映画「海猫」 |
女優、伊東美咲(27)が初めて“濡れ場”に挑戦した注目映画「海猫」(11月13日公開、森田芳光監督)のマスコミ試写が4日スタート。ついに“熱艶”がベールを脱いだ。「ぜひスクリーンで確かめたい」と東映試写室に駆け込んだ記者がいち早くリポートする。
製作発表時から「伊東のハードな絡みもある」などと話題になっていた「海猫」。北海道・函館を舞台に、2人の男(佐藤浩市、仲村トオル)の間で揺れ動く女を伊東が演じているが、冒頭から見せてくれた!
漁師・邦一(佐藤)の妻になった薫(伊東)。結婚披露の祝宴を終え、その初夜−。身を固くする薫に邦一は「オレに何でもまかせておけ」とやさしくささやきながら、薫の着物の帯を解く。シュルッシュルッときぬ擦れの音の中、激しく唇を吸い、体を重ねていく。
試写室につばを飲みこむ音が聞こえそうだ。
次は浜辺の道具小屋。なかなか漁師の生活になじめない薫にいらだつ邦一が道具小屋で薫の服をはぎ取ると後ろから乱暴に犯す。邦一に薫は違和感も覚え出す。
そんな折、街の鉄工場で働く邦一の弟、広次(仲村)が登場。「守ってやるから。アニキにはあんたを守れない」という広次に薫もグラリ。そして禁断の愛に…。抑圧された欲望を爆発させるように、広次は薫の足の指をなめ、薫は広次の厚い胸に舌をはわせる。
カメラワークでバストトップを見せず、「これだけかい(北海道弁)」と露出には不満ながら、全編ハードな絡みで、伊東のホンキ度も伝わってくる。
映画「血と骨」 |
森田監督といえば、今回と同じ筒井ともみ氏の脚本によるヒット作「失楽園」(平成9年)で、役所広司と黒木瞳の不倫愛を大胆に描いた。
興奮さめやらぬ試写室には、東映相談役の岡田茂氏の姿もあり、「森田監督の最高傑作だな。いい映画だよ」とご満悦だった。
「海猫」より1週早い11月6日公開のビートたけし主演作「血と骨」(崔洋一監督)では女優、鈴木京香(36)も奮闘。こちらも露出は物足りないが、すさまじいレイプシーンに挑戦した。美人女優の相次ぐ“体当たり艶技”。コーフンの秋といきますか。
ZAKZAK 2004/10/05