「kindle paperwhite(キンドルペーパーホワイト)」を使いはじめて、はや数ヶ月。「Kindle」の電子書籍を読む量が格段に増えました。
外出時のアイテムとしても、ずっと使っていたタブレット端末の「iPad」は持ち歩かなくなり、いまではその代わりに「kindle paperwhite」を持ち歩くようになっています。
タブレットという大きな画面を本(とくにマンガ)を読む以外の用途に、あまり使っていなかっただけとも言えますが…
しかし、今では愛用している、そんな「kindle paperwhite」ですが、自分も「購入前」には、「どんな使いごこちなんだろう?スマホで十分だったりしないかな?」と、疑問だらけで…、失敗しないようにと、ネットでいろいろと情報収集をしていました。
いまになって思い返してみると「このレビューはほんとその通りで先に読んでてよかった」と思うものが多く、レビューを残してくれていた方々には感謝しています。
ただ、「購入前」と「購入後」では、けっこう印象が違うところもあったんですよね。
レビューで期待していた部分が、「購入後」に使いはじめてみると「実際はそんなじゃなかった」ということもいくつかありました。
そんなわけで、今回はその経験をもとに、「購入後のいまだから分かる、口コミの真偽」と題して、
「購入前」にレビューなどを見ていたときの印象と、「購入後」に実際に端末をさわってみて分かった感想、を比較検証していきたいと思います。
もちろん、感想は人それぞれ、使用環境などでも変わってくるので、「このレビューは嘘だ」などと言うつもりはありません。「自分にとってはこうでした」という体験レポートとして書かせていただきたいと思っています。
ここからは、少しでも分かりやすくするために、Kindle端末の購入を検討中の「機械が苦手なネコくん」というキャラクターにも登場してもらって、一緒に紹介していきます。
キンドルペーパーホワイト買うぞー。超本読むぞー。
長い記事になっていますので、下にある目次から、気になる項目を選択してみていただけるといいかなと思います。
- 【「購入前に読んだ口コミ情報」と「購入後の感想」の違い】
- 【Kindle paperwhiteを総合的に考えてみると】
【「購入前に読んだ口コミ情報」と「購入後の感想」の違い】
【Kindle端末自体のスペックについて】
Q.電池がすごい長持ちで充電のことをぜんぜん考えなくていいってホント?
電池が長持ちって話はよく聞くよね。スマホと比べるとどんな感じなのかな?
アマゾンの公式サイトでも紹介されているように、1週間以上、充電しなくても持つというのはホントでした。
スマホだと普通に使っている人でも、1日に1回以上は充電しないといけないと思うのですが、キンドルペーパーホワイトを使っていて、充電を気にしたことはまったくないですね。
Q.見開き表示の設定ができるから、漫画の見開きページも雑誌や単行本と同じように楽しめる?
漫画を読むことが多いから、見開きページも紙と同じようにちゃんとみれるといいなぁ。でも、電子書籍でも見開きの設定できるんだよね?
できます。ただ、設定変更にひと手間いるので、いつもは大きく表示して、つながってるページだけ見開き表示にしようと思うと、少しめんどくさいですね。見開き設定は、下記のような流れになっています。
①上の方をタッチして「Aa」のアイコンを選択(慣れてないと分からない位置な気がします…)
②すると、「表示設定」メニューの一番下に、横向きと縦向きの端末イラストがでてくるので、横向きを選択
ただ、見開き表示でもスマホと同じくらいの画面サイズはあるので、サイズにそれほどこだわりがないのであれば、常に見開き表示にしてもよいかもしれません。
下の画像は、左がiPhone5で、右がkindle paperwhiteです。キャラクターの身長で見比べていただけると分かりやすいのですが、kindle paperwhiteの方が少し大きいくらいですよね。
※参考表示画面は「弱虫ペダル 31 (少年チャンピオン・コミックス)」
Q.電子ペーパーだから目が疲れにくいんだよね?
電子ペーパーってやつで、文字が表示されてるから、目が疲れないんでしょ?
はい、スマホやタブレット端末のように、画面自体が発光しているわけではないので、目に対する負担が格段に減っています。
明るいときに普通に読んでいる分には気づきにくいですが、夜になって、寝床で本を読もうとするときなんかはぜんぜん違いますね。暗いところでスマホをつけたときに感じるまぶしさを感じません。
※amazon公式サイトより引用
Q.明るいところでも光が反射しにくいんだよね?
