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三重忍者列車、木材内装で魅力向上を 伊賀鉄道と市
伊賀市と伊賀鉄道は伊賀線のさらなる魅力アップのため、通称「忍者列車」の車内を県産スギやカエデなどの木材で内装する。いずれも観光列車のJR九州「ななつ星in九州」や、しなの鉄道(長野県)「ろくもん」の木材を使う内装にヒントを得た。費用の一部は、ふるさと納税による寄付を充てる。運行は来月上旬ごろを予定。県によると、列車の木材内装は県内で初めて。 今回、県産木材で内装するのは一編成二両の「緑忍者列車」で、車内の壁、つり輪、座席の肘掛けなどの部分。木の内装費用千八百六十八万一千円は「みえ森と緑の県民税」の交付金を充てる。 ふるさと納税で募るのは、床やドアなど内装できない箇所に木目調シートを貼り付ける費用五百七十一万九千円。一万円以上寄付すると、希望者の名前を車内に掲示する。市がインターネットのふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」(http://www.furusato-tax.jp/gcf/109)で受け付けている。寄付の募集は十二月六日まで。
寄付は、木に親しむイベントなどにも活用する。寄付額に応じて市のふるさと納税の返礼品がもらえる。 一万円以上は「伊賀牛肉三百グラム、半蔵の梅酒」など、三万円以上は「伊賀焼炊飯土鍋かまどさん、伊賀忍者たまご−B」など、五万円以上は「お墓参り代行サービス、伊賀牛ローススライス」など、十万円以上は「伊賀牛グルメ会席プランのペア宿泊券」など。 伊賀線の外装は漫画家の松本零士氏によるインパクトのあるデザイン。利用者はピーク時の一九六六年度は約四百十四万人だったが、二〇〇六年度には約二百二十万人と半減。伊賀線は来年四月から市が線路や駅舎などの鉄道施設を所有し、維持管理する「公有民営方式」に移行する。 市によると、十一月二十五日午後七時現在の寄付金額は百十一万四千円。目標額に達しなくても市が補う。 (問)市交通政策課=0595(22)9663 (中川翔太) PR情報
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