尿道が 「ちくちく」痛い!一刻も早く痛みと不安を解消しましょう

排尿時に尿道に違和感を覚えることはありませんか?痛みの症状を言葉で表現すると「ちくちく」という痛みを排尿時に感じたら、どのような原因が考えられるのでしょうか?一刻も早く改善したいと考えるこの尿道の「ちくちく」の原因と対策を考えてみましょう。

尿道がちくちくと痛い

症状には必ず原因(病気)がありますが、症状からすぐさま原因を突き止めることは困難です。それ故、尿道がちくちくと痛い原因を、あらゆる方面から探ってみましょう。最終的には病院で早めの診察をお勧めしますが、予備知識として、また病院に行くまでの不安解消と冷静な行動のために役立ててていただければ幸いです。

尿道がちくちくする原因

 雑菌が尿の出口から入り込み、尿道で増殖するため、おしっこをする時痛みを伴います。「ちくちく」という痛みを覚えると、不快というより排尿痛や残尿感を何とかしたいと思うことでしょう。このまま放置しておくと排尿がますます困難になることでしょう。そこで、考えられる原因を探ってみましょう。

尿道から細菌が混入して感染

痛みの症状が出た段階で、尿道では一体何が起こっているのでしょうか?細菌が混入していて、炎症を起している可能性があります。細菌が増殖し尿道の粘膜を傷つけ、痛みを伴っている場合も考えられます。病気の種類によっては、痛みだけでなく発熱、血尿、頻尿、排尿困難になったりと、排尿トラブルは避けられません。特に女性は尿道が短いために、感染するリスクが大きいとのこと。細菌の感染を防ぐためにも常に清潔を心がけたいものですね。

目黒区の病院【五本木クリニック】公式サイト「おしっこ(尿)をするとき尿道が痛い(尿道痛)」のページ。五本木クリニックのおしっこ(尿)をするとき尿道が痛い(尿道痛)の説明。五本木クリニックは学芸大学駅より徒歩約6分。地域に密着した診療で「日本一の町医者」を目指しています。

免疫力低下時にかかりやすい

細菌に感染するということは、私たちの免疫力が低下しているということを意味します。元気な時は細菌を免疫力で殺すことが出来るため、体内への侵入を許しません。ところが睡眠不足や疲労など身体的理由や、仕事でのストレスなど精神的な打撃により免疫力が落ちてしまうと、たちまち細菌に感染してしまうリスクを背負います。この他にも無理なダイエットも体力を落とすので気をつけましょう。他には尿意があるのに我慢すると、細菌を増殖させてしまいます。常に免疫力を低下させないよう心がけましょう。

排尿のタイミングと疾患

尿道がちくちく痛む時、痛みの症状は排尿のタイミングにより微妙な差があるようです。尿が出始めるころ痛くなる、排尿の終わりごろから痛み出す、それともずっと痛みが続くかにより考えられる病気が違います。自分の症状はどのタイミングで痛みを感じるのか、把握する必要があります。

排尿のはじめ

排尿の始めに痛みを感じるならば、尿道炎を疑う必要があります。さっき済ませたばかりなのにまたトイレに行きたくなる頻尿や、おしっこが貯まっていないのに、ちょっとした事で我慢できなくなるほどの尿意を感じてしまう尿意切迫を伴います。

主に真菌、細菌、ヘルペスウイルスが尿道に進入したために起こります。女性の多くは正常時から腸内に生息していた菌が、肛門から尿道に到達する場合が多いようです。男性は肛門と尿道が遠いため、女性に比べて発症は少ないといえます。また女性の尿道炎患者が、尿道が近いため膀胱炎を併発しているのに対して、男性患者は膀胱炎を併発することはほとんどありません。

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排尿の終わり

何度もトイレに駆け込むという症状があるのですが、排尿の終わりに「ちくちく」と痛むのであれば、膀胱炎が考えられます。排尿の後の痛みと同時に残尿感も残り、すっきりしません。尿が白く濁る症状も出てきて、血尿を伴う場合もあります。悪化してくると痛みが増すばかりでなく、残尿感が強くなります。さらに進行すると腎盂腎炎を引き起こす場合があります。

排尿後に痛む症状でもう一つ考えられるのが、尿道結石です。膀胱から尿の出口までが長い男性に多い病気ですが、尿路に結石が詰まっている状態です。下腹部の痛みは激しく、血尿を伴う場合もあります。

排尿時ずっと

トイレに駆け込んで、排尿時ずっと痛みが続くようであれば、尿道狭窄の疑いがあります。これも尿道が長い男性患者が多いのが特徴です。尿道が狭くなっているために、排尿に困難を生じます。遺伝による先天的なものと、尿道を打撲したりして損傷したために狭くなってしまった後天的なものがあります。

また手術などで尿道カテーテルを使った場合、術後の管理が悪く、尿道狭窄を引き起こす場合もあるようです。治療法としては内視鏡による狭窄部の切開やバルーンを使って狭窄部を拡張する方法があります。

性行為によって感染する細菌

性交渉により人から人へ感染する病を性感染症といいますが、その中でも尿道に「ちくちく」という痛みを発生するものは限られてきます。どのようなものがあるのか見ていきましょう。

淋菌

淋菌は人類の歴史と同じくらい長い歴史を持つ性感染症の原因菌です。世界中に感染者がいますが、日本でも近年再び増加傾向にあります。

男性が感染すると排尿時に灼熱感を持ちます。また黄色い膿が尿道から出て、この時は激痛を伴います。睾丸が腫れたり、痛みを感じる場合もあり放置すると前立腺に異常をきたし、排尿が出来なくなる場合もあるようです。無精子症を引き起こし男性不妊症の引き金にもなりえます。

