相撲といえば日本やモンゴルがすぐに頭に浮かびますが、スイスにも「シュヴィンゲン」という相撲競技があるのをご存知でしょうか?スイスの国技であり3年に一度の全国大会まで行なわれます。このスイス相撲「シュビンゲン」について紹介したいと思います。
シュヴィンゲンの起こり
アルプスの夏祭りのひとつであり、放牧のためアルプの上で夏の間を過ごす牧夫たちが楽しんでいた娯楽のひとつとして始まったといわれている。
シュヴィンゲンのルール
直径約10メートルのおがくずを敷きつめたリングの中で戦う
日本やモンゴルとは違い、スイス相撲では地面におがくずがしかれています。投げられても安心ですね。
裸で競技しなくても良い
シュヴィンゲンでは、選手は半ズボンをはき、それをつかんで相手を投げ倒します。背中が地面についたら負け、投げ倒すまでは少なくとも片手で相手の半ズボンをつかんでいないと失格。
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シュヴィンゲン全国大会
スイス連邦(全国)の大会なので、会場は地域バランスをとって選ばれます。2004年はルツェルン、2007年はアーラウ、2010年はフラウエンフェルト、2016年がエスタヴァイエ・ル・ラック。2019年は中央スイス地方のツークで開催される予定です
連邦シュヴィンゲンフェスト(全国スイス相撲大会) - スイス政府観光局
全国大会優勝者ともなるとファンまで現れるそうです。
日本に相撲を習いに来る者も
SWI swissinfo.chによれば、クリスティアン・シュトゥキは稽古のため東京の相撲部屋まで稽古をつけてもらうために来たそう。そのときの感想をこう述べている。
「( 自分より ) 小さい力士に投げられ、勝ち目が全くなかったことにびっくり。想像以上だった」
実際にシュヴィンゲンを観てみましょう
まとめ
シュヴィンゲンは服やズボンにスポンサーのロゴを入れることは禁じられており、スポンサー制限は厳しい。そして優勝者に多額の賞金が与えられることもない。それでもスイスの男たちはスイス相撲「シュヴィンゲン」で勝つことの名誉を求め戦い続ける。いつの日かスイス出身の横綱なんて見れる日が来るかもしれませんね。
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