まぶしい太陽の下とかでも、光が反射しないから普通に文字が読めるって聞いたよ。
下の画像はアマゾン公式サイトからの引用ですが、実際このように、明るいところでもkindle paperwhiteは光の照り返しがないので、見やすいです。電車やバスなどで外から光が入ってきても、問題なく読むことができます。
※amazon公式サイトより引用
Q.バックライトがあるから、暗いところでも読めるんだよね?
紙の本と違って、暗いところでも読むことができるんでしょ?
バックライト機能が周りの明るさに応じて、自動で画面の光を調整してくれるので、暗いところでも快適に読むことができます。
ただし、一番安いKindle端末にはバックライト機能が付いていないので、端末購入時には注意してください。
端末の選び方はこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にされてください。
www.kiyoichi-t.com
Q.文字が大きく表示できるから、年配の方や視力が低いひとにも読みやすい?
文字は大きくすることもできるから、お年寄りの方にも電子書籍はいいって話を聞いたことがあるんだけどホント?
ホントです。文字サイズの設定を変更することで、下の画像くらいまで文字を大きくすることができます。電子書籍ならではの機能ですね。
Kindle paperwhiteの最大表示と文庫本を並べると、こんな感じになります。少し薄暗い場所で撮影してしまったのですが、文字のくっきり加減などもKindleの方が読みやすいのが分かりますよね。
※参考表示画面は「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」と「夜を乗り越える(小学館よしもと新書)」
ただ、ひとつ勘違いしないようにしたいのが、サイズの変更ができるのは、文字データの書籍だけで、漫画や雑誌などはできないということです。
しかしながら、それもデジタルデータということで、見えづらい部分を拡大表示することができるので、紙の本よりは読みやすいんじゃないかなと思います。
漫画の一部を拡大表示してみると、こんな感じになります。ここまで拡大しても画質が荒れることもありません。
※参考表示画面は「All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)」
Q.ページをめくるときに画面がグシャっと崩れるってきいたけど、やっぱり気になる?
スマホやタブレット端末と違って、キンドルペーパーホワイトはページをめくる時に画面がグシャっと崩れるから、それが気になるって人のレビューを見たんだけど、やっぱ使ってる人は我慢してるのかな?
電子ペーパーだからこその表示のされ方なので、最初見た時には驚くかもしれません。ただ、それほど気にならないかと思います。
読むの自体は切り替えが終わった後なので「映画」でいうところの画質問題とは違って「読書」自体には影響はないですし、ソフトウェアのバージョンアップが入るたびに切り替え速度も上がっているので、昔のKindle端末を見て、マイナスな印象を持っていた方も、最新のものを見ると印象変わるかもしれません。下に掲載されていただいた動画はすごく分かりやすいですよ。
Q.片手で持って読めるくらい軽いってホント?
電車とかで片手で読めるくらい軽いって聞いたけど、実際はどうなのかな?
持ってみると思った以上に軽いことに驚くかと思います。調べてみると、ちょうど新書と同じくらいの重さでした。
ただ、カバーなどをつけると、そのぶんグッと重くなってしまうので、そこはどういう使い方をしたいかにあわせて、考えた方がよいかと。個人的にはカバーはいらないんじゃないかなと思います。
Kindleのカバーについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、あわせて参考にされてください。
www.kiyoichi-t.com
Q.処理速度が遅くて、本の購入が難しいって聞いたんだけど、大丈夫…?
スマホやタブレット端末よりも動作が重いから、本が買いにくいって聞いたけど、大丈夫かな…?
