純情に惚れる 순정에 반하다 Falling for Innocence
2015年4月3日スタート JTBC金・土21:45~ 全16話 5月23日まで
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脚本:ユ・フィギョン 演出:チ・ヨンス
見る! 英語字幕 字幕なし
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▲ 続きを隠します!
他人への優しさ、思いやりを見せ始めたミノ…。
そばで見守りお助けするというスンジョンの言葉や、
チョ博士のアドバイスもあり、ミノは心に正直に生きることを決意しました。
もちろんまだまだ混乱はあるものの、
これからはいい人街道まっしぐらということになるのでしょうか。
それにしても、恋愛初心者の彼は、すべてをウシクに相談。
その通りに動くミノは、可愛いですね('-'*)フフ♪
そんなミノに特別の想いを抱き始めるスンジョン…。
彼を支えることを決めたスンジョンの心情はどのようなものなのでしょうか。
二度目のキスは拒まなかった彼女の心に罪悪感は…!?!
好意を抱いていることは自覚しているものの、
まだそれが愛だということには気づいていないのかもしれませんね。
既にドンウクはこの世にいないわけですし、
テソクからもいい人を見つけて幸せになれと言われたけれど、
あまりにも早くミノに心惹かれたりすると、
ちょっとドンウクが気の毒な気もします。
まぁ、ミノの心はドンウクなわけで、
そう思えば当然のことと思わなくもありませんけど…。
そして、ミノと入れ替わったかのように冷酷さを見せ始めたジュニ…。
コンプレックスがここまで人を屈折させてしまうのかと思う驚くばかりですが、
頂点を取ったかに見えた彼は、いきなりどん底に突き落とされてしまいました。
すべてを知ったスンジョンからは冷たい言葉を吐かれ、
突然変化したミノのせいで、代表の座も危うくなって…。
怒りを爆発させる彼の姿には、
あの足長おじさん的なかつてのジュニの姿はありません。
もはや切なさというようなものは感じられなくなった彼は、
ここから悪役として本領発揮となるのでしょうか。
そして、突然浮上したジュニ父への疑惑…。
もちろん彼が犯人だとは思えませんし、
ドンウクを見殺しにして、携帯電話を奪っただけだと思いますが、
こちらの真相も気になるところ…。
さて、心臓提供者を知ったミノがテソクの家を訪ねて来ました。
いよいよ次回、ミノはドナーがスンジョンの婚約者だったことを知るのでしょうか。
第9話が今から本当に待ち遠しいです('-'*)フフ♪
今回も英語字幕からのあらすじです!
誤訳多し、妄想全開であることをご了承ください。
キャスト!
カン・ミノ (チョン・ギョンホ) 冷血な企業ハンター
キム・スンジョン (キム・ソヨン) 外柔内剛の秘書
イ・ジュニ (ユン・ヒョンミン) ヘルミア法務チーム長
マ・ドンウク (チン・グ) 刑事 スンジョンの婚約者
カン・ヒョンチョル (パク・ヨンギュ) ヘルミアグループ会長
マ・テソク (アン・ソックァン) ドンウクの父
イ・ジョング (ナム・ミョンリョル) ジュニの父
ナ・オクヒョン (チョ・ウンジ) 刑事 ドンウクの後輩
ハン・ジヒョン (コン・ヒョンジュ) 投資専門家
ユン理事 (キム・ジョンソク) ヘルミア取締役
オムヒョソプ (チョ・ナムス) ミノの主治医
オ・ウシク (イ・シオン) ミノの友人でもある随行員
オ・ミル (イ・スジ) ヘルミア秘書
ユ・ユミ (チョン・ユミン) ヘルミア後輩秘書
第8話あらすじ!
