日本人女性と結婚し、日本文化を海外に広めた明治時代の作家小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850~1904年)は、英国が国籍離脱を認めず、日本との「二重国籍」だった可能性が高いとの論文を、愛知学院大の竹下修子教授(家族社会学)が24日までに明らかにした。
八雲は、松江市に住んでいた際に身の回りの世話をしてもらっていたセツと結婚。女性戸主と結婚する「入夫」の形で、1896年に当時の日本国籍に当たる「日本人タルノ分限」を得て日本人となったが、新たな人物像を描く資料として注目されそうだ。
英国、離脱認めず
日本人女性と結婚し、日本文化を海外に広めた明治時代の作家小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850~1904年)は、英国が国籍離脱を認めず、日本との「二重国籍」だった可能性が高いとの論文を、愛知学院大の竹下修子教授(家族社会学)が24日までに明らかにした。
八雲は、松江市に住んでいた際に身の回りの世話をしてもらっていたセツと結婚。女性戸主と結婚する「入夫」の形で、1896年に当時の日本国籍に当たる「日本人タルノ分限」を得て日本人となったが、新たな人物像を描く資料として注目されそうだ。