まったく問題ないと思います。数年前までは、端末自体の処理が重かったり、購入の流れが分かりづらかったりと、キンドル専用端末で本の購入をするのは難しかったりもしたのかもしれませんが、いまではけっこうサクサク購入できるようになってます。下が購入の流れです。
①上にあるメニューの「ストア」をタッチしてKindleストアを表示。「おすすめ」や「新着」が一番に出てきます。
ストアページをそのまま下にスライドさせていけば、「コミック」や「各種カテゴリ」など、それぞれのおすすめ本も見ることができますよ。
③気になった本をタッチすれば、こちらのようにその本のページに飛びます。ちょうど、ブロガー「ちきりん」さんの新刊「自分の時間を取り戻そう」が予約開始していたので、手がそのまま当然のように「予約注文」ボタンをタッチ。
④購入が完了すると、このような表示に。amazonにクレジットカードを登録していれば、ここまで2、3回のタッチで終わってしまいます。(逆にポンポン買ってしまわないかと、怖くなってしまうほどの簡単さですよね…)
ちなみに、amazonの本読み放題サービス「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」に登録されている本は、このように「Kindle Unlimited」のロゴがつくので、これも分かりやすくていいポイントだなと思いました。
「Kindle Unlimited」については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、気になった方は、こちらもぜひ参考にされてください。
www.kiyoichi-t.com
【Kindle端末の使いごこちについて】
Q.保存しておきたい言葉や文章を蛍光マーカーみたいに印をつけておけるんだよね?
紙の本に蛍光マーカーを引くみたいに、しるしを付けておけるってきいたけど、それって簡単にできるの?
簡単にできますよ。文章にマーカーを付けるだけでなく、ページごとに付箋をはさむような感じで、しるしを付けていく機能もあるのですが、慣れない人にはこちらの方が簡単に使えるかもしれません。
この実際の流れも下に画像で紹介しておきますね。
まずはハイライト機能です。保存しておきたい文章を長押ししながらなぞっていくと、このように黒いマーカーがつきます。
※参考表示画面は「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」
次にページごとの「しおり機能」ですが、こちらは上の方をタッチすると出てくるメニューの中にボタンがあります。ここをタッチするだけでページが保存されます。
保存されたページはこのように一括で管理されていて、そのページ位置をタッチすると、一瞬でそのページを表示することができます。
※参考表示画面は「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ」
ちなみに、「ハイライト機能」でつけた文章などは、WEB上で「amazonのハイライト一覧」というページから、自分のものをまるっと全部見ることができるので、これもけっこう便利です。
ページはこんな感じ。
自分も書評の引用をする際などに活用しています。英語サイト側の機能なので、日本語対応があまりされていないのが難点ですが、ハイライトをつけた文は当然、日本語なら日本語でそのまま表示されるので気にせず使えるかと思います。
Q.端末上で本を探すのが難しくて、種類ごとに分けた「コレクション」フォルダ作りが必須?
読書家の人がキンドル端末は本を探すのがめんどくさいって言ってたけど、やっぱりそうなのかな?本の種類ごとにフォルダで分けてるって人もいるみたいだけど…
自分の蔵書のライブラリを開いて、一度に表示できるのは6冊なので、よく本を読む人で、積ん読が多い人などは確かに探しづらかったりするのかもしれません。
ただ、自分はまったく気にならないです。いま読んでる本や購入したばかりの本は一番前に出てくるようになっていますし、電子書籍ならではの「検索機能」もあるので、不便に感じることはないですね。
ちなみに、本のフォルダ作成は、Kindleでは「コレクション機能」といって、下記のような流れで登録したり、表示することができます。
①本を長押しして、一番上の「コレクションに追加」を選択。これでコレクションに本が登録されます。
②コレクションは、蔵書ライブラリから表示を変えて見ることができます。まずは右上をタッチ。
③いまは「すべてのアイテム」の表示になっているので、一番下の「コレクション」をタッチ。
④すると、作成した「コレクション」がすべて表示されます。自分はこんな感じで、何度も読み返したい本などをまとめています。(「次に読む本」のフォルダなどは積ん読本の倉庫になっちゃってますが…)
⑤表示したい「コレクション」を選択すれば、そこに登録された本がまとめて表示されます。
絶対に使わなくちゃいけない機能ではありませんが、大好きな本など、「いますぐ読むわけではなけれど、読みたくなったらすぐ読めるようにしておきたい本」をまとめておくといった使い方をすると、「自分の本棚」感が増して、愛着が出てくるので、より楽しく読書ができるんじゃないかなと思います。
Q.分からない単語を検索できる辞書機能があるって聞いたけど便利?
分からない言葉とかがあっても、辞書機能で調べられるんだよね?簡単に使えるのかな?