キスの最中、車のクラクションの音に、きまり悪そうに離れるスンジョンとミノ…。
それぞれの自宅に戻り、二人は大きくため息をつく…。
宝石店ではジュニが指輪を選び、外ではオクヒョンが密かにジュニの車を調べていた。
「血痕は見つかりませんでした。この車じゃないと思います。」と言う鑑識の言葉に、
頭を抱えるオクヒョン…。
そして、理事会当日…。
新代表となるジュニを出迎える理事たち…。
「とうとう理事会の日がやって来ました。
ゴールドパートナーが理事を推薦し、理事会も支持します。
ですから、何のトラブルもなく…。」
スンジョンを見つけ声をかけるジュニ…。
「あなたが提出した就任式のプランに目を通しましたが、
最初のものが気に入りましたので、それに沿って進めてください。
それと報道用の資料もチェックをお願いします。」
「はい、広報の担当者に連絡して相談しておきます。」
「それと、私がここで細かい指示を出すのは…。私の部屋で仕事をしてください。」
「えっ?はい…。」
明日は重要なな日だからと、ミノにスーツを選ぶジヒョン。
「重要な日…?」
「ゴールドの会長が韓国に来るのよ…。」
「ヘルミアはまだ倒産していないのに…。」
「どうせ倒産するじゃない。2か月後には、新しい会長が選ばれるわ。
あなたは有力候補なんだから、いい印象を与えなきゃ。」
社員食堂で、ミノとのことを思い出し、
「あぁ、頭がおかしいわ。」と自分に言い聞かせるスンジョン。
ユミは、ソン代理との社内恋愛の話を
「最初はとても冷たかったのに、お酒を飲み始めたら、優しい言葉をかけてくれたの。」
「ソン代理は遊び人よ。結婚している女性と付き合って、前の会社を首になったのよ。」
「えっ?本当ですか?恥ずかしいわ、どうしましょう。」
「仕事するしかないでしょう。ただ無視すればいいのよ。」
二人の話をぼんやり聞くスンジョン…。
そこにジュニがやって来る。
立ち上がり挨拶する社員に、「座って食事してください。」とジュニ…。
そしてジュニはスンジョンの隣に…、慌てて席を立つミルとユミ。
「何をなさっているんですか?」と言うスンジョンに、
「何をって、食事をしているんだ。」
「こんなことをされると、私が消化不良を起こしてしまいます。」
「面白いな。君は敬語を使わなきゃならなくて…。
ほら、これ食べろよ。好きだろう?」
そんなジュニを睨みつけるスンジョンだが、ジュニは構わず、
「明後日、何をするんだ?」
「代表が就任なさる日のことですか?」
「何も約束がないなら、私と食事しよう。君とお祝いしなくちゃ…。」
「あの…。」
「これも食べるか?」と箸を差し出すジュニに、思わず立ち上がり、
「わかりました。明後日、必ず伺います。」とスンジョン。
「ありがとうございます、スンジョンさん。」
そこにアジョシから電話が。
ヘルミアの売却について考え込むミノ…。
「叔父が会社をひっかき回したが、会社自体はポテンシャルがある。」
「とにかく、買収の準備ちゃんとやってくださいよ。」
上の空で話を聞いていたミノは、突然ウシクに、
「ところでウシク。お前を嫌って軽蔑している女性がいて、
酔ったいきおいでお前は彼女にキスをしてしまった…。」
「アイゴー、いい女ですね。」
「その次の日、お前はどんな行動をとる?」
「理事のその女性への気持ちはどうなんですか?好きなんですか?」
「私は…。いや、私じゃないんだ。」
「わかってますって。そいつ、そのバカ野郎は彼女が好きなんですか?」
「A little…。」
「答えはわかりきってるじゃないですか。その女性が理事を嫌いなら…。」
「私じゃない!」
「違うのはわかってます。1回キスしたからって、彼女にしがみ付くのは最悪です。」
「それじゃ私はどうすれば…。いや彼にどう言えば…?」
「どうするって、ひとつしかないじゃありませんか。」
「何だ?」
スンジョンに書類を差し出すドンウクの父テソク…。
「これは、中部工場とヘルミア研究チーム共同の新製品開発計画報告書だ。
カン理事にこれを見せてくれないか?」
「すでに解雇が発表されて、それぞれに通告されるまでもう1ヶ月しかない。
追い出されるみたいじゃないか?」
「ジュニにも話そうとしたんだが、理事はあまり力がない。
鍵を握っているのは、ゴールドパートナーなんだろう。
新製品の開発で我々にチャンスをくれれば、会社を救う自信がある。」
「会社を倒産させ売却する目的で来た人たちなんです。
たぶん無駄だと思います。」とスンジョン。
「わかっている。他の誰かなら希望は持たないが、カン理事の父親の会社じゃないか。
我々が、彼の父親が誇れるような会社にすると言えば…。」
笑顔で頷くスンジョン…。
書類を手に、ミノの家の前に立つスンジョン…。
「困ったわ。どう話を切り出せばいいのかしら…。」と逡巡する彼女に、
いきなり「何してるんだ?」と後ろから声を掛けるミノ…。
驚いた彼女を抱きとめたミノは、慌ててまたすぐ手を離す。
「ここで何をしているんだ?」
「お話したいことがあるんです。」
そこで、ウシクのアドバイスを思い出すミノ…。
「まず、クールに振る舞うんです。こんなふうに…。
何だ、俺たちに何かあったか?」
「それじゃ、悪い奴みたいじゃないか。」
「そうなんです。女性は悪い男に惚れるんですよ。」
「僕はずっと悪い男なのに、なぜ女は僕を好きにならないんだ?」
「それは、頭のおかしな男と悪い男は違うからですよ。」
「私も話がある。入れ。」とミノ…。
部屋に入ったミノは、「そうだ、クールにいくぞ!」と…。
「私が先にお話しします。これをお受け取りください。
中部工場が、ヘルミア研究チームと共同で開発している新製品の計画書です。」
「それを、なぜお前が私に…?」
「この会社に、もう一度チャンスを与えてくれませんか?
