パスワードを忘れた? アカウント作成
12978094 story
政治

基礎研究への研究費は減っていない? 河野衆院議員が集めたデータを元に意見募集中 65

ストーリー by hylom
大きな動きになってくれれば良いのだが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

近年では大学の研究予算、特に基礎研究に対する研究予算が削られているという話を聞くが、これに対し河野太郎衆議院議員がデータを集めて公開、意見を求めている(河野太郎氏の公式サイト)。

ここでは総務省統計局の科学技術研究調査を元に、国公私立大学における2001年から2014年度の基礎研究/応用研究/開発研究費の金額が提示されおり、これによると13年間ですべての分野で研究費の金額が増えている。これに加え、平成元年度から平成28年度の間で科学技術振興費は社会保障費と同レベル以上に延びていることも示されている。

また、国立大学法人への運営交付金は削減されているものの、各種補助金を加えると国立大学へ支給されている金額は増加しているという指摘や、国立大学研究者一人当たりの研究経費が増えているという話も示されている。

これらに加え、国立大学法人かされた平成16年度と平成28年度とを比較すると、「学生数が1万4千人減少したのに対して、教員が4千人弱増加し、職員は2万4千人近く増加」とのデータも示されている。

これらを踏まえ河野議員は「基礎研究にまわる研究費が削られているという話は、何を根拠としているのでしょうか」「運営費交付金の減額分が科研費で補われているとして、運営費交付金から研究費に回るものは、ある程度均等に配賦されていたのに対して、競争的資金では勝ち組と負け組の間で格差が大きくなったということがあるでしょうか」「人事管理が計画的に行われていたのでしょうか」などとの疑問を呈すとともに、これらに対する意見をコメントフォームで受け付けている。

研究費や研究者への交付金についてはさまざまな意見があるとは思うが、まずはこのようにデータを示して意見を求めるというやり方は評価したい。ご意見のある方はぜひ河野議員に投げて欲しいところだ。

ブログの公開後すぐに意見が寄せられているようで、これに対し河野議員が返答やそれによって生まれた新たな疑問を記したブログを次々に公開している(続研究者の皆様へ続々々研究者の皆様へちょっと研究者の皆様へ)。

  • 基礎研究みたいなのは (スコア:3, すばらしい洞察)

    by northern (38088) on 2016年11月11日 21時03分 (#3113017)

    じっくり取り組まないといけないから、パーマネント職が減ったら捗らないだろ
    ポスドクが問題になるような状況じゃ解決には遠い

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 21時39分 (#3113029)

      激しく同意
      長期にわたってこつこつとやることに集中できなきゃ基礎研究なんて効率悪い
      より良い人材をとかいう名目でころころ人を変えて引き継ぎに労力裂かれてたら本末転倒
      本当に必要な人材ならいきなり交代じゃなくて追加していけ

  • 要は (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2016年11月11日 17時47分 (#3112931)

    大学や科学技術にお金出したくないのでしょ?
    それが国策なら仕方ないけど、(独法化を皮切りに)日本初の論文数が激減しているという事実はしっかり認識して欲しいね
    http://togetter.com/li/509204 [togetter.com]
    この事実を踏まえても、制度を正しく改革しないなら、科学技術立国とか言わないで欲しいよ

    あと、政府にはお金が無いというのなら
    大卒を雇っている企業から、受益者負担として、それなりのお金を頂くシステム作って欲しいね

    ここに返信
    • Re:要は (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2016年11月11日 17時52分 (#3112933)

      受益者負担というよりは、何かして大学が利益を上げるとその分運営費交付金を減らすのをやめてもらいたいな。
      大学が自分で稼ぐのは別にいいだろ。
      それに、学生の定員で縛りをかけるのもやめてくれ。
      そういうことをするから学生の質が劣化するんだ。

    • by Anonymous Coward

      数が多くても質が悪ければ意味ない。数を増やすより先に、質の低いものを減らしてほしいな、切実に。

      • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 18時17分 (#3112944)

        裾野が広くないと頂きも高くならないんだが
        上澄みだけを求められても無理なものは無理

        • by Anonymous Coward

          それはそうなんだけど、数を増やすためのゴミ論文が増えたという実感がある。
          数年前の他の人の論文を薄めたようなのが別の雑誌に載ってるとか。
          どういうわけか、元の論文は参考文献に載ってない。元の論文を読んでるはずなのに。
          いい加減な雑誌が増えただけなんだけど、雑誌でフィルターをかけると
          必要な論文も弾いちゃうのでそれも難しい。