女性が感染した場合、膀胱炎や膣炎を起す場合もありますが、症状が軽く見逃す場合があるようです。しかし放置することで病状は進み、子宮頸管炎を経て、骨盤内炎症疾患を併発し、さらに重篤な病(卵巣炎、卵管炎)を併発することもありますので、早期の治療が必要だといわれています。

泌尿器科専門医

クラミジア

若い女性の性感染症の中で、急増しているのがクラミジアです。性交渉の低年齢化や性に対する開放感が急増の原因とされているようです。クラミジア トラコマチスという細菌が性交渉により感染を引き起こすといわれているようです。感染により尿道炎を引き起こしますが、症状が軽いため気づかなかったり、性感染症を拡大させてしまったりします。クラミジア感染に気づかないで妊娠すると、流産の危険率が高くなったり、出産時に新生児に感染させてしまい、肺炎や結膜炎を引き起こす恐れも。

男性の感染者は尿道から感染し、排尿時の痛みや尿道にかゆみを感じたりします。膿も出てきますが、淋菌の膿との違いは、ドロドロしたのが淋菌で、クラミジアはさらっとした膿が出るようです。尿道炎を経て全身に拡大し、前立腺炎、咽頭炎などの症状が出てきます。

クラミジア尿道炎は、女性より男性が圧倒的に多いのですが、その理由は女性の膣の中には「デーデルライン桿菌」という細菌により雑菌が排除されるのが理由のようです。

性病専門の山の手クリニックが、クラミジアの感染経路から自覚症状、検査・治療までを具体的に説明。無料相談も行っています。

こんな場合は膀胱炎かも

実に女性の5人にひとりがかかった事があるというデーターもあるようで、膀胱炎は女性に多い病です。尿道が短いため、雑菌が進入しやすいという身体的な特徴もありますが、20代~40代女性に関しては特に生理や妊娠、性行為により発病することが多いようです。

女性に多い膀胱炎

女性にとって膀胱炎は誰でもが一度はかかった事がある病かも知れません。体の構造上、女性が発症する割合が多い病です。女性は肛門と膣、尿の出口が近いので、尿道を伝って膀胱に細菌が入り込みやすいと言えます。膀胱に入り込んだ細菌を対外に出したくても、女性は尿を我慢することが多く、ますます増殖させてしまいます。

また、性行為において膀胱炎になる場合は、尿道に傷ができて、そこから菌が進入し膀胱に炎症を引き起こす場合が主です。また膣内にいる雑菌やクラミジアに感染しやすくなります。妊産婦が膀胱炎になりやすい原因としては、妊娠して免疫力が低下し感染症にかかりやすいことがあげられます。妊娠により膀胱が圧迫され、膀胱内が空っぽになる事が少なくなり、雑菌が繁殖する場合があるようです。

膀胱炎に関する情報を詳しく解説

特徴的な症状

・何度もトイレに行きたくなる
・排尿した後痛みがある
・排尿してもまだ尿が残っている気がする(残尿感)
・尿が白く濁ったり、血液が混じっている

このような症状があったら、すぐさま治療を始めましょう。膀胱炎を見極める3つのポイントは頻尿、排尿痛、尿の混濁です。このような症状が出たらすぐに治療を始めましょう。

福島県郡山市 一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院は最先端の医療を提供して行きます。がん(ガン、癌)検診・治療、PET検査、陽子線治療から脳腫瘍ガンマナイフなど。

尿道炎や膀胱炎の診断と治療

尿道に痛みを感じたら、症状が悪化しないうちに専門医に診てもらいましょう。詳しい検査により、尿道炎や膀胱炎の診断がはっきりし、治療の方法も選択できます。膀胱炎や尿道炎は繰り返すことが多いので、適切な検査を受けて再発防止に努めたいものです。

尿検査

膀胱炎の検査で使われるのが尿検査です。症状が軽い場合でも尿を検査すると診断を確定することができます。尿検査による膀胱炎との診断は、次の3つで確定します

・亜硝酸塩検査で陽性
・尿のpH値でアルカリ性
・尿白血球検査で陽性

膀胱炎に感染していると白血球を顕微鏡で調べますが、初期で軽い場合は白血球を見つけることができない場合があります。そんな時は、超音波検査や尿細菌検査を行う場合もあります。また尿検査の時の注意点として、採取する尿は出始めてからしばらく経った後の「中間尿」を採尿して検査しましょう。

病気について 泌尿器科専門医として質の高い診断と治療を行い、患者様に満足していただけいる医療サービスを提供致します

薬物治療

膀胱炎の治療のために処方される薬物は、3つのタイプに分けられます。ニューキノロン系剤、セフェム系剤、ペニシリン系剤の抗菌薬(抗生物質)ですが、どの薬を使うかは、検出された菌や患者の健康状態により異なります。

処方された薬物を服用することで、数日で症状は改善されていきます。しかし症状が治まっているだけであり、完全に回復しているわけではないので、処方された薬物はきちんと服用しましょう。食後に水で服用し、水分補給はこまめにしましょう。薬物の効果を最大限に引き出し、副作用を抑えながら正しく服用することを心がけましょう。

泌尿器科で早めの診察を

尿道が「ちくちく」痛む症状から多くの原因が考えられることがわかりましたね。症状を自覚したら安易に自己判断することなく、泌尿器科で早めの診察を受けましょう。早ければ早いほど治療も簡単に済みますし、水分を多く摂取するだけで完治する場合もあります。

逆に重篤な病気が潜んでいる場合などでも、早期治療により完治することができます。特に妊娠している場合など、胎児に悪影響が出る前に治療することができます。また更年期にホルモンバランスが崩れた場合など、膀胱に傷がつきやすく排尿障害を起す場合もありますので、疲労、ストレスを貯めないよう日ごろから生活習慣に配慮し予防に努めましょう。

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