お父様が人生をかけて築き上げた工場なんです。
それをこんなふうに閉じてしまうのは、あまりにも残念です。
一度見てくだされば、事業として多くの可能性があることがわかります。」
「ちょっと待て。これを話に来たのか?」
「はい…。」
「他に話はないのか?」
「ありませんけど…。」
「あの日、初めてお互いを見つめ合ったのに、何も言うことはないのか?」
「あのことはお話しないのが一番だと思っています。間違いだったと…。」
「つまり、酒を飲んでの間違いだったと言うんだな。」
「えっ?どうしてそんなふうに…。」
「なぜかって?僕は本気だったからだ。
あの日からずっと、私はドキドキして震えていたのに…。
結局君は、会社の仕事のことしか話はないと言うんだな。」
「申し訳ありません。理事を不愉快にさせると思ったものですから…。」
「私じゃなくて、君が不愉快なんだろう…。
いいさ、私も仕事の話をしよう。この報告書を持って帰れ。
私は、会社を売買する人間だ。そんな感情的な言葉で私を説得できると思ったのか。」
「はい、私はそう判断しました。
理事は、少しずつ変化していると思っています。
カン会長を密かに助けたりしていたのを見て…。
それは、変化している証拠じゃありませんか?」
「それで、あの日君は、恥ずかしくない人生を選択するよう私に言ったのか?
これまでの人生を捨てて、新しい人生を始めるのは怖いし、
どんな困難が待ち受けているかもわからないのに、その選択をしろと言うのか。
黙れ!くだらないことを言うな。お前が何と言おうと、私はしたいように生きる。
二度とこの話を持ち出すな。」
「私がお守りしますから…。怖がったり混乱しないよう、私が助け、守りますから。
本気です。」
ゴールドパートナーの会長がやって来ることをユン理事に伝えるジュニ。
「問題は、会長が企業買収の代表と中部工場の視察に行くことだ。」
「そこでは組合のストが始まっているのでは…。」
「明日、すぐに解決してください。組合のストは、ヘルミアの売却交渉を吹き飛ばし、
売却を失敗させることになります。
どうせ、カン・ミノとゴールドパートナーが全部の責任を取るんです。
我々は中立の立場を維持し、背後から操作するんです。」
「すぐ取り掛かります。」
「会長は、この件で理事の能力を評価するはずです。
我々がスムーズに会社を倒産させれば、売却後の我々のポジションが約束されます。」
翌朝、スンジョンが置いて行った資料を前に、彼女の言葉を思い出すミノ…。
「お前が私を守るだと…?」
「はい。理事は、死の淵から蘇ったお方じゃありませんか。
人生を二度生きられるのなら、違う人生を生きてみればいいのでは…?
