ザータリ難民キャンプの子供たち(C)Kei Sato
水衛生問題の解決。 ~水や衛生を安全に管理して、難民の人びとの生きる根幹を守る~
【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】2011年3月以来、ヨルダンは人口の10%にも及ぶ、約62万人※のシリア難民を受け入れています。JENが活動するザータリ難民キャンプには、現在約8万人※の人びとが暮らしています。ヨルダンは、世界で最も水が不足している国の1つで、難民の流入による人口の急増によって、水問題が一層深刻になっています。難民キャンプでもこの問題は深刻で、中長期的な視野にたった持続可能な供給方法の確立が急務です。現在、難民キャンプでは、大型トラックが毎日、何百基もの給水タンクに水を補充しています。国際基準に照らし、1人当たり1日35リットルの換算で水を供給していますが、人びとは、この限られた量の水に満足していません(日本人が一日に使う水の量は、300リットルとも言われています)。特に夏になると、給水タンクに水が補充されても、30分も経たないうちに空になってしまいます。現在の給水システムでは、住民へ公平に水が行き渡らない状況が生まれています。また、住民は、仮設住宅の外に小さな穴を掘って排水するか、そのまま垂れ流しています。地域によっては水はけが悪く、雨季には洪水に見舞われる事もあり、その度に汚水や排水がキャンプ中に広がってしまい、感染症を引き起こす原因となっています。【解決する方法】JENをはじめ支援団体はキャンプに上下水道インフラを整備する計画を進めています。各家庭の仮設住宅に直接水道を引く事と、下水道を建設する予定です。新設される上下水道は何千戸もの仮設住宅に適合させ、長期間に渡って使用することを前提としています。その為、全ての工事が完了するには、約8~14か月かかる見込みです。また、完成後も水の供給量は1人あたり1日35リットルに限定するため、水道の使用時間を制限し、供給量をモニタリングする取り組みを行うことも計画しています。【プロジェクトのもたらす長期的成果】 生活における利便性が向上するというメリットは明白ですが、難民の人びとにとってはそれ以外にもたくさんの意味があります。1.水を汲みに行く手間がなくなる2.運用コストがシステムの保守点検のみとなり、トラックによる配水より低コストで運用できる。そのため、支援団体の規模縮小後も持続的に活用できる3.大型排水トラックが通らないため、特に狭い路地に住む住民の安全性が増す4.トラックの走行による騒音がなくなる5.生活用水が路面に露出しないため、衛生環境が改善される (病気、悪臭の予防、景観の向上)【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】キャンプ設立から3年が経過しシリア情勢の安定がまだ見えない状況では、中長期的な視野が必要不可欠で、このインフラの整備もその1つです。そして、このような大きなプロジェクトには、計画・技術・資金面で多大なリソースが必要になってきます。各所と連携し、サポートを仰ぎながら、少しでもシリア難民の生活状況が改善されるよう全力で支援活動を行っています。【プロジェクト担当者からメッセージ】日本で生活をしていると、水の大切さを感じにくいかと思います。蛇口をひねっても水が出て来ない生活を想像してみてください。飲水・料理・手洗い・トイレ・お風呂、どれも満足にできません。不衛生な環境で体調を崩し、学校や仕事にも行けなくなるかもしれません。JENでは、「生きる」ためにまず最初に取り組むべき、水・衛生環境の整備に取り組んでいます。
(最低寄付受付金額は1,000円です。)
※継続寄付を希望される場合は、『寄付回数』で「毎月」「6ヶ月ごと」「毎年」のいずれかをお選びください。(クレジットカードのみ)
※継続寄付は、今回が初回決済となりますので、二回目以降の決済月をご指定下さい。
プロジェクトタイプとは?
メルマガ登録 | お問い合わせ | サイトマップ | FAQ | 特定商取引法に基づく表記 | プライバシーポリシー | セキュリティについて
Copyright © Public Resource Foundation. All Rights Reserved.