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 26日午前1時40分ごろ、福岡市博多区のJR博多駅前で、陥没事故の現場を埋め戻した復旧地点周辺の道路の路面が沈下している、と工事関係者から110番通報があった。福岡県警は午前1時45分から周辺を交通規制している。

 博多署によると、8日に陥没事故が起きた市道「はかた駅前通り」の現場付近と、さらに博多駅寄りの部分を含む延長50メートル、幅15~20メートルの範囲内で、最大7センチ程度の沈下がみられるという。けが人はおらず、ガス漏れや停電、断水などの情報は入っていないという。

 現場周辺には約200メートルにわたって規制線が張られ、あちこちに警察官が立っていた。規制線の中では、消防署員や警察官、工事関係者とみられる作業服姿の男性らが路面の状況などを確認していた。

 路面を肉眼で見る限り、明らかな沈下は確認できないが、近くのビルで働く店員や、騒ぎを知って現場を訪れた人たちは、不安そうな表情を浮かべていた。

 道路の沈下をツイッターで知ったという男子大学生(21)は「(現場の復旧工事が早く)すぐに通れるようになったのはいいけど、本当に大丈夫だったのか」と心配そうに話した。