11月26日 19時44分
東京の不動産会社の役員の男2人がおととし5月、道知事の免許を受けないで札幌市中央区内の不動産の売買を行ったとして、宅地建物取引業法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも東京の不動産会社の役員で、韓国籍の康仁生容疑者(66歳)と、寺本ショーン英孝容疑者(29歳)の2人です。
警察の調べによりますと2人はおととし5月、道知事の免許を受けずに札幌市中央区内の土地付きの建物5棟分をあわせて3億1500万円で購入し、その日のうちにマンションの開発業者に販売したとして、宅地建物取引業法違反の疑いがもたれています。
取り引きの2か月後、地元の不動産業者から「無免許で土地を売買している業者がいる」との情報が寄せられ、警察が捜査を進めていましたが、容疑が裏づけられたとして2人を逮捕しました。
警察によりますと、2人は平成19年ごろから無許可で札幌市内に事務所を構えてマンション用の土地取引を繰り返していたということです。
調べに対し寺本容疑者は容疑を認めているということですが、康容疑者は、「無免許で不動産を買ったのは間違いないが、犯罪には当たらない」などと一部容疑を否認しているということです。
警察によりますと、2人は今回の取り引きでおよそ6500万円の利益を得ていたということで、ほかにも余罪がないか詳しく調べています。
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