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契約更改を終え真剣な表情で会見する岩瀬=中日ドラゴンズ屋内練習場で(黒田淳一撮影)

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契約更改を終え真剣な表情で会見する岩瀬=中日ドラゴンズ屋内練習場で(黒田淳一撮影)

 中日・岩瀬仁紀投手(42)が24日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約交渉し、現状維持の5000万円でサインした。球界最年長となる19年目の来季は「白黒はっきりつけたい」と、結果が伴わなければ引退する意向を明言。一時代を築いた鉄腕が、プロ人生を賭して自らと竜の再生に挑む。(金額は推定) 生きざまが、ひと言にこもる。「結果が全ての世界。白黒はっきりつけたいと思う」。更改後の会見で来季について聞かれた岩瀬は、よどみなく言った。それが覚悟。「ある程度1軍で結果が伴ってなければ…」。現役引退の決断を自らで下すことになる。 年々苦しくなった立場。昨季は左肘痛で初めて登板なしに終わり、今季は史上3人目の900登板を達成しながらも状態が上がらず苦しんだ。15試合で防御率6・10、14年ぶりのセーブなし。「本当だったら身を引かないといけない成績」と痛いほど分かっている。 それでも選んだ現役の道。幾多の記録と記憶を刻んできた過去をかなぐり捨ててでも、前に進む。「こだわりを捨てて、もう一度はい上がる。抑えを守らなくちゃということから外れて、攻めるだけです」。絶対的守護神の姿は消え去り、たとえ不格好でも構わない。 託された責務と、もどかしい思いも、42歳の体を突き動かす。自らの下降線とともに、チームは4年連続でBクラスに低迷。黄金期をけん引した左腕には「勝ち方を忘れてしまった」と映る。(11月25日)

 

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