パリ=青田秀樹
2016年11月25日11時30分
フランス南部モンペリエ近郊にある老人ホームで24日夜、刃物を手にした男が押し入って女性を刺殺した。この老人ホームにはアフリカで布教活動などをしていたキリスト教の神父ら数十人が入居しているという。容疑者は逃走した模様で、動機や人物像は明らかになっていない。
AFP通信などによると、容疑者はマスクで顔を覆い、銃も手にしていた。刺殺された女性は施設の従業員とみられている。平均年齢が70歳を超えているという入居者のけがの有無などは伝えられていないが、犠牲者は今のところ1人だとされる。
通報を受けて駆けつけた治安当局が施設内を捜索したものの、容疑者は見つからなかったという。
フランスでは昨年来テロが続き、非常事態宣言が出された状態が続いている。7月には仏北西部の教会が襲撃され、神父が殺害されるテロもあった。(パリ=青田秀樹)
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朝日新聞国際報道部