      • by Anonymous Coward

        その為には、変な成果主義は止めた方が良いと思う。
        「論文5報書かないと残れない」みたいな制度では、どうしても粗製乱造になるし。

        • by Anonymous Coward

          こういう話題になるといつも書いているけど成果の評価の仕方がおかしいんだよ。
          企業だって特許出願件数をノルマにしているし。
          特許を取るのが目的ではなくて特許で利益を得る事が目的なんだから
          社員にも特許の利益を分けたらいいだけなのに。
          東大の評価(補助金の裏づけとして)もベンチャー起業数が評価の対象らしいが
          これもベンチャーがゴミしかでなくなる。

    • by Anonymous Coward

      国が出さないのなら企業が資金援助したり私的な寄付でもすればいいんじゃないですかね?
      最近は研究資金をクラウドファンディングで集めるとか行われてるみたいだし。

      • Re:要は (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2016年11月11日 19時42分 (#3112977)

        それこそ基礎研究なんぞに金は出ないよ…。

        研究者が人生をかけて、でも外れて何の目立った成果もなく人生を終えたりするんだ。
        希に、運が良かったり慧眼だったり根性の人だったりが、鉱脈を引き当てる。

        鉱脈があると分かってればその人や研究に金出すだろうけど、当たるかも分からん研究に金出す酔狂はあまり居ない。
        ある程度目処がたったものなら、一般の関心も惹くけどね。

        だから、当たるかどうかもわからん、山師のような研究者に、最低限生きて、最低限研究できる程度の金をばらまくのは国の仕事。
        選択と集中こそ、民間人や企業がやることなんですよ。

        • by Anonymous Coward

          基礎研究への投資を相続税の対象から外す、ってのはどうでしょう。
          基礎研究の定義があやふやなので、必要な人にお金が回るかどうかは怪しいですが。

        • by Anonymous Coward

          いや、もう国の仕事じゃないよ、それ。もうそういう国力がある国でも、希望がある国でもないよ。

          これからは、中世のようにパトロンを探しながら研究していただけると
          よいかと思います。

          • by Anonymous Coward

            それで大量破壊兵器の開発とかしちゃうわけね。

            そういう研究成果が欲しい企業や国はパトロンだよね。

          • by Anonymous Coward

            研究をオリンピック競技に含めれば予算が出るんじゃないだろうか

        • by Anonymous Coward

          「最低限研究」してるかどうかはきちんとチェックしてほしいね。
          教授のくせに過去3年以上論文らしきものを共著でもなんでも発表したことがないとか、
          科研費の申請書を書けるような研究のネタがないなんてのは論外。
          そういう無駄な人件費は削って非常勤講師で代替すればいいだろう。

          • by Anonymous Coward

            分野によっては「最低限の研究」には科研費が必要ないものもあるかと。

            それより、共著といってもfirst,last or corresponding以外をチェックに含める方が問題

    • by Anonymous Coward

      いや、お金は前と変わらず出してるじゃん、っていう主張でしょ。

      • by clay (41656) on 2016年11月12日 8時08分 (#3113172) 日記

        昔に比べてお金出しているのに、成果が減っているし研究者も苦しくなっているって、まさに政策のミス
        それなのに、政府・役所の誰もがその責任および問題点を認めず、
        逆方向に向かう形だけの改革とやらをさらに進めている てのが現状

        • by Anonymous Coward

          >それなのに、政府・役所の誰もがその責任および問題点を認めず、
          >逆方向に向かう形だけの改革とやらをさらに進めている てのが現状

          逆方向だと決めつける根拠は何ですかね?

      • by Anonymous Coward

        それにもかかわらず、末端の研究者は苦しいと感じているのは何処に齟齬があるんだ? というのを政治の視点から調べるための調査ですよね

        • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 23時21分 (#3113072)

          使い方が比較的自由な講座費と用途がきっちり決められた助成金なら
          額が同じでも研究者にとっての使い勝手は全然違いますから。

        • by Anonymous Coward

          論文書く時間を削って応募書類を書かないといけなくなったってね。
          他にも雑務が増えた。金だけじゃない。研究できる時間はどうなんだっていうこと。

          • by Anonymous Coward

            「あれっ?」という閃きからちょっと試すは間違いなくやりにくいですよね。

            成果が減ってるのはその辺りじゃないの?
            計算ずくで始めるものだけに絞られてる。

      • by Anonymous Coward

        「いくら金を出すか」ではなく「何に金を使うか」が研究者の要望とずれているってことなんじゃないの?
        あるいは「成果」の測り方が研究に従事する人たちの実態とあっていない、というか。
        # 結果のほうが良い方向に進んでいるのであれば別に構わないという立場はあるんでしょうけど、そういうわけじゃないよね?

