韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める抗議集会は、26日も、韓国で行われている。韓国全体で200万人と、これまでで最大の参加者が見込まれているもよう。
ソウルは、今シーズン初めて雪が降った。
寒空のもと、ソウル中心部の広場では、幅広い年齢層の人たちが集まり、シュプレヒコールをあげるなどして、朴大統領の退陣を訴えた。
週末に行われる大規模集会は、26日で5週連続。
主催者側は、26日の参加者が、ソウルで150万人、韓国全体では200万人と、これまでで最大規模になると見込んでいる。
また今回は、大統領府からおよそ200メートルの地点まで、デモ行進が許可されたこともあり、大統領府を取り囲む形での行進が行われた。
大統領府前には、バリケードが張られ、厳重に警備されている。
デモ参加者は「国民の支持が5%もない状況が、1カ月以上続いているのに、自分だけ地位にしがみついている」と話した。
政権支持率は、過去最低を更新し、わずか4%。
弾劾の流れも強まる中、強気の姿勢を続ける朴大統領だが、退陣を求める国民の叫びは、ますます大きくなっている。