最終日、ウイニングパットを沈め笑顔のキム・ハヌル。通算9アンダーで国内四大大会初優勝を果たした=共同
国内女子ゴルフ最終戦の「LPGAツアー選手権リコー杯」は27日、宮崎市の宮崎CC(6448ヤード、パー72)で最終ラウンドがあり、首位でスタートしたキム・ハヌル(韓国)が3バーディー、3ボギーの72でまとめ、通算9アンダーで、日本のメジャー大会を初制覇した。優勝賞金は2500万円。今季2勝目、通算3勝目を挙げた。
1打差の2位には前日に続いて6アンダーの66で回った成田美寿々。2連覇を狙った申ジエ(韓国)は3位だった。2年連続賞金女王のイ・ボミ(韓国)は9位で、大会の順位と出場ラウンド数をポイント化して争う「メルセデス最優秀選手賞」も2年連続で獲得した。
選手ひとこと
イ・ボミ 今年は海外と行ったり来たりして、少しはレベルアップできた。(来季に向けて)メジャー優勝は本当に難しくて、良いコンディションを作らないと。もっともっと準備して、メジャーで勝てるように頑張りたい。
笠りつ子 (今週を振り返り)スタートで出遅れたのは自分に期待しすぎたのかも。来年は30歳の節目。ここ数年が勝負だと思っているので、悔いがないように練習していきたい。
大山志保 ショットがすごく良かったが、肝心なところでパットが入らなかった。それでも自分の中で手応えが見つかり、良い一週間だった。(1年を振り返り)目標だった五輪にも出ることができ、苦しいシーズンだったが素晴らしい経験になった。