簡単に使えますよ。とくに英語だとやっぱり分からない単語も多かったりするので、これがぱっと調べられるのは便利です。これも使い方を画像で紹介しておきますね。
①たとえばこの英語の本だったら、分からない単語を長押しすると…
※参考表示画面は「Holes」
もちろん、日本語の単語も同様に調べることができます。
※参考表示画面は「プロフェッショナル イングリッシュ―世界に通じる英語力」
Wi-Fiでネット回線がつながっていれば、e="background-image: url('https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kiyoichi_t/20150705/20150705162418.png');">
自分の蔵書のライブラリを開いて、一度に表示できるのは6冊なので、よく本を読む人で、積ん読が多い人などは確かに探しづらかったりするのかもしれません。
ただ、自分はまったく気にならないです。いま読んでる本や購入したばかりの本は一番前に出てくるようになっていますし、電子書籍ならではの「検索機能」もあるので、不便に感じることはないですね。
ちなみに、本のフォルダ作成は、Kindleでは「コレクション機能」といって、下記のような流れで登録したり、表示することができます。
①本を長押しして、一番上の「コレクションに追加」を選択。これでコレクションに本が登録されます。
②コレクションは、蔵書ライブラリから表示を変えて見ることができます。まずは右上をタッチ。
③いまは「すべてのアイテム」の表示になっているので、一番下の「コレクション」をタッチ。
④すると、作成した「コレクション」がすべて表示されます。自分はこんな感じで、何度も読み返したい本などをまとめています。(「次に読む本」のフォルダなどは積ん読本の倉庫になっちゃってますが…)
⑤表示したい「コレクション」を選択すれば、そこに登録された本がまとめて表示されます。
絶対に使わなくちゃいけない機能ではありませんが、大好きな本など、「いますぐ読むわけではなけれど、読みたくなったらすぐ読めるようにしておきたい本」をまとめておくといった使い方をすると、「自分の本棚」感が増して、愛着が出てくるので、より楽しく読書ができるんじゃないかなと思います。
Q.分からない単語を検索できる辞書機能があるって聞いたけど便利?
分からない言葉とかがあっても、辞書機能で調べられるんだよね?簡単に使えるのかな?
簡単に使えますよ。とくに英語だとやっぱり分からない単語も多かったりするので、これがぱっと調べられるのは便利です。これも使い方を画像で紹介しておきますね。
①たとえばこの英語の本だったら、分からない単語を長押しすると…
※参考表示画面は「Holes」
もちろん、日本語の単語も同様に調べることができます。
※参考表示画面は「プロフェッショナル イングリッシュ―世界に通じる英語力」
Wi-Fiでネット回線がつながっていれば、e="font-size: 70%">【サイト管理人のきよいち】
自分の蔵書のライブラリを開いて、一度に表示できるのは6冊なので、よく本を読む人で、積ん読が多い人などは確かに探しづらかったりするのかもしれません。
ただ、自分はまったく気にならないです。いま読んでる本や購入したばかりの本は一番前に出てくるようになっていますし、電子書籍ならではの「検索機能」もあるので、不便に感じることはないですね。
ちなみに、本のフォルダ作成は、Kindleでは「コレクション機能」といって、下記のような流れで登録したり、表示することができます。
①本を長押しして、一番上の「コレクションに追加」を選択。これでコレクションに本が登録されます。
②コレクションは、蔵書ライブラリから表示を変えて見ることができます。まずは右上をタッチ。
③いまは「すべてのアイテム」の表示になっているので、一番下の「コレクション」をタッチ。
④すると、作成した「コレクション」がすべて表示されます。自分はこんな感じで、何度も読み返したい本などをまとめています。(「次に読む本」のフォルダなどは積ん読本の倉庫になっちゃってますが…)
⑤表示したい「コレクション」を選択すれば、そこに登録された本がまとめて表示されます。
絶対に使わなくちゃいけない機能ではありませんが、大好きな本など、「いますぐ読むわけではなけれど、読みたくなったらすぐ読めるようにしておきたい本」をまとめておくといった使い方をすると、「自分の本棚」感が増して、愛着が出てくるので、より楽しく読書ができるんじゃないかなと思います。