浮腫みを解消したい女性必見!8つの解消法でスッキリ美脚を手に入れよう

冷えや便秘、ストレスと並んで女性特有の悩みに多い「浮腫み(むくみ)」。足や顔の浮腫みは不快さやだるさはもちろん、太って見えてしまったりと女性にとっては何とか解消したいテーマですよね。女性は生理や妊娠によるホルモンの影響を受けたり、冷えや血行不良から浮腫みを生じてしまうことも多く身体の構造自体が浮腫みやすくできているようです。普段の生活の中でできる浮腫み解消法もご紹介しますので試してみてくださいね。

浮腫み(むくみ)の原因と対処法について

手足や顔に現れる浮腫み(むくみ)の原因には、塩分のとり過ぎ、座りっぱなしや立ちっぱなしといった長時間の同じ姿勢、冷え・血行不良、新陳代謝の低下、ホルモンバランスによる影響などが挙げられます。

浮腫みがひどい時の対処法としては、マッサージや足湯、足を枕の上にのせて寝る足枕、軽い運動による基礎代謝アップ、塩分の少ない食生活などを心がけると良いようですよ。

浮腫み(むくみ)とは?

浮腫み(むくみ)は、医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、何らかの原因で皮下組織に余分な水分がたまってしまった状態のことを言います。人の身体は心臓がポンプとなって血液を送り出し、動脈を通って全身に行き渡ることで細胞に酸素や栄養分を届けます。

細胞で使われた二酸化炭素や老廃物は、全身を巡る静脈やリンパ管をつたって心臓に戻るのですが、同じ姿勢を長時間続けた場合や塩分を摂りすぎた日は、血液を心臓に戻すポンプの役割が低下して血流が悪くなってしまうのだそうです。

女性によく見られる症状

夕方に足がパンパンになって張ってしまうという症状、女性には多いのではないでしょうか?浮腫みが足におきやすいのは、足が心臓から遠く、水分が重力の関係で身体の下の方へたまりやすいからなのだそうです。特に立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢を長時間続けた場合、血液を心臓に戻すポンプの役割が低下して血流が悪くなり、浮腫みが起こりやすくなるのです。

筋肉量が少ない女性は、心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱いため男性よりも浮腫みやすいと言われています。また、妊娠や生理など、ホルモンバランスの影響で浮腫みが出ることもあります。

妊娠中の女性の約30%は、足に浮腫みを感じているそうですし、女性は生理前になると黄体ホルモンというホルモンの分泌量が多くなるため、余分な水分が体に溜まりやすくなり浮腫みが起こりやすくなるということです。浮腫みに悩む女性が多いのはこのような理由からなのですね。

余分な水分が溜まっている

浮腫みが生じている時、体内の水分コントロールがうまくいかず水分が異常に増加した状態になっています。詳しく言うと、細胞と細胞の間にある間質液が増えている状態です。間質液がリンパ管に入りリンパ液になりますが、このリンパ液が正常に代謝されないままでいると、余分な水分や老廃物が皮膚の下に蓄積されていきます。

アルコールも浮腫みを引き起こす要因となります。アルコールを飲みすぎると身体の水分が奪われて血液濃度が高くなり、血管内に脱水作用が起こります。身体は脱水を回避するため血液濃度を下げようとして、逆に血管内に水分を取り込みます。この水分の一部が浮腫みとなるのだそうです。

浮腫み(むくみ)の原因ってなに?

女性に多い足の浮腫みの原因は、同じ姿勢をとり続けることなどによって全身の血行が悪くなり、身体に不要な水分が下半身に溜まってしまうことが原因。顔のむくみは顔の皮膚の下の組織に水分がたまることが原因で、起床時に最も多く見られると言われています。

しかし一過性の浮腫みとはいっても、浮腫みが起こる原因には心不全や肝硬変、腎臓病などの重大な病気が隠されている可能性もあるため注意が必要です。内臓自体が浮腫むことで内臓機能がうまく働かなくなっているということも考えられます。浮腫みが出る原因に最も多いのは腎臓病で、腎不全やネフローゼ症候群、糖尿病性腎症の初期症状の可能性もあります。

長時間同じ姿勢で立っている

足の浮腫みは、足の筋肉が疲労することで、ふくらはぎの筋肉が血液を心臓へ戻すポンプの役割を果たさなくなり、血流が低下することで起こります。長時間同じ姿勢で立っているとふくらはぎで血液が停滞し、筋肉の収縮作用によるポンプ作用ががうまく働かず足の血液が心臓に戻りにくくなりうっ滞してきます。靴下の跡が残ったりするのもそのためです。