あなたの復讐で苦しめられたのは、会長でもその腹心でもなく、
誠実で優しい人たちなんです。もっと重要なことは、
あなたのお父様の夢も消えてしまうということなんです。
お父様の前で、恥ずべきことはなさらないでください。」
車に乗ったミノ、そこに「お呼びですか?」とスンジョンがやって来る。
「中部工場へ行って、帳簿を手に入れるんだ。」
ゴールド会長が来たので行けなくなったと頭を下げるウシク…。
スンジョンは、資料を読んでくれたかとミノに訊ねるが、
「お前が置いていったからって、私が読むとでも思っていたのか?」と書類を差し出すミノ…。
そして、3時までに帳簿を机の上に置いておけと指示して、ミノは出かけて行く。
工場へ行く途中、テソクに電話をするスンジョン。
その声の調子から、事が上手くいかなかったことを察知したテソクは、
「気にするな。それほど期待はしていなかったから。
せっかく来るんだから、一緒に昼飯を食べよう。」と…。
ジュニは、ユン理事と車の中…。
ゴールド会長の接待のことを聞いた後、ジュニは小声で、
「それと、あのことはどうなりました?」
「今朝ある会社と契約しました。信用できる人間です。
あと1時間で、中部工場の片づけが始まります。」
「会長が到着したら、中部工場は正常に戻す必要があります。
キム室長にも決して知られないように…。」
「わかりました。もう一度連絡しておきます。
ミノは、ジヒョンと…。
「会長のスケジュールは…?」
「明日中部工場の視察に行って、イ代表を会長に指名、
それから、理事たちと夕食の予定よ。」
「ちょっと待て。明日中部工場を視察するだと…?」
「ええ。だから、明日は理事会に出席しないで、必ず会長に会うのよ。」
「中部工場は、今ストライキ中じゃないか。」
「心配しないで!もう解決しているわ。イ代表が強硬策を取ったのよ。
今日中にストは解決するの。イ代表が用役の男たちを雇ったから。
そろそろ始まってるはずよ。」
「おい、なぜだ?」
「なぜって、組合のストライキのせいで、
会社の交渉価格を下げるわけにいかないでしょう。」
スンジョンを工場に行かせたことを思い出し、走り出すミノ…。
工場に到着し、工員たちを労うスンジョン…。
車中から電話をしても出ないスンジョンにイライラしながら、車を飛ばすミノ。
工場には大型のバスが…降りてきた男たちは、次々に工員たちに襲い掛かる。
そしてミノも到着するが、その瞬間男に頭を殴られ意識を失うスンジョン。
病院…、幸い脳震盪だというウシクの言葉にホッとするミノ。
「それより理事の顔色のほうが心配です。
ここを出て、ハン先輩に電話でもして外の空気を吸ってきてください。
理事のほうが先に倒れちゃいますよ。」
「ちょっと見ててくれ。」と立ち上がるミノ…、
そんな彼を工員たちが取り囲み、詰め寄ってくる。
「それでも人間か?大勢の人がけがをして、気分がいいか?」
「そんな不可能なことに、なぜ自分の命をかけたりしたんだ?
この会社が何なんだ!なぜだ?」と怒鳴り返すミノ。
そこに、テソクが。
「人間らしく生きるためです。あなたのような人間以下の人たちは、
我々を人間らしく扱わないじゃありませんか。
だから、我々は、人間らしく生きようとあがいているんです。
わかりますか?」
「それで、人間らしく扱われると思っているんですか?
こんなことになってもまだわからないのですか?
何をどうしようと、あなた方の命など、ハエの命と同じなんです。
だから、諦めるんです。人間じゃない人たちと戦えば、踏みつぶされるだけです。
わかりましたか?」
ミノに掴みかかろうとする工員たちを必死で押さえるウシク…、
そこに「止めてください!」とスンジョンが出て来る。
「今日のことは、理事の責任じゃありません。
理事にお仕えしているから、私にはわかります。
あの男たちは、理事が呼んだんじゃないんです。
もし理事がしたのなら、こんなふうに一人でここに来なかったはずです。
ですからみなさん、もう止めてください。」
ジュニは、ゴールドの会長と食事の席に…。
ミノは、病室でスンジョンに聞く。
「さっき、なぜあんなことを言った?お前はどっちの味方なんだ?」
「どっちの味方でもありません。事実を言っただけです。」
「見たのか?私がしたか、しなかったか…。」
「私を行かせたじゃありませんか。怪我をすると知っていたのなら、
私を行かせたりしないじゃありませんか。」
「またおかしなことを言って…。」
「私、約束したじゃありませんか。お守りするって…。
今日、ここに…。私を助けにいらしたんでしょう?
本当にありがとうございました、理事…。」
ブツブツ小声で呟くミノに、
「私たちの理事、一体どうしちゃったんですか?
こんなふうに簡単に揺れ動いていたら、これからどうするんですか?」
「お前のせいで、何もかもおかしくなってしまったんだ。
私の何に感謝すると言うんだ。私の何を守ると言うんだ?
どうして私がお前に振り回され続けるんだ?
お前のせいで人生を台無しにして…。
今日は、私にとってどれほど重要だったか…。お前のせいでまた…。
一体何なんだ、お前は…。人に息をさせてくれよ。」
病室に集まりけが人を見舞う家族たち…、
そして後片付けをする工員たちをじっと見つめるミノ…。
翌朝、ミノの家にジヒョンが…。
「正気なの?昨日はどれほど重要な日だったか…。」
「ただああなっただけだ。」
「あなたを捕まえにいったウシクも連絡が途絶えて…。
あなたたち、一体どうなってるの?
今は時間がないから、くだらない質問は省くけど、
あなたは病気で来られなかったと会長には言ってあるから、
話を合わせてちょうだいね。
会長は、3時間後に工場の視察に行くわ。
あなたは、企業買収の代表として同行するんだから、遅れないで。」
スンジョンのための飾りつけを済ませ、家を出るジュニ。
出社してきたスンジョンに驚くユミ…。
「今日の理事会を記録しなきゃいけないのに、休めるわけないでしょう?」
「ゴールドパートナーの奴…、男たちを雇うなんて…。」と言うユミに、
「ちょっと、その奴らは内部の奴よ。」とミル。
「どういうこと?」
「男たちを雇ったのは、ユン理事だという噂よ。
それが事実なら、ユン理事が一人でやるかしら…。
イ代表がそれをやるよう指示したに違いないでしょう。
イ代表と理事たちが、ゴールドのために汚い仕事をしているという噂もあるわ。」
出迎えるユン理事に、「昨日は上手くいったようで…。けが人は…?」と訊ねるジュニ。
「やむを得ずけが人が出たようで…、会社の従業員も何人か巻き込まれたようです。
キム秘書です。」
すぐスンジョンに電話をかけるジュニ…、しかし彼女は電話に出ない。
そこに、なり続ける電話を見つめるスンジョンが。
「どんな怪我だったんだ?病院では…。」と手を差し伸べるジュニに、
後ずさりをするスンジョン…。
「どんなふうに怪我をしたかは聞かないの?」
ミノは、チョ博士のところへ。
「どうした?どこか痛むのか?」
「アジョシ、これから僕はどう生きればいいのでしょうか。」
「どうって、元気に生きるべきだろう。」
「冗談じゃないんです。今本当に混乱してるんですから。
とても重要な決断をしなければならないんです。
ですが、頭が言うことと、心臓が言うことが違うんです。
だから、どっちを選択すればいいのかわからなくて。
最初は嫌だったんです、この奇妙な感情や行動が…。
でも、自分がいい人になりたがっていることに気づいて…。
私の心臓をときめかせてくれる人にとって、いい人になりたいんです。
そして、その人と同じ夢を持って生きていきたいんです。
でも、これは僕じゃないじゃありませんか。
これは単なる体の兆候であって、僕じゃないんです。」
「私が神の摂理を信じるようなやぶ医者のせいかどうかはわからないが、
その心臓が君を選択したのは、神が計画されたことだと思っている。
状況は変わったんだ。
一生をかけてきた君の復讐相手は消えてしまったし、
君には新たな心臓、新たな人たち、そして新しい世界が生まれたんだ。
その中で、君がどう生きていくかは、君が決めればいいことだ。
この心臓も君だし、この頭も君なんだ。
どんなカン・ミノで生きていくか、君が決めるんだ。」
オフィスで話をするスンジョンとジュニ…。
「人からおかしなことを聞いたんだけど、ジュニ、あなたじゃないわよね?」
中部工場に人を送り込んだのが、あなただって言うんだけど、
あり得ない噂よね?でしょ?」
「そうだ、あれは、僕の指示だ。」
「なぜ?」
「いずれ君に知られることだと思っていたが、予想していたより早かったな。」
「一体なぜなの?何のために…?」
「スンジョン、まずは落ち着いて…。」
「大勢の人が怪我をして、大勢の人が希望を失ったのよ。
自分のしたことがわかってるの?」
「いつかこうなることだったんだ。僕じゃなくても、誰かがやったことだ。」
「ジュニ…、どうしてそんなに変わってしまったの?」
「生き残るために変わらなければならない世界なんだ。
もっと早く諦めてくれればよかったんだ。どうせこの会社は終わりだ。
誰かの手に渡る会社なんだ。
早くそれを受け入れ、新たな生き方を見つけるべきだったのに、
あの人たちは、それをしようとしないじゃないか。」
「だから、あんな命令をしたの?生きようとしている人たちに!
