韓国国防相が特殊戦司令部を視察 万全な態勢を指示

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は25日、有事の際に北朝鮮に進攻し指導部を排除するほか、北朝鮮内の重要施設を破壊する任務を担う陸軍特殊戦司令部を訪問し、万全な態勢を指示した。国防部が同日出した報道資料で明らかにした。

 同部によると韓長官は特殊戦司令部について、「戦時であれ平時であれ高い戦闘力で任務を遂行する最精鋭の部隊であり、存在そのものが強力な抑止力になる部隊」と評価。その上で、「戦時には北の核やWMD(大量破壊兵器)への対応作戦や敵指導部の排除作戦を担当し、平時にはテロや局地的な挑発に備え、災害などの国難に積極的に対応することで敵には恐怖と戦慄(せんりつ)を、国民には信頼を与える国民の軍隊にならなければならない」と呼びかけた。

 特殊戦司令部は7月にソウル市内から京畿道利川市に移転した。新しい駐屯地には最新の訓練施設が備えられ、さらに戦闘力が強化されると期待されている。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース