冬季の練習にもおすすめ!
ロングティーで遠くに飛ばすコツをつかもう!
〇バッティング強化にはロングティーがおすすめ!
バッティングの基礎練習としては以前素振りやシャトル打ちを紹介しました。
今回は「ロングティー」に注目したいと思います。
みなさんロングティーは練習に取り入れていますか。
ロングティーは遠くに飛ばす力、下半身の使い方を身に着けるにはとても良い練習です。
平沢選手のロングティーバッティングにカメラが接近【広報カメラ】
☆ロングティーの注意点
ただし、注意しなくてはいけない点がいくつかあります。
①やり方を考えないと効率の悪い練習になってしまう。
②複合バットを使うと下半身を使わなくてもボールが飛んでしまう。
③あまりに多い数をやってしまうと野球腰になってしまう危険がある。
④疲れる練習なので集中力が切れやすい。
以上の注意点を考慮した上で練習メニューに組み込む必要があります。
そこでおすすめなのが、グループ練習に組み込む方法です。
グループ練習は以下を参考にしてください。
グループ練習の1メニューという形で行い、守備をつけずに自分たちで集める、ダッシュで集めることまでを練習にしてしまうといいと思います。
そうすることで①で問題にした効率は上がります。
複合バットは使用せずに、できれば木製バット、無ければ金属バットで行うと良いです。
複合バットは痛みやすいので練習ではできるだけボールを打たないほうが長持ちします。
下半身を使って遠くに飛ばす感覚を身に着けて欲しいので足を広げた状態でステップをせずに行うのもおすすめです。
また、以前紹介した宮川理論の逆手を用いて大きなフォロースルーで行うのも良いと思います。
野球腰の危険のある練習でもあるので、球数は多くても一日に30~50球程度に留めておいた方が良いと思います。
また、斜めからトスを上げるロングティーが主流ですが、ネットを利用して正面から上げたほうがより実践に近づきます。
上の動画では斜めからトスしていますが、ぜひ正面からトスを上げるやり方で取り組んでみてください(正面からトスの動画が見つかりませんでした)。
最後に、最後まで集中して取り組むコツです。
疲れて最後の方は手打ちになってしまい、フルスイングできない場合が多いのですが、それの対策として「ネットを置くこと」が上げられます。
60メートル程度(がんばれば超える距離)のところにネットを並べ、超えたらホームランとします。
そのホームラン数を数えさせ、チーム内で競争という形にすると最後の一球まで集中して取り組むようになります。
ネットが10枚ほど必要になるので、そんなにネットがないという場合はラインを引くといいと思います。
ネットだとボールを集めるのも楽になるのでネットの方がおすすめではあります。
また、使える場所が狭い場合はソフトボールで行うとあまり飛ばないのでいいと思います。
ただ、その場合、意外とソフトボールは高いので、下のような検定落ちのものを購入するのがおすすめです。
ソフトボールで試合をするわけではないので。
以上、ロングティーについてまとめました。
放っておくとスイングを崩す子も出てくるので、指導者はしっかりとフォームを見てあげてください。
その際のチェックリストはこちらから。
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