根本的な問題はこの国が危機的な少子高齢化にあるということで。
老人と現役世代の比は2015年で2.3、2060年には1.3になるんですよ。
ってことはあれですよ、この国はすでに福祉が崩壊してるし更に悪化するって事ですよ。
だって、福祉を実現するためには多数の強者と少数の弱者という構造が必要ですから。
強者に影響のない範囲でリソースを弱者に分配するから福祉は福祉たりえるんですよ。
現役世代2人で老人1人を支えなさいって今の現状は福祉でもなんでもないですよ。
ただの重い負担。そしてそれは福祉の理想とは裏腹にむしろ社会の持続的な成長を
で、これが2060年には1.3になる。現役世代1人で老人1人を支える社会になるんですよ。
各々が1人ずつ老人を抱える社会になる。どうするんですか?そこで憲法ですよ。
老人を見捨てるにせよ、若者を見捨てるにせよ、大きな物語が必要で、それが憲法ですよ。
お国のために死んでもらう人たちが今後多数出てくるのは確実なわけで、それを見越して
憲法を改正しそれを擁護する理屈を入れ込む必要があるんですよ。
「家族に養ってもらえない老人は死んでください」と言わざるを得ない日がくるんですよ。
自民党が悪いんですか?違うでしょ。全ての日本人が自由に生きた結果がこれですよ。
独身貴族楽しい!とか、産まない自由がある!とかいってきたツケですよ。
資本主義に制約が必要なように、市民の生き方にも制約が必要だったんですよ。