  • by Anonymous Coward on 2016年11月12日 7時21分 (#3113167)

    高等教育への公的支出 断トツ最下位
    http://i1.wp.com/editor.fem.jp/blog/wp-content/uploads/2016/09/572a679... [wp.com]

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 17時04分 (#3112900)

    財政制度等審議会財政制度分科会における国立大学法人運営費交付金に関する主張に対する文部科学省としての考え方
    http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1379230.htm [mext.go.jp]

    # むろん文科省の言い分が絶対的に正しいわけでもないがこのようなデータが出せるかと考えると
    # 研究者個々人各位が直訴するのは気分はいいか知らんが効率と精度が非常によろしくないと思う

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 17時07分 (#3112907)

    自民党議員のやる事だからトリックがありそうだな。

    >>「学生数が1万4千人減少したのに対して、教員が4千人弱増加し、職員は2万4千人近く増加」とのデータも示されている。

    とりあえず増えたとされている職員は非正規だと思う。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      >とりあえず増えたとされている職員は非正規だと思う。

      当たり前でしょ。
      研究費は研究成果を期待して出しているのです。
      社会適合能力に劣るポスドクの生活維持のためでは無いです。

      • by Anonymous Coward

        じゃあ基礎研究に金は出せませんね。

        • by Anonymous Coward
          >じゃあ基礎研究に金は出せませんね。

          意味不明。まさか基礎研究は永久に研究成果が出ないとでも思っているのだろうか。
      • by Anonymous Coward

        「研究成果に期待する」と「社会適合能力に劣るポスドクの生活維持のためでは無い」に論理的な整合性がない件について。

        「社会適合能力に劣るポスドク」が「研究成果を出す」こともあるのだから。

        • by Anonymous Coward

          >「社会適合能力に劣るポスドク」が「研究成果を出す」こともあるのだから。

          だからポスドクに均一配布されず成果に応じて傾斜配分したということでしょ?

    • by Anonymous Coward

      正規雇用するか非正規雇用するかは、国が決めることじゃなくて、
      その予算を受けた各国立大学が決めることだから。

      • by Anonymous Coward

        違う違う。期間限定の補助金で見た目が増えても、そのお金で正規雇用はできないでしょ。
        4年くらいしたらお金無くなっちゃうんだから。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 18時25分 (#3112948)

    なんですな。
    運営費交付金みたいな将来もある程度期待されるバジェットがないかぎり、定年まで身分が保証されるパーマネントポジションの数は増えないですよ。

    河野太郎氏のように、選挙によって天国から地獄に落ちることもある人にとってみると、「パーマネントポジションてなにそれ?美味しいの?」かもしれませんが、凡人にとってはありがたいものなんですよねえ。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      何それ。意味わかんない。
      どうして凡人を税金で食わせなきゃいけないですか。

      • by Anonymous Coward

        凡人はあなたよりものを考え、裏付けをとり、過程と結果を伝えることが出来るからですよ

        • by Anonymous Coward

          そういうことがちゃんとできる時点で凡人じゃない。
          それを凡人だと思ってる時点であなたはかなりの世間知らずなんですけど。
          謙遜してるつもりだったらそういうのは時代遅れだからやめたほうがいいですよ。

          • by Anonymous Coward

            そもそも世間の認識がそんなものでしょ。
            ノーベル賞受賞者とテレビに出てくる学者以外にはほとんど感心ないんだから。
            研究者の話なんだから、「研究者としては凡人」っていう意味だろうさ。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 18時49分 (#3112955)

    河野さんのページによると、科学技術の研究費の半分は基礎研究なんですが、
    これ、大隅さんの言うところの基礎研究と合致すると考えて良いのでしょうか。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 18時59分 (#3112960)

    >競争的資金では勝ち組と負け組の間で格差が大きくなったということがあるでしょうか

    あるある。競争と言われると俄然張り切って限界まで勝ちきらないと落ち着かない方が結構いらっしゃるので。
    部下が、これ以上プロジェクトを増やそうにも人手が足りません、とひーこらおっしゃってる上で、さらに新規で研究計画を申請しまくってらしたりとか。

    上手くマネージメントすると、資金獲得→獲得資金で若手を雇って研究をさせて手を空ける→さらに資金を獲得…と回せたりもするんだけれども。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 19時36分 (#3112975)

    議員を選ぶのは有権者の仕事
    議員に仕事をさせるのは利害関係者の仕事
    どっちも大事なんだよなぁ

    頼まれもしないのに議員が公明正大に頑張って
    良い政治を実現してくれるって思っちゃダメだよね
    不満があるならガンガン議員に働きかけないと

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2016年11月11日 20時51分 (#3113010)

    団塊世代はリタイアしてたりと現役の人口が減ってるんだから。
    それだけが理由だとは思わないが、他にも理由があるでしょうと。

    「○○市場の縮小」みたいな話と同じで、出生率の低下などの別の要因を無視して話すからこうやって混乱するんじゃない?
    結局みんなポジショントーク。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2016年11月12日 11時26分 (#3113255)

    ・消費者庁を徳島に移転
    ・樋渡啓祐を熱烈支持

    ここに返信
typodupeerror

日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

読み込み中...