付け、毎日のケアをしっかりすることで予防できます。そして、黒くなってしまっても、自分の力で治すことができるのです。根気よく続ける必要がありますが、美膝を目指して、毎日頑張りましょう!
このまとめのキュレーター
カテゴリ一覧