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お帰り、オオワシ 長浜・山本山に今季初飛来

初飛来が確認されたオオワシ=長浜市で(湖北野鳥センター提供)

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 国天然記念物のオオワシが二十六日、長浜市の山本山に今季初めて飛来した。湖北野鳥センター(同市)によると、一九九八年から毎年確認されている個体と同じとみられる。

 オオワシは羽を広げた大きさが二・四メートルあり、国内の猛きん類では最大。定期的な飛来地は本州では数カ所しかない。

 山本山をねぐらに、二キロ先の琵琶湖のブラックバスなどを餌にしており、センター職員は「山本山は魚の様子を探るための格好の高見台になっている」と話す。

 毎年、飛来を心待ちにしているファンも多く、この日は五十人ほどがカメラを手に詰め掛けた。高齢の雌とみられることから「山本山のおばあちゃん」と親しみを込めて呼ぶ愛好者もいる。飛来の時期は例年並みで、観測史上最も遅かった昨年に比べると十二日早い。来年二月末ごろまで越冬する見通しという。

 (渡辺大地)

 

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