母乳の後のゲップは赤ちゃんには必要?ママ必見!ゲップの重要性を解説!
「授乳後のゲップは大切だからと説明されるけど、どうして必要なんだろう?」…と思ってしまう事ないですか?ゲップをさせるコツ出なかった時の対処法、吐き戻しがあった場合気を付ける点などわかりやすくお伝えします!
母乳後のゲップは必要?出なかった時の対処と注意点・吐き戻しなどを解説!
赤ちゃんにおっぱいをあげた後の「ゲップ」。「お医者さんや助産師さんに言われたからさせてるけど、どうして必要なの?」と考えた事ありませんか?赤ちゃんのゲップの必要性や注意点について解説していきたいと思います。
亡くなってしまう原因の約6割は「窒息」
東京都監察医務院が平成15年から10年間にわたり「5歳未満の子どもが突然死をした原因や経緯」を分析した結果、全体の6割を占めた最も多くの原因と経緯が、授乳・哺乳後に吐き戻して気管に詰まらせてしまうなどの「窒息死・吐乳/吐物吸引」となっている事が判りました。
このことからも解ると思いますが、ゲップをさせてあげることは大切な事なのです。赤ちゃんは気管も未発達の状態で、一人で思うように動くことも出来ません。ママが疲れてしまったときはパパや協力してもらえる人にお願いをして、赤ちゃんのゲップを出させてあげましょう。
ゲップがどうしても出ない時ってどうしたらいいの?
ゲップをさせるコツを掴んでママもパパも赤ちゃんも楽になりましょう!
まずはゲップをさせるコツをつかんでみよう!
ゲップをさせる時の代表とされる姿勢が「縦抱っこ」や「膝や太ももに座らせて」と言われていますが、いくらゲップをさせやすい体勢と言っても慣れるまで時間がかかってしまいますよね。そこで、「始めたばかりのママ・パパでもコレを意識するとゲップを出しやすくなる」というコツをお伝えします。
それは「赤ちゃんの胃を位置を意識する」です!「何で胃なの?」と思われる方もいるかもしれません。ですが、ゲップは胃に溜まった空気を出すことになりますので「赤ちゃんの胃の位置を意識」しておくだけで、ゲップを出しやすくなるのです。
具体的にはどうするの?
縦抱っこの場合は、ゲップをさせるママやパパの肩を赤ちゃんの胃の位置あたりに当てるような姿勢にします。そして膝(太もも)に座らせた場合は、赤ちゃんの胸を持たれ掛からせる腕をあかちゃんの胃の位置に当てるような姿勢にします。このように、肩や腕で赤ちゃんの胃を意識をした姿勢を取ることによって、適度な刺激となりゲップが出やすくなるのです。
そしてもう一つ!背中をさする時は「胃の中に溜まった空気を上に向かって押し出す」という事をイメージしながら撫でてあげると、ただ撫でている時と比べて出やすくなってくれるでしょう。力を入れて撫でると、赤ちゃんが苦しいだけでなく緊張してしまい余計に出なくなるとも言われていますので、力を入れ過ぎないよう気を付けて下さいね。
授乳シリーズ(3)【授乳後のゲップはやさしく】新生児からの母乳育児のお悩み「ゲップが出ない」に答えます
おならになって出てくる場合もあります!
大人が飲食をした時一緒に空気を飲み込んでしまうと一部はゲップとして排気され、ゲップとして排気されない場合は胃や腸を通りガスになり、おならとして出ていきます。それと同じで、赤ちゃんもゲップとして出て行かなかった場合はおならとして出て行ってくれるのです。
寝てしまった場合は?
ゲップをしないままで寝かせてしまった場合の心配なことと言えば吐き戻しをしてしまった場合ですよね。特に仰向けで寝かせてしまった場合、吐き出したものが気管に入り込み詰まってしまう危険性が出てきます。
そのため、どうしてもゲップをしないまま寝てしまった場合は、顔と身体の全体が横向きになるよう(背中にロール状に丸めた)タオルやクッションを挟み横向きになるようサポートして、吐き戻した母乳やミルクや気管に詰まるのを防ぐように寝かせてあげましょう。
その際しっかり真横を向くほどタオルやクッションを挟み込んでしまうと、赤ちゃんが動いたりした時にバランスを崩し、うつぶせ寝になり窒息死してしまう可能性も出てきてしまいます。ですので少し斜め上を向く様な状態を保ってあげることに気を付けてあげましょう。
そして、ゲップをしないまま寝てしまった場合は就寝中の吐乳に気を付けることも大切です。こまめに確認をしてあげてくださいね。
機嫌よく起きている場合は…?