足やすねなどを指で圧迫してみて痕がなかなか戻らないような時は、正常な時の体重の5~10%以上もの水分が溜まっていると言われています。身体にたまる水分が体重の5~10%に未満の場合は、見た目には浮腫んでいなくても体重は増加しているのだそうです。このような症状は潜在性浮腫と呼ばれています。

冷えや血行不良

血液は、余分な水分を細胞から排出する重要な役割を担っていますが、身体が冷えることで血の巡りが悪くなると、身体にたまった疲労物質などが排出されず、浮腫みを引き起こしてしまいます。つまり、冷えによって血行不良が起こると水分が排出されずむくみやすくなってしまうのです。

冷えや血行不良が浮腫みを引き起こすだけでなく、浮腫みそのものも冷えや血行不良を引き起こします。特に、心臓から遠い部位である足に浮腫みが起こり、血行不良が続くと、慢性的な冷え性になることがあります。冷え性は不妊や生理痛などの不調を起こしやすいとも言われますので、女性の皆さんは気を付けたいところですね。

静脈瘤

妊娠や出産、長時間の立ち仕事などが原因で身体に下肢静脈瘤が起こることがあります。下肢静脈瘤とは、足の静脈に血が溜まり血管が膨らんでしまう症状のことです。悪化すると、痛みや体のだるさ、かゆみ、こむら返りなどを引き起こすだけでなく、下腿色素沈着や潰瘍形成など症状が発展してしまう場合がありますので、早めの治療を行ってください。

静脈の血管内には、足から心臓へと血液を戻す際などに血液の循環をスムーズに行う役目を果たす弁があり、通常この弁によって血液の逆流を防いでいます。しかし便が機能不全に陥ると血液が逆流し、血管内に汚れた血液がどんどん溜まってしまいます。この溜まった血液がコブのように盛り上がり、血管が表面に浮かび上がってしまうのです。

肝臓や腎臓の病気

浮腫みと一口で言っても、腎臓や肝臓の重大な病気が原因の場合もあるそうです。腎臓には、体内の水分をコントロールしたり老廃物を尿として排泄する働きがあります。腎炎などで血液を濾過する機能がおちると、老廃物を排泄できなくなり、身体にとって有害なものが蓄積されてしまいます。

浮腫みがひどくなってきたり、1日に1〜2kg以上の体重増加が見られる場合は、ネフロ-ゼ症候群や腎不全など、腎臓に何らかの疾患が疑われる場合があります。

浮腫みは、肝硬変の症状として現れる場合もあります。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれるため、初期症状を感じることはほとんどないようですが、悪化すると痛みが出る、腹水がたまる、黄疸が出るなどの症状が現れます。浮腫みが続くときは病院で早めの受診を行ってください。

薬の副作用

薬の副作用で浮腫みが生じることもあります。特に風邪薬や胃腸薬などに含まれているグリチルリチンという成分は浮腫みを誘発することがあるのだそうです。

グリチルリチンとは、甘草(カンゾウ)という食物の根に多く含まれており漢方薬にも配合される成分で、ナトリウムが尿に排出されるのを抑える作用があり、体内の水分量が増えることで浮腫みを引き起こすと言われています。

妊娠中毒症

かつては妊娠中に高血圧、タンパク尿、浮腫みのいずれかの症状が起こった場合は妊娠中毒症と診断されていましたが、研究が進んだ近年では妊婦に最も影響が大きいのは高血圧であることがわかり、妊娠中毒症という名称はあまり聞かれなくなりました。2005年に妊娠中毒症という病名も妊娠高血圧症候群に変わり、その病気の定義も改められたのです。

浮腫みに関して言えば、妊婦は浮腫みが出やすくその症状は妊婦の約30%にみられます。特に妊娠末期には大半の人に現れるということです。

しかし、妊娠6~7ヵ月の早い段階で浮腫みが出たり、9~10ヵ月の段階で1週間に1~2Kg以上体重増加を伴う浮腫みが起きた場合は、高血圧や蛋白尿の症状が現れる可能性が高くなるため、注意が必要だと言われています。妊娠している女性にとって、浮腫みは自覚症状として最もわかりやすい症状ですので、自己判断せず医師に相談するようにしてください。

浮腫み(むくみ)の解消法は?

では、不快な浮腫みはどのように解消すればよいのでしょうか? 簡単にできる浮腫みの解消法をご紹介します!

