韓国の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表は25日、できる限り速やかに朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を退陣させ、現行の大統領制を維持しつつ大統領選挙をすべきだという立場を明らかにした。
文・前代表は25日、京畿道水原市の京畿大学で開かれた「水原地域の大学生との時局対話」で「罷免手続き、弾劾手続きは時間がかかる。そこで韓国国民は、これまで行ってきたろうそく集会を通した退陣運動を並行してやるべき」と語った。続いて文・前代表は、韓国政界で「帝王的大統領制の弊害を防ぐべき」という趣旨から進められている改憲を批判した。文・前代表は「改憲すべきというのは、もう一度(保守)政権を延長するということ。改憲論や改憲を媒介とした政界再編に対しては、警戒心を持たなければならない。朴大統領や、朴大統領の共犯だった与党セヌリ党の責任を軽くしようとする意図が含まれている」と語った。改憲に賛成する野党議員にまで「セヌリ党の責任を軽くしようとする勢力」というレッテルを貼ったのだ。
文・前代表は「朴大統領が憲法さえ守っていれば、帝王的大統領にはなれなかった。憲法に何の罪があるのか。憲法は被害者だ」と述べ、「帝王的大統領」の原因として▲与党セヌリ党▲主流メディア▲地域の構図-の3点を挙げた。文・前代表は「(セヌリ党は)どれほど大統領が独善と越権を行っても、無条件に忠誠を示し、盲従した」「どれほど大統領が越権、独善を行っても、主流メディアが抱きかかえ、批判しなかったから、帝王的大統領が生まれた」と主張した。さらに文・前代表は25日、仁川経営フォーラムの夕食会では「今必要なのは改憲ではなく言論改革」だとして、「大統領を監視・批判すべきメディアがきちんとしていたら、どうして帝王的大統領が可能だっただろうか」「セヌリ党と主流メディアが、自分たちの責任をそれとなく隠して『帝王的大統領制が問題なので、この機会に改憲すべき』と主張するのは、自分たちの責任を軽くしようとするもの」と主張した。最後に文・前代表は「どれほど間違ったことをしても支持を与える『質すことなき支持』が問題。李明博(イ・ミョンバク)大統領が史上最悪の大統領だったにもかかわらず、またもセヌリ党を選んだ地域の構図が、帝王的大統領を作り出した」と語った。