ボードゲームとは?.
ボードゲームとは、コマ・カード・ボード(通称:コンポーネント)などを使って遊ぶ、制作者によって独自に創作されたアナログゲームの総称です。現在もドイツやフランスなどのヨーロッパ圏・アメリカとカナダの北米圏を中心に、様々な種類のボードゲームが生まれています。これまでの作品数は約10万本に上ると思われ、その多様性は計り知れないものがあり、多くのファンを魅了し続けています。(参考までにプレイステーション1~4のゲームタイトル数は約7000本)
テーマ性が高い!
基本的にゲームデザイナーの創作した「世界観」「設定」「物語」に沿って進行し、短時間で終わるものがほとんどです。更に、そのボードゲームで使用されるコンポーネントは、テーマに馴染むデザイン・イラスト・レイアウト・造形等が組み込まれます。様々な作品から見てとれますが競技性のみではなく『創作性』も重要な要素として扱われています。また独創性・創作性よりも、競技性が重視されているトランプ・チェス・麻雀などに代表される抽象的(アブストラクト)なボードゲームは、「テーブルゲーム」という言葉に区別されることがあります。
パーティゲームもある!
テーマ性よりもエンタメ性を重視しているボードゲームも数多く存在します。これらは通称パーティゲームと呼ばれ、ゲーム参加者達の笑いを起こしやすいルールになっていたりコンポーネント自体にネタ要素が盛り込まれています。勝敗をきめる部分が、あえて曖昧にされているボードゲームは少なくなく、制作者の「ノリで楽しんで!勝ち負けは気にしないで!」という意図が伝わってきます。
様々な楽しみ方がある!
「パーティゲームで勝敗にこだわりすぎる」「戦略性を楽しむ作品でネタ行動に走る」という行動は一緒に遊ぶ人達からあまり歓迎されないため、多くのファンはそのボードゲームの指向・方向性に心を委ねて楽しんでいます。極端に短かい作品はわずか数分、通常20分~40分、長めで50分~90分ほどで1ゲームが終わり、半日かけて友達と遊ばれる方は、重い・軽い、ネタ・本気をバランスよく持ち込まれることも多いようです。また、ファンの間で「重ゲー」と呼ばれるものは90分~、180分あたりを越えてくると非常に重いボードゲームとして扱われており、その作品に限定した会が開かれることも少なくありません。
ボードゲームの選び方
2~5人用のものが非常に多く、更に3~4人がベストなプレイ人数として作られている作品は非常に多いです。運と戦略のバランス、攻守を楽しむもの、発展競争型、ブラフ、正体隠匿、近未来の宇宙、農場で動物・畑仕事など、世界観とゲームシステムの組み合わせはまさに無限大で、様々な作品が作られています。ちなみに2人で遊ぶためのボードゲームを探している場合、(もちろん例外もありますが)基本的に2人用の作品のほうがゲームバランスはしっかり調整されています。
最後に…
ボドゲーマは、既にボードゲームにはまっている方も、なんとなく興味を持っているだけの方も、素晴らしいボードゲームライフを送れるよう、多種多様な情報と便利な機能を提供していきたいと考えています。「みんなにこのボードゲームをもっと知ってほしい」という作品があれば、ぜひおすすめレビューの書き込みにご協力いただけると幸いです。