赤ちゃんが苦しそうにしていない時は無理にゲップをさせなくても良いかもしれません。「ゲップが出ないけどご機嫌で起きてるし…」なんて時は、上記の動画映像にあるように、上半身を高くして寝かせてあげる方法もあります。
○バウンサーに乗せる。
○(ベビーベットの敷布団の下に)バスタオルを折りたたんで敷いて上半身を少し高くする。
○クッションや授乳クッションを敷いたりする。
など、いろいろ工夫してみて下さいね。
いずれの場合も赤ちゃんがずり落ちないよう目を離さず、こまめに確認をすることが大切ですね。
どんな吐き戻しに注意するべき?
授乳後の吐き戻し、大丈夫なものなのかどうか気になりますよね。
固形のようなものが出てくる場合
吐き戻したモノが塊(またはヨーグルト状)のような物だった時、「母乳(ミルク)しか飲ませてないのに何で?」と心配になりませんか?これは母乳に含まれている「カゼイン」というたんぱく質が胃酸と反応して固まりやすくなる性質を持っており、凝固してしまった結果、塊もしくはヨーグルト状のモノが吐き戻されたと考えられます。胃酸と反応しているため、匂いは少し酸っぱいような匂いがします。
吐き戻しに色がついている場合
母乳の場合はママの乳首が切れていたりするとお乳と一緒に飲み込んでしまうのかな?と心当たりがある分少し焦りが無くなりますが、そうでない場合はどんな場合があるのでしょう?
吐き戻しと一緒に血液が出る場合
母乳やミルクを吐き戻す時、胃酸も一緒に戻ってきます。その際の胃酸が食道の粘膜を荒らしてしまい、時に出血をすることがあるそうです。これを「逆流性食道炎」と言います。そして稀ではありますが、胃の中のものが逆流してしまい大量に嘔吐すると胃酸の一部が鼻の粘膜を刺激して荒らし、出血してしまいます。そしてそれを飲み込み母乳やミルクと一緒に吐き戻してしまう場合があるそうです。
逆流性食道炎は様子を見ているうちに治ることが多いと言われていますが、症状が出た場合まずはかかりつけの小児科医の先生に相談をしてみましょう。そして暫くの期間は、授乳後現在の2倍ほどの時間を取って、しっかりゲップをさせてあげるようにしましょう。
そしてすぐに横にするのではなく、寝かせるのであれば初めは上半身を少しおこし気味にして、ゲップの出かたなどの様子を見ながら、少しずつ寝かせてあげるようにすることをオススメします。
吐き戻しに黄色~緑色のものが混ざっている場合
新生児期に胆汁性嘔吐がみられる場合、腸閉鎖・腸回転異常症及び中腸軸捻転・肥厚性幽門狭窄症・ヒルシュスプルング病・鎖肛などの先天性疾患が強く疑われるそうです。これらほとんどの疾患に対して回復術が必要となり、特に「腸軸捻転」は時間が経つにつれて長官の大量壊死へと進行する、命に関わる程の危険性があるそうです。
いずれにしても迅速な診断を必要とする可能性が高いので、吐き戻しに黄~緑の色がついている場合は早急にお医者さんの診断を受けることをおすすめします。
吐き戻した後におっぱいをあげていいの?
母乳やミルクを飲むようなら初めはティースプーン1匙位から少しずつ飲ませてあげても良いそうです。特にミルクは薄めると少し吐きにくくなるかもしれません。しかし、水分さえ摂取できていれば心配いらないため、栄養面を考えるよりは、アルカリイオン飲料などの吸収しやすい飲み物を飲ませてあげるのも良いかもしれません。
アルカリイオン飲料も、赤ちゃん用のものであれば「糖分が多すぎるかも」ということもないと思われます。様子を見て、焦らずゆっくりあげてみて下さいね。
ゲップはいつまでさせるの?
目安としては、縦抱っこをしてゲップをさせても「何も出てこないことが増えてきたな…」という時期です。個人差はありますが、赤ちゃんが母乳やミルクを飲む時に空気を一緒に飲み込まなくなる時期が生後3~4ケ月頃と言われています。すると、ゲップをさせようとしても何も出てこない事が増えてくるのです。
そして首が座ったり寝返りをし始める時期、お座りが出来る様になってくる時期の生後5~7ケ月頃にはお腹の空気が自然と排気出来るようになってくるのだそうです。そういった時期がくればゲップをさせなくても大丈夫とも言われています。
少しでも不安なときは相談を!
赤ちゃんとの生活が始まると、初めてな事ばかりで戸惑う事も多いと思います。日頃から赤ちゃんとコミュニケーションをとることによって、ママとパパの戸惑いも、焦りも少なくなってくるのではないでしょうか?
それにゲップを出させることは「ママじゃないと出来ない」なんてこともありません。日頃からパパやおばあちゃんなど「赤ちゃんとのコミュニケーションだよ!」と、どんどん周囲の人たちに協力をしてもらってくださいね。ママが休息を取ることも大切ですよ!
そしてゲップ不足による吐き戻しだけでなく、少しでも普段と違う様子があればしっかり観察をして、少しでも心配な場合はかかりつけの小児科医の先生へ相談しましょうね。
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