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第一戦線
初投稿作品です!
宜しければ是非読んでやって下さい!
-地下室-
雄介「これを、こうして...」
赤い宝石を血で描いた魔方陣の上に置き、詠唱を唱える。
雄介「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者
汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ...」
雄介「ふぅ...こんなところか...」
詠唱を唱えた直後、魔方陣が光輝き、人の形が浮かび上がる。
そこに赤い外套に白い布を羽織り、同じく白いフードで顔を隠した男が立っていた。
???「......。」
雄介「おぉ!無事に成功した!
で、お前は、とりあえずクラスを教えてくれ。」
???「....ん、ぁあ、そうそんなにあわてないでくれ。とりあえず、そうだな、クラスは...アーチャー だ、真名は...とりあえずいいだろう。というより言っても分からないだろうし...。」
雄介「どういうことだ?分からないって、俺は歴史の知識は豊富なつもりだぞ!」
アーチャー「違う、そうじゃない。まぁいいだろう。それについては後でだ......そうだな、とりあえず外に誰かいるぞ、君の身内や知り合いではなかろう...明らかな殺気を持っている...。」
雄介「‼」
そのとき、玄関辺りに破壊音が響いた。
雄介「くっ...!」
急いで音のした方向に向かった。そこには、白馬に乗り、大槍を持った騎士がいた。
雄介「...!サーヴァント‼」
アーチャー「そのようだな...ライダーか、もしくはランサーか。」
雄介「来るのが遅いぞ!...とりあえず、来るっ!」
二人のサーヴァントが激しい金属音を立てぶつかり合った。
アーチャー「ふ、すまないな。だが...成果は上げるさ!」
雄介「あぁ、頼む!.....と、待て、お前本当にアーチャーか!?その双剣は!?」
アーチャー「今は目の前の敵を撃退することが最優先だ!それについても後だ!...貴様、クラスは、ライダーか?」
謎の騎士「...違うな。」
アーチャー「では、ランサーか。」
謎の騎士「.....。」
アーチャー「ランサーか。」
謎の騎士「....どうかな。」
そのとき、謎の騎士の槍が白く輝いた。
アーチャー「...!宝具!」
雄介「来るぞ!アーチャー‼」
アーチャー「分かっている‼」
謎の騎士「ロンゴ....‼」
アーチャー「...くっ!」
謎の騎士「ミニアド‼」
アーチャー「....... ...ァス‼」
アーチャーが手を前にかざし、花のようなものが出現したと思った矢先、謎の騎士の攻撃を受け止めた。
雄介「...‼どういう‼」
アーチャー「とりあえずここは退避だ!受け止めることは出来るがもう持たないぞ!」
雄介「.......。」
アーチャー「早くしろ‼」
雄介「...‼」
そのときは、アーチャーとこの場を退避した。
-山森-
雄介「ハァ...ハァ...!さっきのは、何だ...。」
アーチャー「うーん、そうだな、あえて言えば宝具の一種だ。」
雄介「まぁ、それはそういうことで納得しておく、じゃああの双剣は?お前アーチャーじゃないのか?」
アーチャー「あぁ、アーチャーだよ。だがアーチャーでも剣は使うさ、勿論弓も使うしな。」
そういってアーチャーは黒い弓を召喚した。
雄介「その弓は?」
アーチャー「これは自作だよ。これ自体は何ともないただの弓だよ。」
雄介「そういえばお前の真名を聞いてなかったな。」
アーチャー「それならまずは君の自己紹介を頼むよ。どう呼べばいい?」
雄介「あ、そういえばまだだったな。俺の名前は英真 雄介、一応この町の高校に通う学生で、そんでもってあの家の、英真家の六代目当主だ。ちなみに前当主の親父は今アメリカに行ってるよ。おふくろも一緒にな。普通に雄介って呼んでくれ。」
アーチャー「了解した。そうだな...
オレはシロウ...エミヤシロウ...だ。宜しく。」
読んでいただきありがとうございました!
これからもシリーズで続けていくつもりなので見守って下さいm(__)m
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