ストレッチやマッサージで血行促進

ストレッチやマッサージをすると、硬くなった筋肉がほぐされ身体がリラックスします。特に、足のマッサージはむくみの解消にも効果的。ツボ押しマッサージやお風呂につかりながらマッサージをするとより効果的だそうですよ。

マッサージするときは揉むのではなく、リンパを流すイメージでなでるように行います。ふくらはぎの内側にある腓腹筋や内側の足首に近いヒラメ筋をストレッチすることで、血流の流れが改善し血行が良くなるそうです。

筋力アップ

浮腫みと筋力不足は相関関係にあるため、筋肉量が不足していると血行不良を引き起こしたり、リンパがスムーズに流れなくなったりします。運動不足などによってふくらはぎの筋肉が低下すると、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が衰え足の血液を心臓へ戻す効率が悪くなってしまいます。足の浮腫みが気になる人、浮腫みにくい身体を作りたいという人は、筋力トレーニングを心がけてみてはいかがでしょうか?

浮腫み解消グッズを使用

浮腫みを防ぐグッズの中でも人気なのが、弾性ストッキングです。弾性ストッキングは普通のストッキングとは違い、足首から心臓方向へ段階的に圧迫力が弱くなる構造で、下肢静脈の血液のめぐりを促してくれます。着圧ソックスという名称で市販されているものもあります。

弾性ストッキングは、静脈瘤やリンパ浮腫の治療の際にも使われる医療用ストッキングで、病院での診断後、医師が適切なものを勧めてくれるようです。市販の商品も医療用と構造は同じで、就寝時にはいて寝るだけで翌朝の浮腫み解消につながるようです。

足を高くして寝る

足を枕などの上に乗せて寝る足枕によって、浮腫みが解消することがあります。足に溜まった血液やリンパ液は、足を心臓より高い位置に置くことで心臓へ戻りやすくなります。足がパンパンになってしまった日は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

適切に水分を摂る

水分の摂りすぎは浮腫みを悪化させることになりますが、滞ってしまったリンパ液を排出するためには適切な水分補給が大切です。

ポイントは常温程度の水分をとること。暑いからといって冷たい飲み物で胃腸を冷やしてしまうと胃腸の働きが悪くなり浮腫みを引き起こす要因になります。常温のミネラルウォーターや一度加熱した麦茶や紅茶など覚まして飲むと利尿作用が促され、浮腫み解消につながるのだそうです

簡単にできる浮腫み(むくみ)対策

浮腫みは日常生活の見直しでも改善が出来る症状です。では、普段の生活の中で出来る簡単な浮腫み対策は何があるのでしょうか?

椅子の高さを調整

デスクワークの人は、ぜひ椅子の高さ調節を行ってみてください。座り方は浮腫み解消の重要なポイントです。椅子に座るときは、足の裏を床にしっかりと着けて座ります。足がしっかり着いていると、それだけで筋肉が刺激され足のポンプ作用が働くのだそうです。床に足をつけながらつま先を上下に動かすとさらに効果的です。

塩分控えめの調理をする

塩分の高い食事は浮腫みの原因となります。塩分には水分を抱え込む性質があるため、身体の中で余分な水分を排出しにくくしてしまい、体の中に溜まってしまうのだそうです。カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル、ビタミンB1、たんぱく質などの栄養素を積極的に摂ることで浮腫みの解消につながります。

腎不全にかかっている患者さんの1日の塩分摂取量目安は6~7g程度を目標しているようです。さらに高血圧や浮腫がある患者さんの場合は、5g以下に制限される場合もあります。

夜はバスタブにつかる

浮腫みが気になるときは、シャワーではなく38~40度程度の湯船にゆっくり漬かることをおすすめします。浮腫んでいる時は、身体の冷えや血液の巡りが悪くなっている状態なので、身体を温める習慣をつけて冷えを解消し血行を良くすることが大切です。

お湯にみかんの皮やレモン、入浴剤を入れるのも良いそうです。また民間療法として伝わる、お酒やお酢を入れる入浴方法も効果的だと言われています。ゆっくりぬるめのお湯に漬かり身体の表面だけでなく深部を温めることが大切です。

まずは生活習慣で浮腫み解消!

浮腫みの原因を探っていくと、デスクワークや立ちっぱなしの仕事、冷えや血行不良、塩分の高い食事、生理などのホルモン影響など、私たちの生活に身近なコトばかりでした。女性は本当に浮腫みやすい生き物なんですね。

でも、浮腫みにくい体質はちょっとした心がけで目指せるのではないでしょうか?毎日のバスタブ入浴、マッサージ、仕事中のストレッチ、着圧ソックス、足枕、食生活に気を付ける、アルコールを控える…など、実践できることはたくさんありそうです。一つひとつの積み重ねで、浮腫みにサヨナラできるといいですね。

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