SIMフリースマホ「ZenFone 3 Laser ZC551KL」の外観や同梱物を開封レビュー! |
SIMフリーのスマートフォン(スマホ)では人気のASUSTeK Computer(以下、エイスース)の「ZenFone」シリーズの最新モデル「ZenFone 3 Laser(型番:ZC551KL)」が2016年11月26日(土)に販売開始されました。
昨年人気となった「ZenFone 2 Laser(型番:ZE500KL)」と同じ"Laser"モデルということで、低価格ながら約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶や4GB内蔵メモリー(RAM)、指紋センサーなどを搭載し、強化ガラス「Gorilla Glass 3」とメタルボディーによる質感の良いコストパフォーマンス(コスパ)の高い製品ということで、ZenFone 3やZenFone 3 Deluxeでは高い印象を持たれてしまったエイスースの本命機種と言っても過言ではないでしょう。
価格はメーカー希望小売価格が27,800円(税別)で、ASUS JAPANの公式Webストア「
今回はそんなZenFone 3 Laser ZC551KLを購入したので、まずは開封して同梱物や外観を写真を交えて紹介していきたいと思います。
エイスースでは、ZenFone 3などの今年のモデルは高級感を出すためか、箱も少しこれまでよりもリッチな感じになっていましたが、ZenFone 3 Laser ZC551KLでは昨年までのZenFone 2シリーズ世代と同じくシンプルな縦長の長方形なパッケージになっています。
今回はヨドバシカメラのオンラインストア「yodobashi.com」で購入し、税込30,020円の1%(301ポイント)還元で、シルバーを予約して買いました。もう少し早くNTTコムストアのキャンペーンを知っていればこちらにしていたと思いますが、ヨドバシカメラのポイントも多少貯まっていたので良いことにしておきました。
箱を開けたら本体が現れ、その下に付属品が収まっています。SIMピンを取り出すのが難しく、箱を開いて落としてようやく。続いて、本体に貼ってある透明な保護シートを剥がします。
なお、microUSBケーブルがZenFone 3 Laser ZC551KLなら問題ないのですが、他の製品で使おうとするとかなり固くて壊れそうなのが気になりました。個体差かもしれませんし、そもそもZenFone 3 Laser ZC551KLで問題ないのだから良いのですけど。
外観はZenFone 3が2.5Dラウンドガラスを採用しているのに対し、ZenFone 3 LaserはZenFone 3 Deluxeに近く、前面はフラットガラス、背面はメタル素材です。またフラットガラスですが、少しだけ縁が薄くなっているのか滑らかにはなっています。
本体色は購入したシルバーのほか、ゴールドの2色展開。この辺りもZenFone 3 Deluxeと同じで、どちらかというとZenFone 3 Deluxeの廉価版という印象も。サイズは約149×76×7.9mm、質量は約150g。
前面にはディスプレイの上に約800万画素フロントカメラや近接センサー、照度センサー、通知用LED、通話用スピーカーなどがあり、下には静電タッチ式のナビゲーションキー(左から戻るボタン、ホームボタン、アプリ履歴ボタン)が搭載されています。
背面には第2世代のレーザーオートフォーカス(AF)に対応した約1300万画素リアカメラやカメラ用LEDフラッシュ、指紋センサーが配置。題2世代レーザーAFは従来の約3倍となる1.2mの焦点距離まで対応した最速約0.03秒でピント合わせが行えるようになっているとのこと。
また、指紋センサーは指紋認証だけでなく、ダブルタップでカメラの起動やまたタップすることで撮影ができるように設定可能。指紋認証によるロック解除はチップセットがQualcomm製1.4GHzオクタコアCPU「Snapdragon 430(MSM8937)」と抑えたスペックになっていることもあり、それほど早くはない印象。とはいえ、使えないほど遅くはないかなと感じました。
ZenFone 3 Laser ZC551KLは、日本向けのZenFone 3などと同様にau VoLTEに対応しているので、au回線のMVNOでもVoLTE対応SIMカードなら利用可能です。またデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)は3G・4Gや4G・4Gには対応していないので、日本では利用不可。
バッテリー容量は3000mAhで、連続待受時間は3Gで約528時間、au VoLTEで約501.6時間、連続通話時間は3Gで約1176分、au VoLTEで約1438分、連続動作時間はモバイル通信時で約13.1時間、Wi-Fi時で約14.8時間、充電時間は約3.2時間。
その他の仕様は32GB内蔵ストレージ(eMMC)およびIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、Wi-Fi Direct、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Beidou)、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、磁気センサー、RGBセンサーなど。
SIMカードはmicroSIMカード(3FF)とnanoSIMカード(4FF)のデュアルSIMに対応していますが、microSDカードとnanoSIMカードのスロットは共用なので、microSDカードを使うのであれば、microSIMカードを用意しましょう。対応周波数帯は以下の通り。
[2G]
GSM: 850/900/1800/1900MHz
[3G]
WCDMA: Band: 1/2/5/6/8/19
[4G]
FDD: Band: 1/2/3/5/6/7/8/18/19/28
TD: Band: 38/41
画面構成比77%という挟額縁仕様になったため、これまでのZenFoneの5.5インチサイズと比べるとかなり小さくなっています。また持った印象としては少しだけ軽く感じ、150gあるとは思えない印象を受けました。
さらに背面もラウンドデザインになっているので持ちやすく、筆者は比較的大型スマホを常時使っているのもありますが、操作しにくいというほどではないかなと思いました。5.5インチサイズとしてはかなり小さいほうではないでしょうか。
以下、4.7インチの「iPhone 6s」や5.0インチの「ZTE Blade V7 Lite」、5.5インチの「iPhone 7 Plus」や「ZenFone Selfie」、「ZenFone Go TV」(「ZenFone Go」と同等)などを比較してみましたのでご参考までに。
後で詳しく紹介したいと思いますが、ざっくりとホーム画面や設定画面、OSバージョン、ビルド番号、初期RAM使用量、初期内蔵ストレージ使用量などを掲載しておきます。他のZenFoneシリーズと同様にクラウドストレージサービス「Googleドライブ」の100GB(2年間)が無料になる特典も付いてますし、日本語入力「ATOK for Android」もプリインストールされているのもこれらを利用するのであればよりお得感が増すと思います。
まだじっくり使い込んでませんが、やはり値段を考えるとなかなか良いように思えます。外観はこれまでのZenFone 2世代とはまったく異なり、他のメーカーと差別感がなくなってしまったのは残念なところですが、個人的には従来のZenFoneのデザインがあまり好きなデザインではなかったので嬉しいところではあります。
動作もSnapdragon 430がどうかなというのはありますが、ハイエンドモデルのようなキビキビ感はないような気もしますし、3Dを使ったゲームなどには向かないとは思いますが、それ以外では普通に使えそうな感じです。今後、カメラなども含めて使い勝手も紹介していけたらと思っています。
記事執筆:memn0ck
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