現在、多くの発展途上国で経済成長に伴い深刻な公害が発生し、多くの住民が被害に苦しんでいます。一方で、かつては深刻な被害を出した日本の公害は、住民運動の成果・国の法律策定・企業の取り組みなどによって、かなりの改善が達成されました。日本の公害に関する経験を海外に情報発信し、その知見を海外の方にいかしてもらうことにより、海外の公害問題の解決にも貢献することができます。
あおぞら財団は、大阪市西淀川区での工場排煙と自動車排ガスによる複合大気汚染公害訴訟の和解をうけて、環境再生に取り組むことを目的に設立されました。設立以来、西淀川公害訴訟に記録を当時の原資料を収集・整理したり、各種環境に関する教材や書籍、論文、提言書を刊行してまいりました。公害問題の解決、被害者の救済、公害の予防などに関する日本語の資料や映像は多くありますが、外国語への翻訳がまだ一部分しかできていません。海外の方に活用していただくためには、もっとたくさんの資料を翻訳する必要があります。特に、裁判に関わる資料は翻訳できていませんが、海外の研究者・環境NGOからは翻訳が強く待ち望まれています。
環境問題が国境を越えて課題となる現在において、日本の公害の経験を海外に伝えることの重要性を痛感しています。資料の翻訳には莫大な費用とマンパワーが必要です。日本の経験を海外に伝える事は、地球レベルでの公害防止につながります。ご協力よろしくお願い致します。
今年度のプロジェクト予算額 : 1,000,000円