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【政治】維新 与党化くっきり TPP、年金…次々と賛成野党の日本維新の会が今国会で政府提出の重要法案に次々と賛成し、事実上の与党化が進んでいる。二十五日の衆院厚生労働委員会では自民、公明両党とともに年金制度改革関連法案に賛成し、採決に反発した他の野党との違いが際立った。 (我那覇圭) 衆院厚労委で維新を代表して討論した河野正美氏は、法案が抜本改革ではなく審議も不十分だったことを「遺憾」としたが、最終的に「現状を一歩でも前進させる」と賛成した。現在の高齢者の年金を抑制する内容に反発する民進、共産両党の委員が委員長を囲んで騒然となる中、野党席で唯一、賛成のため起立した。 今国会で維新は二〇一六年度第二次補正予算に賛成し、安倍政権が最も重視し衆院で採決を強行した環太平洋連携協定(TPP)承認案と関連法案にも賛成した。 反対したのは、国家公務員の給与を引き上げる法案ぐらい。党の看板政策である「身を切る改革」と矛盾するからだ。 党名がおおさか維新の会だった三月には、一六年度当初予算案には反対していた。参院選を経た現在、与党とは表向き「是々非々」としているが、実際には予算案をはじめ、重要法案に賛成し、安倍政権に協力する形となっている。 同党の馬場伸幸幹事長は二十五日、沖縄振興関連税制に関する要望で自民党本部を訪れた際、「母屋に帰ってきたような感じだ。元自民党ですから」と記者団に語った。馬場氏はかつて自民党の大阪府堺市議だった。 PR情報
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