現在ニューヨークに滞在中のるってぃ(@rutty07z)です。
アメリカは11月24日がサンクスギビング(感謝祭)ということで、僕の親友マイケルの家で、彼の家族と一緒にホームパーティーをしました。
すると、マイケルの弟ダニー(11歳)がひょっこり現れ、「Rui!チョコレート買わない?」と言ってきました。
そう、アメリカの子はこの歳で「自らのビジネスでお金を稼ぐ」感覚を知っているのです。
雇用される形以外でお金を稼ぐことの大切さ
ダニエルは20セントで仕入れたチョコレートを1ドルで販売してます。
ここで重要なのは「いくら稼ぐ」よりも雇用以外の形で「自分のビジネスでお金を稼ぐこと」です。しかも11歳という年齢で。
日本人で、この年齢でお金を稼ぐ子は中々いないでしょう(ビジネスで)。
ニューヨークだと、このお菓子の販売だったり、ダンスや音楽だったり、子供でも自分のスキルや頭を使ってお金を稼ぐ光景をよく目にします。
なぜ自分のスキルでお金を稼ぐことが大切なのか
アメリカは医療費がシャレにならないほど高く、油断すれば一発で何百万円が吹き飛んでいく世界です。
関連記事:米在住日本人に聞いた!医療費がクソ高くても日本に帰らない2つの理由
だから「自分の身は自分で守る」ためにお金を稼ぐ能力(僕は「サバイブ力」と呼んでる)が非常に高いです。
またその他にも、若い頃から雇用以外の形でお金を稼ぐことのメリットはたくさんあります。
①お金・世の中の仕組みを学べる
僕が会社から独立して一番痛感したのは「お金と世の中の仕組みを知らなさすぎた」でした。
例えば引かれる税金や保険料の仕組みだったり、どういう流れで経済が回っているのか、だったり。
もちろん会社に入ることでも学べますが、「自らお金を稼ぐ」ことでその得られる経験値は圧倒的に違います。
なんせここを理解しておかないと、収入が不安定ですから生活に直結します。
若いころからお金に関わることで知識や経験を身につけることは、長い人生において非常に重要なのです。
②「起業・個人事業主として独立」という選択肢が広がる
企業に属して働けば、毎月自動的に口座にお金が入ってきます。
しかし起業・個人事業主になるということは、自らお金を稼いでいかなければいけません。
「起業も個人事業主も興味ねーよ」という方もいると思います。向き不向きは必ずあるので。
しかし、重要なのは「いざ会社に何かあった時のために、独立できる選択肢」をもっておくことなのです。
会社だけに依存することほど怖いものはありません。
倒産・リストラされた瞬間、「自らお金を稼ぐ能力」がないので、詰みます。
だから僕の周りには「会社嫌だ〜仕事行きたくない〜」と文句だけは言うくせに辞められない人が多いのです。
「稼ぐ力」さえ身につけとけば、何かあっても独立可能なので、選択肢を広げる意味で「稼ぐ能力」は必須なのです。
お金を稼ぐ経験値が圧倒的に低い日本
日本ではどうでしょう?街中でお金を稼ぐ小学生を僕は見たことがありません。
みなさんは小学生の時、自らのビジネスでお金稼いだことがありますか?僕はないです。
基本的に多くの日本人は学生の時にアルバイトを始め、そのまま就職するケースが多いです。
若くして雇用以外の形でお金を稼ぐ経験が圧倒的に足りてないのです。
下手したら自らお金を稼ぐこともないまま、生涯を終えることもありえます。
副業を禁止する企業がほとんどで、日本ではなぜか「お金を稼ぐこと=やましいこと」という気風も相まって、日本人の起業率は先進国の中では極めて低いです。
関連記事:副業禁止で幸せになれない日本人たち
回復しない不況に、上昇を続ける物価・税金、少子高齢化による年金問題など、「お金稼ぎは汚い」などと言ってる場合ではなく、本当にまずいのです。
日本の教育に今必要なのは受験なんかよりも「お金の知識」
インターネットの多様化によって現在、確実にワーク・ライフスタイルの変革期が訪れています。
もう今の日本の労働環境や、周りの不幸せそうな人たちを見ていて感じるのは、日本の教育に必要なのは「お金」に関する授業なのです。
サインコサインタンジェントとか、なんちゃらの法則とか、日常で使うことのない「良い大学に受かるため」の詰め込み暗記授業なんかよりも重要です。
残念ながら日本は超平和です。
街を歩いてて銃声を聞くことはないし、医療費は抜群に安いし、衛生的でご飯も美味しい。
だから平和ボケしてます。
そんな平和ボケした僕達から、できるだけお金を集めるために「バカでいさせるための教育をしてる」と、僕はひねくれてるので思ってます。お金のことなんて教えません。
そして、お金のことを学ばなかった人は、企業で雇用される形でしかお金を稼げないのです。
僕は前から「サラリーマンは良い」と言ってますが、残念ながら日本の労働環境はよろしくないです。
だからお金を稼ぐ能力がない人は、どんなに仕事が嫌で辞めたくても、辞めれないのです。
関連記事:最強はサラリーマンしながら自分のビジネスできる奴。自分はそれができなかった
自分でお金稼げれば人生結構楽しいよ!って話
ダニエル(写真真ん中)のことは、彼が8歳のころから知ってましたが、2年ぶりに会って既にビジネスしてることに驚きです。
嬉しくなってチョコ買いました、美味しかったです。
アメリカに来ると、いつも周りのサバイブ力の高さに驚かせるばかりです。
「え、それビジネスにする!?」みたいな意外な発想をついてくることも。
日本で働いてる友人と話していると「副業?フリーランス?なにそれ」レベルです。
僕は本当にこのままじゃ日本はやばいと思ってます。
電通の過労死事件じゃないけど、仕事や労働環境がきっかけで自殺や、自分の夢を諦めるって本来ありえない話なんですよ。
なぜ日本は良い国なのに、学生を終えた途端みんな幸せそうじゃないの?
学生時代が楽しかった?あの頃に戻りたい?
冗談じゃない。僕は独立した今、毎日が人生最高です。
僕はサラリーマンが性格的に合ってませんでした。
しかし幸いなことにブログなどで「稼ぐ力」が少しあったので、「独立」という選択肢ができて、今楽しく生きれてます。
「稼ぐ力」を養うことで、選択肢の幅を広げれたら。
仕事のせいで夢をあきらめる人が減れば。
そう感じる日々です。
毎日どうやってどこからマネタイズしようか考えるの、けっこう楽しいですよ。
質問があればLINE@からどうぞ
現在アメリカで、最新のワーク・ライフスタイルに関する取材&勉強中です!
最新情報はLINE@で配信してます。登録お願いします。
またお悩み、ライフ・ワークスタイルに関するご質問あれば、LINEからメッセージください。返信します!
最新記事 by るってぃ (全て見る)
- 日本人に圧倒的に足りない「雇用される以外」でお金を稼ぐ力 - 2016年11月27日
- これからは本気で「遊び」を追求しお金を稼いでいく時代です。 - 2016年11月25日
- 米在住日本人に聞いた!医療費がクソ高くても日本に帰らない2つの理由 - 2016年11月21日
- 《アメリカから学ぶ》日本で無駄な残業がなくならない根本的理由 - 2016年11月17日
- 超綺麗なビーチのサンセットを見てめちゃくちゃ焦りを感じた - 2016年11月16日