あなたのことが恐ろしくなってきたわ。今まであなたのことわかっていたつもりだったけど、
どうやら、何か誤解していたようね。」
「そんなふうに言わないでくれ。余計辛くなる。
君はわかってくれると思っていたんだ。」
「こんなことを理解してもらおうなんて期待しちゃだめでしょう。
イ代表、今日の理事会の準備をしなくちゃいけません。それが私の仕事ですから。
でも正直、あなたを祝うことはできません。
ですから、私にそんなことを期待しないでください。」
病院からの帰りの車の中、スンジョン、そしてテソク、チョ博士の言葉を思い出すミノ…。
突然彼は、ウシクに車を回せと指示を。
「何を言っているんです?会長が待っているのに、どこへ行くんですか?」
ヘルミア本社…、理事会に向かうジュニたちの前に、ミノが現われる。
「カン理事、ここへ何をしに…?」
「今日は理事会でしょう、私も投票しなくちゃ…。」
「ゴールドの会長と食事の約束があると聞きましたが。」
「その約束ならすっぽかしましたよ。」
「一体何をしようとしているんですか?」とジュニ。
「何をするか…、行って見てみましょう。」
こうして理事会がスタート、記録をとるスンジョンたち…。
単独候補ということで、ジュニに挨拶を促すユン理事。
ジュニは簡単に挨拶を…、ユン理事は会議を進めていく。
「他に候補者はいませんか?他にはいないようですので…。」
そのとき、「ちょっとお待ちください。」とミノが。
「もう一人、候補者が…。私も立候補します。」
「ちょっとよく聞こえませんでしたが…。」と言うユン理事に、
「なぜです?私がしちゃいけない理由でもありますか?」
「ちょっと、カン理事!」と声を上げるジュニ。
「なぜです?怖いんですか?負けるかもしれないと…。」
「まさか…。あなたの意図がわからないからです。」
「私の意図が何か…、私はこの会社を救います。」
「それはおめでとう。とうとうおかしくなったようだ。」
「私も自分がおかしくなったと思ってるさ。
昨日中部工場で起きたことを見て本当に腹が立って…。」
「やってみましょう。ただ渡り鳥のような理事を誰が支持するでしょうか。」
「誰がここで投票すると言った?」とジュニに紙飛行機を投げつけるミノ。
「株主案件の提案書だ。議題は代表取締役選任…。」
「まさか…。」
「ビンゴ!銀行の担保になっていた叔父の株を、全部買い入れた。
言い換えれば、私がこの会社の最大株主ということだ。」
「おい、カン理事。なぜそんなことをしたんだ?
もしこの会社が倒産すれば、その株は無駄になるんだぞ。」とユン理事。
「それでも、まだ倒産してないだろう…。
お前と私、どちらが席を得られるか、やってみよう。」
「こんなことする理由は何なんだ?」
「生きるのに中間はないんだ。そして、生きていればすべてを手に入れられる。
誰が何と言おうと、私は会社を救う。」
会議室を出てきたジュニは、「なぜ考えが変わったんだ?」とミノに。
「お前のおかげで、昨日はっきりとわかったんだ。
自分の力で守るものがあることを…。この会社とキム・スンジョンだ。」
「何を企んでいるんだ?」
「行って考えろよ。私はその二つをお前に渡すつもりはない。
だからしっかり食っとけよ。これからずっと闘わなきゃならないから。」
自分の部屋に戻り、大きく肩で息をするミノ…、そこにスンジョンが。
「理事…。」
「何も言うな。」
「本当にありがとうございました。」
「全部おまえのせいだ。お前といると事がややこしくなると言っただろう。
どうする?もう僕の人生は狂ってしまった。正直怖い。
これからやっていかなきゃならないことが怖いんだ。」
「私言ったじゃありませんか。守りますって。私がお助けしますから。
お父様のようにいい代表になれるまで、私が横で応援し、お助けします。」
スンジョンを抱きしめるミノ、その瞬間彼の心臓の鼓動が早くなる。
「急に心臓が痛みだした。しばらくこうさせてくれ。
寄りかかったついでに、ちょっとだけ撫でてくれるか?」
部屋に戻り、怒りを爆発させるジュニ…。
「すぐハン本部長に電話して、約束を取ってください。」
「とにかく、落ち着いてください。」とユン理事。
「これが落ち着いていられますか?この状況がわからないのですか?
