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 南スーダン政府は、国連平和維持活動(PKO)に携わる4千人規模の「地域防護部隊」の首都ジュバへの受け入れを決めた。AFP通信によると政府高官が25日、閣議決定したことを明らかにした。具体的な配備時期は明らかになっていない。

 政府軍と反政府勢力の7月の大規模戦闘を受け、国連安全保障理事会は8月、同部隊の追加派遣を決定。市民保護のためにより積極的な武力行使に踏み切る権限を認めた。南スーダン政府は当初、「主権の侵害」などと受け入れに難色を示していた。

 主要な参加予定国の一つだったケニアは自国出身の軍司令官の更迭を理由に、撤退を表明した。(渡辺丘)