南スーダン 首都に国連の「地域防護部隊」受け入れへ
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不安定な状況が続くアフリカの南スーダンの首都ジュバに、国連が平和維持活動を強化するために追加派遣を決めた4000人規模の「地域防護部隊」について、これまで難色を示していた南スーダン政府が受け入れに応じることを決め、国連側と調整を進めることになりました。
南スーダンではことし7月、首都ジュバで政府軍と反政府勢力の戦闘が再燃し、多くの死傷者が出る事態となり、国連の安全保障理事会はPKO=平和維持活動を強化するため4000人規模の「地域防護部隊」を追加派遣することを決めました。「地域防護部隊」は、市民や国連施設などを保護するため、より積極的に武力を行使する権限が認められた部隊です。
南スーダン政府は当初、主権の侵害だとして受け入れに難色を示していましたが、国際的な圧力が高まる中、25日に行われた閣議で受け入れに応じることを決めました。
NHKの取材に応じた南スーダンのコルディット副情報相は「国際社会とは対決ではなく、協力関係を保っていきたい」と述べ、今後、国連側と協議して受け入れの時期などを調整するとしています。
首都ジュバでは、日本の陸上自衛隊の部隊も国連のPKOに参加しており、「地域防護部隊」が新たに展開することで治安状況が改善に向かうのか、注目されます。
南スーダン政府は当初、主権の侵害だとして受け入れに難色を示していましたが、国際的な圧力が高まる中、25日に行われた閣議で受け入れに応じることを決めました。
NHKの取材に応じた南スーダンのコルディット副情報相は「国際社会とは対決ではなく、協力関係を保っていきたい」と述べ、今後、国連側と協議して受け入れの時期などを調整するとしています。
首都ジュバでは、日本の陸上自衛隊の部隊も国連のPKOに参加しており、「地域防護部隊」が新たに展開することで治安状況が改善に向かうのか、注目されます。