2016年11月27日13時59分
北九州市のテーマパーク「スペースワールド」は27日、スケートリンクで開催中の「氷の水族館」という企画を中止すると公式サイトで発表した。約5千匹の魚をリンクの氷に埋め込んで、その上を滑る企画。ネット上で「残酷」などと批判が集まっていた。当面の間、リンクを休業する。
公式サイトでは「5000匹の氷漬けにされた魚たちの上をスイスイと滑走」「前代未聞のアトラクションで日本初、いや世界初間違いなし!!」と宣伝。公式フェイスブックでは今月12日のオープンまでの間、魚を埋め込みながらリンクに氷を張る様子を数回にわたって投稿していた。27日午前になって「不適切な表現で不快に思われた皆様におわびします」と掲載し、フェイスブックの投稿を削除した。
スペースワールドによると、氷の水族館は「海の上を滑っている感覚を味わってもらいたい」との考えから今季初めて企画。サンマやキビナゴ、イワシなどの小ぶりな魚は、死んだ状態で水揚げされたものを卸売市場の仲買人を通して購入し、リンクに埋めた。ジンベエザメやエイといった大型の魚は、写真を引き伸ばして使ったという。
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朝日新聞社会部