理事への復讐を願ってきたあのジェームズ・カンが…。
あいつが代表になろうとしているんです。
自分の仕事を続けたいなら、今すぐ動いてください、今すぐ!」
スンジョンを家まで送るミノ…。
「3日間休め。私を助けると言ったんだから、コンディションを良くしておかなきゃ。」
「でも…。」
「命令だ。休め。」
「わかりました。」
「それと、悪かった、怪我させて…。」
ミノは、家でウシクと話を…。
「私にまでビジネスチケットを取ってくださって…。いい旅ができそうです。
行く前に、理由を聞かせてください。一体何が理事にあんなことを…?」
「私の心臓、そしてキム・スンジョン…。
前は、他人を選ぶのが恐ろしかったが、今は少し勇気が出せそうな気がするんだ。」
「狂ってる、狂ってる…。完全にトライだ。」
「悪いな。」
「悪いと謝るようなこと、すべきじゃなかったんですよ。」
ウシクのビジネスチケットを破り捨てるミノ…。
「えぇ、理事のそばにいますよ。」
「そうしてくれるか?」
「どうせチケットを破いてしまったんですから、他の人のように生きてみましょう。」
「他の人みたいに…?」
「友達を作ったり、スンジョンさんと付き合うべきだと言ってるんですよ。」
「仕事の時間も足りないのに、恋愛する時間があると思うか?」
「間違ってます!恋愛する時間もないのに、働く時間があるんですか?」
人類の究極の目的は、愛する人に出会い幸せに生きること…、
私はそう考えています。」
「だが…。」
「何がだがですか。もう同じチームにいるのに、愛さない理由はないじゃありませんか。
でも、なぜ私のチケットを破いたんですか?返すこともできたのに…。」
ウシクの言葉を思い出し、嬉しそうにベッドに入るミノ…。
自宅に戻り、大きなスンジョンの写真を見つめるジュニ…。
そこに電話が…、それは父からだった。
「話は聞いた。大丈夫か?」
「大丈夫です。正式な指名がちょっと遅れるだけで…。
1ヶ月以内に、代表任命が終わります。あまり心配しないでください。」
「気持ちが重くなっているだろうと心配だっただけだ。大丈夫ならいいんだ。」
電話を切った父親は着替えを始めるが、手にした衣服の間から携帯電話が…。
それは、父親がドンウクの死体のそばから拾ってきたものだった。
そのときのことを思い出し、頭を抱える父親…。
翌朝、テソクからの電話に出るスンジョン…。
「身体の方はどうだ?」
「もうめまいもありませんし…。心配かけてごめんなさい。」
「今日が最後の休暇だろ?工場へ来い。あの日、カバンを失くしただろ。」
「見つけてくれたんですか?」
「そうだ。早く来い。もう1万財布から取ったぞ。」
「もっと取って構いませんよ。私もお話することがあったんです。」
ブーケを手に、ウシクと出かけるミノ…。
「いろいろあるのに、どうしてキャンディブーケなんですか?」
「何が悪いんだ。一番好きなものをあげるんだ。」
「スンジョンさんが好きなものじゃないでしょう。
どうして、あなたの好きなものをあげるんですか?殴られたいんですか?
付き合ったことがないからわからないでしょうが、私は恋愛の魔術師なんです。」
「今日は彼女の休暇最後の日だから、邪魔するなよ。」
車に乗り込むミノ、そのとき電話に出ていたウシクが慌ててミノのところへ。
「見つかったんですよ!心臓の持ち主が…。その家族が見つかったんです。」
ウシクの声…。
「イチョンの人間だそうで、名前はマ・テソク…。
彼の息子さんの心臓が理事に移植されたようです。
絶対に理事の正体を明かしちゃいけませんよ。
彼らに会っても、知らないふりをするんです。注意しなきゃいけません。」
マ・テソクの家に着き、ミノがチャイムに手を伸ばしたとき、そこにスンジョンが…。
「理事!ここにどうして…?」
「君がなぜ…。」と言いかけたミノは、彼女の隣のテソクに目を止める。
「私の家で何をしているんですか?」とテソク。
「私の家…?」
「はい、そうです。ここは私の家です。」
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