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2016-11-27

オバマと竹下登と村山富市と、そしてトランプと……「歴史が評価する」の話

| オバマと竹下登と村山富市と、そしてトランプと……「歴史が評価する」の話を含むブックマーク オバマと竹下登と村山富市と、そしてトランプと……「歴史が評価する」の話のブックマークコメント

フィデル・カストロ逝く。

自分寄席で、落語家三遊亭武蔵)が高座から伝える時事ネタとしてこのニュースに接した。



ところで。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-12/2013051203_01_1.html

バラク・オバマ

キューバの国と国民の針路を変えたカストロ氏の死去は、さまざまな思いで受け止められているはずだ。国民に及ぼしたとてつもない影響は歴史評価するだろう」

ドナルド・トランプ

「60年近くにわたって自国民迫害した残虐な独裁者が死去した。彼がもたらした悲劇は決して消えないが、トランプ政権キューバの人たちが自由を得られるよう全力をあげる」


赤旗

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-12/2013051203_01_1.html

…1973年の国会日本共産党不破哲三書記局長が「中国に対する戦争を、侵略戦争と考えるのか、それとも別の戦争と考えているのか」と質問しました。72年に日中国回復をして帰ってきた田中首相は「後世、史家が評価することだという以外にはお答えできません」と述べ、侵略戦争事実を認めませんでした。

 89年には竹下登首相が、侵略戦争めぐり田中首相と同じ答弁を繰り返しました。不破氏が「それなら、あなたは、ドイツヒトラーがやった戦争について、これを侵略戦争と考えるのか」と質問すると、竹下首相は困って、日本戦争だけでなく、ヒトラー戦争に対してまで「後世の史家が評価すべき問題だ」「侵略戦争に対する学説は、たいへん多岐にわたっている。学問的に定義するのは非常に難しい」と驚くべき答弁をしました。


竹下登

[006/006] 114 - 衆 - 本会議 - 5号

平成01年02月14日

それから、謹話にお触れになりました。

 さきの大戦が悲しむべきものであって、残念のきわみであるという趣旨を述べたものであります。戦争責任問題念頭に置いたものではありません。さきの大戦宣戦布告は、国務大臣の輔弼によって行われたものであります。

 さきの大戦侵略戦争であったかどうか。この問題は、いつも申し上げますように、後世の史家がこれを評価すべき問題であると考えます。それよりも、戦争は、国民に対して大きな損害を与え、周辺諸国へ大きな迷惑をかけるものであるから、さきの大戦に限らず、戦争というものはあってはならないものである、このように考えております


村山富市

[003/004] 130 - 衆 - 本会議 - 3号

平成06年07月21日

金日成主席の死去についての弔意及び金日成体制に対する歴史的評価に関する御質問がございました。

 政府としては、儀礼上の観点から、九日、官房長官談話として哀悼の意をあらわしたところでございます。しかし、金日成体制に対する歴史的評価につきましては、今後、朝鮮半島の人々の判断にゆだねられるものであり、私としての評価を述べることは差し控えたいと存じます。

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昔読んだカストロ本の中では、これがなかなかに面白うございました。

カストロ、銅像なき権力者

カストロ、銅像なき権力者

キューバカストロに会ってみたい」そして、この長い旅が始まった――。

革命以来40年以上も権力の座にあるカストロは「独裁者」のイメージが強いが、なぜ「権力の腐敗」に陥らなかったのか?

超大国アメリカからの圧力経済苦境を経験しつつも、今日の安定を築き上げたキューバという国が持つパワーとは?

果敢な現地取材により届けられた、知られざるカストロの肉声と、ラテン社会主義国の内実に迫ったドキュメント

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