【セ大阪-京都】前半、ゴールを決めた柿谷(右端)を祝福するセ大阪の選手ら=キンチョウスタジアムで2016年11月27日、川平愛撮影
J1昇格プレーオフは27日、長野・松本平広域公園総合球技場などで準決勝が行われ、3季ぶりのJ1復帰を目指すセ大阪(J2リーグ戦4位)と、初の昇格に挑む岡山(6位)が決勝に進んだ。セ大阪は京都(5位)と1-1で引き分け、年間順位上位を勝者とする規定により勝ち上がった。岡山は終了間際、赤嶺が決勝点を挙げ2-1で松本(3位)に競り勝った。決勝は12月4日、大阪・キンチョウスタジアムで行われ、自動昇格が決まった札幌、清水に続く最後の昇格枠を争う。
柿谷、ストライカーの嗅覚発揮
セ大阪はFW柿谷の一発で京都との「関西決戦」を引き分けた。前半13分に相手GKがはじいたこぼれ球を、柿谷が詰めて先制ゴール。試合終了間際に失点したものの、ドローに持ち込んだ。今季の柿谷は右足首の手術で長期離脱し、6日の愛媛戦で約5カ月ぶりに復帰してから4戦目だが、ストライカーの嗅覚を発揮した。来月4日の決勝に向けて「ホームでできる強みを生かし、チャンスを全員でつかむ」と意気込む。昨年は決勝で昇格を逃したが、今回は2014年以来のJ1復帰を地元サポーターの前で決めるつもりだ。