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 アニメ映画「この世界の片隅に」が、全国70館程度の小規模公開ながら各地でヒット中だ。主人公すずの声を、俳優のんが好演している。「能年玲奈」から改名して初の大きな仕事。「一生に一度出会えるかどうかの、素晴らしい作品」と語る。

 1944年、広島市から呉に18歳で嫁に来たすずの暮らしと、それを引き裂く戦争を、柔らかなタッチで描く。のん主演のドラマ「あまちゃん」のファンだった片渕須直監督からオファーを受け、こうの史代の原作マンガを読んだ。

 「戦時下って自分とは別次元のまったく違う世界だと感じていて、怖さもあったし戦争ものは目をそむけていたところがあったんですけど、原作は毎日の生活の部分がすごく大切に描かれていて、幸せな気持ちになれた。だからいっそう、戦争の怖さも感じました」

 ほんわかしたしゃべりが、すず…

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