再び道路沈下「今後 通行止めになる沈下は考えられず」
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26日未明、福岡市のJR博多駅前の大規模に道路が陥没した現場で、再び道路が最大で深さ7センチほど沈んでいるのが見つかり、およそ4時間にわたって車が通行止めになりました。福岡市は「沈下は陥没の埋め戻しに使用した特殊な土砂の重さで地盤が圧縮されたことによるもので、今後、通行止めになるような路面の沈下は考えられない」としています。
26日午前1時半すぎ、JR博多駅前の大規模に道路が陥没し今月15日に通行が再開されたばかりの現場で、「道路が5センチほど沈んでいる」と作業員から警察に通報がありました。
警察や福岡市が確認したところ、今月8日に陥没が起きた現場で、縦横およそ30メートルにわたって、最大で深さおよそ7センチ、車道の中心付近でおよそ6センチ沈んでいることがわかりました。
また、車道と歩道の境目でひび割れも数か所確認されました。
このため警察は、午前1時45分から周辺で車を通行止めにしましたが、その後、沈下は収まり、埋設されたライフラインへの影響もないことが確認されたとして、午前5時半、交通規制を解除しました。
福岡市と陥没現場の埋め戻しを行った事業者は記者会見を行い、福岡市交通局の角英孝建設部長は、沈下は陥没を埋め戻すために使用した「流動化処理土」という特殊な土砂の重みで地盤が圧縮されて起きたとする見方を示しました。そのうえで、「最近のボーリング調査の結果から、最大で8センチくらい路面が沈下すると想定していた」と述べ、想定の範囲内だったとの認識を示しました。
一方で角建設部長は「結果的に通行止めを招いてしまい、大変申し訳ありませんでした。今後、通行止めになるような路面の沈下は考えられないが、24時間態勢で路面の状況を監視する」と述べました。
警察や福岡市が確認したところ、今月8日に陥没が起きた現場で、縦横およそ30メートルにわたって、最大で深さおよそ7センチ、車道の中心付近でおよそ6センチ沈んでいることがわかりました。
また、車道と歩道の境目でひび割れも数か所確認されました。
このため警察は、午前1時45分から周辺で車を通行止めにしましたが、その後、沈下は収まり、埋設されたライフラインへの影響もないことが確認されたとして、午前5時半、交通規制を解除しました。
福岡市と陥没現場の埋め戻しを行った事業者は記者会見を行い、福岡市交通局の角英孝建設部長は、沈下は陥没を埋め戻すために使用した「流動化処理土」という特殊な土砂の重みで地盤が圧縮されて起きたとする見方を示しました。そのうえで、「最近のボーリング調査の結果から、最大で8センチくらい路面が沈下すると想定していた」と述べ、想定の範囲内だったとの認識を示しました。
一方で角建設部長は「結果的に通行止めを招いてしまい、大変申し訳ありませんでした。今後、通行止めになるような路面の沈下は考えられないが、24時間態勢で路面の状況を監視する」と述べました。
沈下の経緯
今回の道路の沈下は、今月8日に大規模な陥没が発生した同じ場所で起きました。
大規模な陥没事故の復旧工事が今月15日に終わったあと、福岡市と埋め戻しを行った事業者は24時間態勢で路面の沈み込みを監視していました。
そして、26日午前0時半ごろ、最大で深さ1.5センチの沈み込みが計測され、その後も沈み込みが進んだため、作業員が午前1時39分に警察に通報し、警察は午前1時45分から周辺で車を通行止めにしました。
沈下は埋め戻した場所全体におよび、縦横およそ30メートルの範囲が2、3時間かけてゆっくりと沈み込んだということです。
午前2時40分に、最大でおよそ7センチの沈み込みが確認されたあと、値に変化がなくなり、警察と福岡市は地盤に特に異常が見られず、地中に埋設されたライフラインへの影響も認められないとして、午前5時半に通行止めを解除しました。
大規模な陥没事故の復旧工事が今月15日に終わったあと、福岡市と埋め戻しを行った事業者は24時間態勢で路面の沈み込みを監視していました。
そして、26日午前0時半ごろ、最大で深さ1.5センチの沈み込みが計測され、その後も沈み込みが進んだため、作業員が午前1時39分に警察に通報し、警察は午前1時45分から周辺で車を通行止めにしました。
沈下は埋め戻した場所全体におよび、縦横およそ30メートルの範囲が2、3時間かけてゆっくりと沈み込んだということです。
午前2時40分に、最大でおよそ7センチの沈み込みが確認されたあと、値に変化がなくなり、警察と福岡市は地盤に特に異常が見られず、地中に埋設されたライフラインへの影響も認められないとして、午前5時半に通行止めを解除しました。
監視態勢は
福岡市は大規模な陥没事故の復旧工事のあと、埋め戻された地盤の状態を確認するため、今月19日から現場の合わせて5か所でボーリング調査を行い、このうち4か所については、25日までに作業を終え、データの解析作業を進めています。
これに加えて福岡市は、路面の沈み込みを10分おきに自動測定する機械を周辺の12か所に設置して、作業員が常時、監視し、平均で2.4センチ以上の沈下が見られた場合には、道路を通行止めにして安全確認を行うことにしていました。
このほか、路面に亀裂が入っていないかなどを確かめるため、作業員が3時間に1度、目視による点検を行っていたほか、大規模な陥没の原因ともなった、地下鉄のトンネル工事の立て坑にたまった地下水の水位の変化をチェックしていました。
これに加えて福岡市は、路面の沈み込みを10分おきに自動測定する機械を周辺の12か所に設置して、作業員が常時、監視し、平均で2.4センチ以上の沈下が見られた場合には、道路を通行止めにして安全確認を行うことにしていました。
このほか、路面に亀裂が入っていないかなどを確かめるため、作業員が3時間に1度、目視による点検を行っていたほか、大規模な陥没の原因ともなった、地下鉄のトンネル工事の立て坑にたまった地下水の水位の変化をチェックしていました。