こんにちは、ricoです。本日はですね、このところ話題になっている「スペースワールド」のスケートリンクについて。ご存じとは思いますが、念のため説明すると北九州市にあるスペースワールドというテーマパークが
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5000匹の魚を氷漬けにしたアイスリンク上でスケートができるという演出をして批判を受けているのです。今月12日から行われているようで、すでにホームページには
アイススケート フリージングポート一時休止について 氷の水族館に関して様々なご意見を頂いております。 「いきものを娯楽・イベントとして使うのはおかしい。」「お魚がかわいそう。」など、多数のご意見、重く受け止めております。 氷の水族館について不快に思われた皆様に深くお詫び申し上げます。 つきましては、本日から氷の水族館の企画は中止させていただきます。 会場のアイススケート場の再開日は、決まり次第ホームぺージにてお報せします。
と掲載され中止になっているようです。中止前にはこのように書かれていました。
前代未聞のアトラクションで日本初!いや世界初間違いなし!!なんと5000匹の氷漬けにされた魚たちの上をスイスイと滑走。ありえないシチュエーションでスケーティングが楽しめる。見たことも聞いたこともないアトラクション。君はその体験者となる。
こちらに写真が掲載されています。
魚5千匹氷漬けのスケートリンク、批判受け中止に:朝日新聞デジタル
大きなお魚は写真が使われているそうですが、その他のお魚は、商品にならない規格外のお魚を鮮魚店から卸してもらったそうです。スペースワールドの公式Facebookでは「おっ・おっ・・・溺れる・・・くっ・くっ・苦しい・・・」や「世にも奇妙なスケートリンク アホですな~SW(笑)」という発言があり、現在は削除されています。
スケートリンクにお魚が氷の表面から露出していた、とか、血がにじんでいた、とか。そういう事態にもなっていたようです。
スペースワールド担当者にこのアイスリンクの展示意図を聞いたのは、こちら。
「悪趣味」と炎上 スペースワールド5000匹の魚を氷漬けにしたアイスリンク演出、展示意図を聞いた - ねとらぼ
そして、このアイスリンクの今後なのですが、展示を取り下げるという考えはないそうで、来ていただければ展示の意図もわかってもらえるはず、というようなコメントがありました。機会があれば実際にリンクにお越しいただきたいと。この展示が終了した後には
魚たちの命も含めて、海の世界を感じていただくという演出趣旨ですので、展示終了後は頑張ってくれた魚たちを供養しようという案も出ています。
と、ここまでが概要です。そもそも、「頑張ってくれた魚たち」っつー表現がね、労ってる感だしてるけど、どうよ?変でしょ?
定年退職するお父さんに、今まで頑張ってくれたお父さん、ありがとう。これはいうよね。普通に。それがもし、亡くなった時に贈る言葉であっても、生きてるときに私達のために精いっぱい頑張ってくれて、お父さんありがとう、だよね。
頑張るって、死後にはできないわけですよ。それなのに、お亡くなりになって氷の中に埋められてるのに「頑張ってくれた」なんて、そんな言い方がね、おかしいっつーの。労いや感謝を表現して勘弁してもらおうってか?もし、擬人的に表現したんで、氷の中のお魚たちは生きてる仮定なんです、なんて言おうものなら。逆におっかねぇ。展示終了後に惨殺する気?
で、私ね、昔、ギョピちゃんっていう金魚を飼ってたことがあって。お魚って金魚のギョピちゃんしか飼ったことがないから、本来、お魚の亡くなり方が、よくわからないのですけども、ギョピは少しずつ少しずつ弱っていったんです。水槽の中で上がったり下がったり、横になったままだったり、戻ったり。それがすごく悲しくて辛くて。どうせなら、ひと思いに死なせてあげたいって思った。見守る事しかできなかったんだけど。
そんなギョピちゃんがね、普通の金魚だったんだけれども、例えば世にも珍しい金魚だったとして。亡くなった後にスケートリンクの氷の中に埋められて展示されたとしたら、そしてこれを演出なんて言われるとさ。は?ってなるよね。いや、それが、壁の氷の中にいて、今にも生き返りそうな美しい演出だったら、生前のギョピに思いをはせて大泣きで、胸が熱くなったりして悪くないのかもしれない。この展示の目的がその魚に命を与えるような本気の演出ね。
でも、こちらのスケートリンクはさ、人間が、あの鋭利なスケート靴で行き来するわけでしょ?魚たちを踏みつけながら。その中にうちのギョピがいたら、なにやっとんじゃーーい!ってなるよ。子供がさ「ねぇねぇ、ママ、このお魚って死んでるのぉ?」とか聞くでしょ?そんな質問しながら、その上を滑るわけですよね。どうなの?これ。
この状況を「演出」なんてクリエイティブな言葉を使用しないでほしい。マジで。ていうか「機会があればリンクにお越しください」って絶対いかねぇつーの。ま、私ひとりくらい行かなくても、どうってこともないだろうけど。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
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